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突然ですが、車を買い換えることにしました 新しい車はコレ。 4年落ちの中古車です 別にこの車に強い思い入れがあるとか、三○自動車の車が好きだから というわけでもなく、走行距離の割には安かったからという動機です 今乗っている、きたあかり号は友人に譲ることになりましたが、あまりにも汚いので日曜日に洗車してピカピカにしました エアコンフィルターも簡単に交換できるというので早速チャレンジしましたが、あまりにも汚くてぶっくり エアコンの効きが悪いなぁ~と思っていたんだけど、原因はこれだったようです。 (今さら気づいても遅いけど・・)きたあかり号(ワゴンR)は、ダッシュボードの下にあるので簡単に交換することが出来ました。 他の車も基本的にはグローブボックス周辺の交換しやすい位置にあるようです。 フィルター自体は2,000円前後なので、一度も交換したことがないという方は、チェックした方がいいかも・・・です 第136回直木賞の選評が、今月の「オール讀物」に掲載されています。今回は該当作ナシで気になっていましたが・・・林真理子さんが三崎亜紀さんを猛プッシュ 北方謙三さんは北村薫さんを推していたようです 選考委員各氏の選評はコチラで読めます。 渡辺センセイは、相変わらず辛口ですな・・・
2007.02.27
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大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。 <感想> ★★★★☆本書は第12回日本ホラー小説大賞受賞作です。私自身、ホラー小説はあまり読みませんが、リンク先の方の感想を拝見して手に取りました。 優れたホラー小説の条件はストーリーだけではなく、行間から漂う怖さだと思います。 また、本書のように異界を描くタイプの作品であれば読者を抵抗なく、その世界に導けるかというのも作品の良し悪しを左右する大きなファクターと言えます。 映像であれば、音楽やカット割りを駆使して恐怖を醸し出すことも可能ですが、文章でそれを表現するのは、とてつもない技量が必要とされます。確固たる文体と、本来エンターテイメントが求められるオチ。 本書に収められている二作は、それに加えて、登場人物の悲しみが丁寧に描かれています。 泣けるホラーというのは大げさかもしれませんが、読了後に余韻は決して悪いものではありません。 大賞を受賞した表題作もなかなかですが、個人的には「風の古道」の方が好きです。これは、成長の物語ではない。何も終わりはしないし、変化も、克服もしない。道は交差し、分岐し続ける。 一つを選べば他の風景を見ることは叶わない。私は永遠の迷子のごとく独り歩いている。私だけではない。 誰もが際限のない迷路のただなかにいるのだ。
2007.02.27
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先々週の土日、職場の気の合う仲間と一泊で温泉に行ってきました。温泉と言っても県内なので、正しくは鉱泉ですが・・・泊まったのは、白浜(館山の下の方)にある南国ホテル。幹事役の人は何度か利用したことがあるようですが、このホテルは、なっ!なんと一泊二食付きで6,800円という格安設定。あんまり期待していませんでしたが、露天風呂もあるし、部屋も一泊15,000レベルの部屋でした。 夕食はバイキングで、これだけはそれなりというレベルでしたが、気の合った仲間同士で行くなら問題はありません。 パンフを見たら伊藤園というホテルグループが経営母体のようで、基本的には、どこのホテルも三名以上なら通年で一泊6,800円!接客をしてくれる、オッチャンやオ○さんも愛想が良くてイイ感じでした。 伊豆を中心に関東各地の温泉地にホテルを展開しているようです。 詳細は↓伊藤園ホテルグループ
2007.02.25
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予備校受験のために上京した受験生・孝史は、二月二十六日未明、ホテル火災に見舞われた。間一髪で、時間旅行の能力を持つ男に救助されたが、そこはなんと昭和十一年。雪降りしきる帝都・東京では、いままさに二・二六事件が起きようとしていた―。大胆な着想で挑んだ著者会心の日本SF大賞受賞長篇。<感想> ★★★★★文庫700頁弱ですが、イッキ読みしちゃいました。現代の若者が、昭和11年の2月26日にタイムスリップするという筋立てですが、単なるSFではなくミステリーとしての展開、さらに第二次大戦前夜の歴史小説という要素を複合的に絡めて、読者を選ばないエンターテイメントに仕上がっています。 個人的には、特殊能力を持ちながらも、あたかも強い意志が働いているがごとく流れていく歴史の前には、圧倒的に無力であるタイムトラベラーの虚しさや孤独感が作品に深みを与えているように思えます。 リンク先の方に、とてもせつないお話ですよというコメントをいただきましたが、まさにそんな作品です。 宮部ファンはもちろんですが、そうでない方にもオススメです♪
2007.02.25
