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2006年07月05日
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カテゴリ: サッカー
ドルトムントからミュンヘンへ、ICE特急でおよそ6時間もかかります。着くとすでにもう夕方。ホテルに荷物を置き、雑用を済ませると、ほどなくスタジアムへ向かいました。

スタジアムは中心街から地下鉄で15分ほどのところにある、アリアンツ・アレーナ。今ドイツで最も強いバイエルン・ミュンヘンのホームスタジアムだけあって、予算をかけてつくられた印象です。東京ドームを平べったくしたようなモコモコとしたフォルムが、青い空に浮かんで美しく見えます。夜にはライトアップでまた違った表情を見せます。今まで見た中で、最もモダンなデザインのかっこいいスタジアムです。さすが芸術と文化の街、ミュンヘンですね。

スタジアムの最寄り駅の前には、ポルトガルに敗退したイングランドのサポーターや、フランスに敗退したブラジルのサポーター、およびその友人らが、準決勝のチケットをさばこうと、点在していました。試合開始直前に購入できたという人に話を聞くと、チケット代は最も高いカテゴリー1の席で、定価400ユーロのところ、最安値で200ユーロで売られていたということです。会場の外で試合開始前の国歌斉唱を聞く段階くらいになると、ダフ屋が焦って安くするそうです。

この日の席は、1階席16列目。ペナルティエリアの横で、選手の表情が肉眼ではっきりとわかるいい席でした。コーナーキックに向かうフィーゴやジダンを近くで見ることができました。ポルトガルの応援席が近くにあります。フランスのファンの方が多いように見えましたが、応援の一体感ではポルトガルが勝っているように見えました。感慨深かったのは、国歌斉唱。ポルトガルのサポーターは一斉にマフラーを頭上に広げ、誇り高く国家を歌います。テンポもよくて、歌い終わると意気が上がります。横で見ていてなぜか涙が出そうになりました。フランスの国歌も同様に気分が高揚します。日本の場合、君が代ではなかなかこういう気分にはなれないですよね。慶應大学みたいに、スポーツの応援歌だけは別、というわけにはいかないのかな?

フィーゴやC.ロナウド、デコといった中盤の攻撃陣がドリブルと華麗なパスワークでつなぎ、堅い守りのセンターバック陣が支える、これがポルトガルの特長です。判官贔屓な立場として、小国・ポルトガルを応援したい気分でしたが、いかんせんFWパウレタの決定力がありません。初戦のゴール以来、ノーゴール。彼が1トップでは、名将スコラリ監督でも難しいでしょう。結局、ブラジルを無得点に抑えたフランスの守備陣が、ポルトガルをシャットアウトするのは、そう難しいことではなかったのかもしれません。決定的なチャンスすらなく、ジダンがPKで決めた1点を、フランスが守りきりました。見ている方としてはスリルに欠けた展開で、ちょっと物足りませんでした。

まあでも、決勝がイタリア対フランスというのは、6年前の欧州選手権と同じカード。このときはフランスが勝ちましたが、今度はどうなるのでしょうか? この準決勝のようにPK1発で、あとは守りきる展開にだけはなってほしくないものです。そう祈りながら、美しいスタジアムを後にしました。





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最終更新日  2006年07月19日 05時12分01秒
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