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2005年04月02日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
4月に入って、1年のうちにわずかな期間しか一般に公開されないお寺が、特別公開されています。いつもなら桜の咲く時期で境内も華やかで美しいのでしょうが、今年はまだ少しひんやりとしてさみしげ。でも椿や桃の花が見頃で、わびさびを感じることができました。

1)法然院
 哲学の道から、山に向かって入っていくわけですが、参道から山門をくぐって伽藍にたどりつくまでのアプローチに静寂で心地よい緊張感が感じられます。この緊張感は、大原の三千院のようですね。「拝観料」を「入山料」と呼ぶところも、山寺に入る感覚を助長します。

 ここは4月と11月の第一週だけ、伽藍の中に入ることができます。本堂の中心には阿弥陀如来が鎮座していますが、その前に25の生花が床に置かれているのが印象的でした。見どころは、本堂の奥にある方丈。狩野光信が描いたという繊細な印象の襖絵を見てから、180度ターンすると庭園が目の前に広がります。庭園は宗教的な世界観の反映であることが多いわけですが、ここは阿弥陀三尊を象徴する石が中央寄りに配置されていました。庭園の奥からわき出る「善気水」は裏千家のお茶会でも使われる名水だそうで、休憩所でその水を使ったほうじ茶を飲むことができました。ほうじ茶の香ばしさが引き立っていたように感じられましたよ。

 ちょうど椿が満開の時期で、「椿の庭」がある法然院を見るには旬な季節でした。観光客が「おおっ」と言うようなドラマティックな感じはありませんが、お寺のもつ静けさや歴史を静かに感じるにはいいのかもしれません。

2)安楽寺
 ここも、開花の時期に合わせて、年に数回公開されているお寺です。入口ではうぐいすがきれいに鳴いて迎えてくれました。この日は桜の開花をあてこんで公開されていましたが、ようやく京都は桜の開花宣言が出たところ、ということで、咲き誇っていたのは梅でした。

 法然院と同じように、安楽寺は「南無阿弥陀仏」の念仏で知られる浄土宗のお寺。ここに来ると、浄土宗の信仰の歴史を知ることができます。ざっくり言うと、鎌倉時代のはじめ、浄土宗の元祖・法然上人の弟子2人のお経を読む声にほれた美人女官(2人)が天皇の寵愛をふりきって出家したために、浄土宗が弾圧され、出家を促した弟子2人が斬首され、法然上人も高松に流罪になってしまいました。安楽寺は、そんな弟子たちの菩提を弔うために建てられた、というわけです。

 本堂には美人女官2人の像がありますが、昔の美人らしく、ふっくらとしています。細木和子によく似ていました。この2人を追いかけて迫害とは、ジェラシーの力はオソロシイ。昔の天皇は権力使い放題だったんですね。今では考えられませんが、これなら一般の人でもワイドショーネタになりますよ。


 安楽寺からさらに南に行くと、霊鑑寺が見えてきます。入口に京都市観光協会が作成した「特別公開」の看板が目に入り、ふらっと入ってみました。ガイドブックにも掲載されていないので、知名度は低いと思いますが、庭には多くの観光客がいました。まさに見頃の椿が約30種類も見られるからであることは、入ってみてすぐにわかりました。みんな写真を撮っていましたので。

 全く知らないお寺でしたが、それでも300年以上前に建てられたもので、明治維新までは皇女が代々尼になるところだったようです。樹齢300年以上という日光椿は、京都市の天然記念物に指定されていますが、この日もきれいに花を咲かせていました。桃の花も満開で、桜が見られない観光客のフラストレーション解消にはもってこいの華やかさでした。

4)白沙村荘





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最終更新日  2005年04月03日 13時18分23秒
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