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45歳の若さで逝った翻訳家で詩人の四条直美が、娘のために遺した4巻のテープ。そこに語られていたのは、大阪万博のホステスとして働いていた23歳の直美と、外交官として将来を嘱望される理想の恋人・臼井礼との燃えるような恋物語だった。「もし、あのとき、あの人との人生を選んでいたら…」。失われたものはあまりにも大きい。愛のせつなさと歓びが心にしみるラブストーリー。<感想> ★★★★☆本書は、誰しもが胸の奥にしまいこんでいる、過ぎ去ってしまった日々を綴る恋愛小説です。 時代は1992年、45歳で亡くなった女性の回想録という形でストーリーが展開していきます。 回想の中心は女性が23歳のころ、1970年に開催された大阪万博です。 計算をしていただくとお分かりいただけると思いますが、主人公の女性は昭和22年生まれ、いわゆる団塊の世代です。 昨今、文藝作品や映像作品では、この世代をターゲットにものが多く見受けられるようになりましたが、本書が優れているのは、昭和のお蔭参りといわれている大阪万博を舞台にしながらもただのノスタルジーに終わることなく、その時代が背負っていた負を作品の中心に据えている点だと思います。 ケータイやパソコンの情報ツールで熟成させる現代の恋愛。 金銭やモノによって拡張していった私達バブル世代の恋愛。それらと比較すると本書で描かれている恋愛は古典的ですが、各々の感情や想いのみをエネルギーとするそれは、本来普遍である恋愛の本質を突いているようにも思います。 60年代の音楽や風俗が頻繁に登場するので、大阪万博をリアルタイムでご存知の方なら作品を十二分に堪能することが出来ると思いますが、研ぎ澄まされた普遍の恋愛小説をお読みになりたい方であれば、世代を問わず強くオススメします。
2007.02.22
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世界の美しさ、かけがえのなさを不器用ながらも丁寧に伝えてくれる老人や少年、少女。『博士の愛した数式』に連なる、著者の魅力が蒸留されて、結晶した短編集。<感想> ★★★★★小川洋子さんの最新短編集です。この作品集をひとことでいえば、製菓メーカーの自社製品詰め合わせセット。小川洋子さんのエッセンスが全て詰め込まれているお得セットです。観光ガイドをする母親と息子の一日を描く『ガイド』は最近の作風である癒し系。 『缶入りドロップ』も絵本の題材になりそうなイイ作風です。一方で『バタフライ和文タイプ事務所』は本来の小川洋子ワールドを堪能できます。 着地点次第で、どちらにでも持っていける雰囲気を漂わせる『ひよこトラック』『風薫るウィーンの旅六日間』『海』はその中間に位置する作品です。 個人的にはなんといっても『バタフライ和文タイプ事務所』!! ちょっとオトナな中身(汗)ですが、純文学出身の面目躍如と言える作品で思わず唸ってしまいました。 私が選考委員なら、もう一回芥川賞を差し上げているところです(笑) 新旧の小川洋子ファンはもちろん、小川洋子ワールドの入門書としても最適の一冊です。ちなみに和文タイプライターってこんな感じです。 ワープロの登場で絶滅しましたが、小学生時代に学校で見た記憶があります。
2007.02.17
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先週から「サントリー・オールド」のCMが新しくなりました。國村準さん扮する父親が、娘に会いに来るという設定です。仕事はどうだ?と父に問われて「順調だ・・」と嘘をつく娘。そんな娘を心配して会いにきたにも関わらず「出張で・・」と嘘をつく父。互いの嘘に気がつきながら、気づかないふりをして駅で別れる父娘。それぞれをいたわる優しさが伝わってくるCMです。背景に流れているのは、オリジナルソングの「夜がくる」です。この曲は、私がものごころつく前からつかわれているようです。そのせいか、すっかり刷り込まれていて懐かしい気分にさせられます。「サントリー・オールド」のCFで不朽の名作といわれているのは、94年に放映されていた「恋は、遠い日の花火ではない」長塚京三さんと、田中裕子さんで6バージョンあったように記憶していますが、いずれも、最後に「恋は、遠い日の花火ではない」というシブいナレーションが入ります。 個人的には田中裕子さんのお弁当屋さんが一番好きでした。 著作権の関係があるのでリンクを張れませんが、海外の某動画サイトで「課長の背中編」と「電車編」をみつけました。 さらに調べていたら、海外オリジナルCMがありました。そのなかでも、ピカイチは中国語(広東語?)のCF。結婚式前夜だと思われる、父と娘。父が何か言いかけると、それを遮って畳み掛けるように、自分の思いを父に伝える娘。 それを聞いた父は静かに肯き、娘も肯き返します。 当然ながら何を言っているのかさっぱりわかりませんが、気持ちが伝わってくるいいCFです。
2007.02.11
