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2005年06月04日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
町家を内側からライトアップしようというイベント(=都ライト)が行われている、というのを朝刊で読んで、京都に行く用事の帰りに立ち寄りました。内側を覗くこともできて、町家の良さを堪能できました

このイベントが開催されたのは、京都北西部、北野天満宮の東側に伸びる上七軒というお茶屋ストリート。午後7時から9時という非常に短い時間でのイベントの終了前になんとか駆け込みました。突然の雨に見舞われて、観光客が少なかったものの、夜の町家の幻想的な魅力をとらえようと、カメラと三脚を用意して来る人も何人かいました。

ストリートの長さは100メートル程度で、ざっと通過すればあっという間に見終わってしまいます。ところがゆっくり歩いてみると、お香の香りがして、格子戸の影は影絵の背景のように見え、内側にはどんな人が何をしているのかと想像力をかきたてます。芸妓さんのいるお茶屋も何軒かあって、そういうところは白い明かりではなくて赤い明かりが漏れてきます。昔懐かしい加藤茶の「ちょっとだけよ」の原風景とでも言えます。

通り沿いに一軒、去年お茶屋だった町家を修復して、家族3人で暮らすという建築家の家が公開されていました。玄関→屋根から吹き抜けになっている土間を見ることができました。壁は白く塗られ、建具もしっかりとしています。土間にはご主人がいて、少し話を聞くことができました。

修復にあたっては、
・柱や梁は、使えるものは再利用したが、新たに檜を使った部分もあった。
 →檜には墨を塗って、内装にちぐはぐな印象はありませんでした。
・家全体が傾いていたため、骨組から修理した
・建具は修理したものが多かった

・行政の補助金は利用しなかった(すばらしい心意気!)

住み心地はどうかというと、これはなかなか快適だそうで、冬もそんなに寒くなくて、風通しも良いそうです。電球の明かりがなんとも味わい深く(蛍光灯にしたら、雰囲気ぶちこわしですからね)、正時になると古時計の「ボーン、ボーン」と鳴る音が聞こえてきました。懐かしくていいですよ。お茶屋時代の下足入れや、部屋の内側からしか開けられない風通し用の小窓など、ディテールにも味わいがありました。

ということで、短い時間ではありましたが、古き良き日本の町並み、一軒の内側をみて、昔の建築技術の高さや居心地の良さを感じる、よい機会になりました。町家に住んでみたいなあ。





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最終更新日  2005年06月05日 00時47分59秒
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