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暑い夏の一日。僕は30歳の誕生日を目前に離婚しようとしていた。愛していながらなぜずれてしまったのか。現代の若者の生活を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を明るく軽やかに描く芥川賞受賞作!他一篇収録。<感想> ★★★★☆ほとんどの方がご存知だと思いますが、本書は第135回芥川賞授賞作です。話題になっていて、多くの方がお読みになっていると思われる本の場合はあらかじめあちこちのブログ書評に目を通してから感想をUPしています。本書に関しては酷評がほとんどでしたが、芥川賞作品の割には読みやすくてツボを押さえた作品というのが個人的な見解です。 134回の授賞作は女性営業職をリアルに描いた作品でしたが、本書の主人公が就いているルートセールス(自販機の補充)の仕事もかなりリアルに描かれているし、時間を経て段々醒めて行くカップルの気持ちの揺れもよく描けていたように思います。 特に二人が最後のデートをするくだりは行間たっぷりです。 30過ぎのフリーターという設定はどうしても角田光代さんの作品とのダブりを禁じえませんが、男性目線で描かれている点、さらに言うなら昨今の売れ筋男性作家に画一性を感じている私としては、それなりのオリジナリティーを感じました。 併録されている『貝からみる風景』も小品ですがキレがあります。 ただ、コストパフォーマンスで言うなら△というところです。 とりあえず読んでみようかなぁ~とお思いの方は、文庫までお待ちになることをオススメします。
2007.02.10
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19歳のオレと39歳のユリ。恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた…美術専門学校の講師・ユリと過ごした日々を、みずみずしく描く、せつなさ100%の恋愛小説。「思わず嫉妬したくなる程の才能」など、選考委員に絶賛された第41回文藝賞受賞作/芥川賞候補作。短篇「虫歯と優しさ」を併録。<感想> ★★★★☆なんつータイトルなんだ!と思いつつ、芥川賞候補にもなったので気になっていた一冊です。 ブック○フの100円コーナーにあったので速攻ゲットしました。さて、本書は20歳年上の女性講師と不倫している19歳の男性が主人公です。タイトルといい不倫関係といい、ドロドロ系をイメージしがちですが、読んでみると拍子抜けするほどあっさりした作品でした。 基本的にはドロドロ好きの私ですが、ここまであっさり書かれるとその潔さに好感が持てます。 サクサクとした文体は好みが分かれると思いますが、ところどころに散りばめられている言葉にドキリとさせられます。大事な人と抱き合って新年を迎えるということは、陳腐なようでいて、実は奇跡だ。・・・・・・・・・・電話なんて温度だ。 言葉は何も伝えて来ない。 ただ、温度だけは伝えられる。本書に関しては、いかにも最近の若い女性が書いた作品・・いう評があちこちで見受けられますが、主人公に次のようなことを言わせています。ユリの世代は、オレの世代よりも安定した時代に青春を過ごした世代なんじゃないだろうか。「甘さ」や「弱さ」が見える。 ぅう・・・(汗)山崎ナオコーラ。 コーラが好きな28歳はタダモノではないかもしれません。本書は映画化されて来年一月公開予定です。ユリ(女性講師)役は、永作ちゃん♪
2007.02.08
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私は体質的にスグのぼせてしまうのでムリですが、 お風呂で 本をお読みなる方って多いですよね でも、ヨレヨレ とか ボッチャン とか・・・常に危険と隣り合わせだったりします。そこで、お風呂用のブックスタンドを「楽天」で探してみました 代表的なのは下の三つです バスタブの幅に合わせて伸び縮みするタイプ お風呂のフタにセットして使うタイプ オランダ製で頑丈そうですが、伸び縮みしません・・
2007.02.06
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先週は仕事が忙しく本が読めませんでしたぁ~昨日(土曜)も仕事だったし、今日(日曜)も近所の公園の掃除が入っていたので、 する時間も 時間も確保できませんでした。 となると、かなりストレスが溜まるので、本能の赴くままに衝動買いをしてきました。 上記二冊はフツーの本屋さんで購入。 以下六冊はブック○フです。 五冊が初めて読む作家さんの作品です。
2007.02.04
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先日、ある方からお問い合わせをいただきましたが、当ブログのサイト名を「ひるあんどんカフェ」から「きたあかりカフェ」に変更しました。かねてより係争中で裁判所の裁定が出たためとか、ひるあんどんが登録商標されていて商標侵害にあたるから・・などではなく、あくまできまぐれというか個人的な事情です。 「不惑!オッサンの書棚」「なにげない日々の暮らしはありがたい」「夢見るオヤジじゃいられない」などをサイト名の候補にしていましたが、気がつかれないように、そっと・・・というコンセプトに基づいて「きたあかりカフェ」に変更しました。まぁ~特に変わることもありませんが、TBさせていただくとサイト名が表記されるので念のためにお知らせいたします。
2007.02.04
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