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2006年10月14日
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カテゴリ: 伝統文化
歴史の教科書では、堺は一大商業都市として安土桃山時代~江戸時代にかけて栄えたとあります。その名残は数多く残っているとは言えなさそうですが、南宗寺にその面影を見ることができました! 

南宗寺は、茶の湯を完成させた武野紹鴎や千利休と関わりが深いとされています。確かに千利休のパトロンは堺の商人でしたから、ここで利休が茶の湯を修行して広めたと考えるのは妥当でしょう。この日は、堺まつりのイベントの一環として、境内の6ヶ所でお茶会が催されました。お茶会の前売り券(2ヶ所分)がローソンで発売されていたのには、少し驚きました。

さてさて、南宗寺へは、阪堺電車という大阪と堺を結ぶ市電に乗っていきます。たった1両で昭和50年代くらいの面影をいまだに残しています。途中、住吉大社の前を通るなど、なかなか味わいのある路線です。最寄駅は、仁徳天皇陵の近くということで「御陵前」。始発の恵比須町からは35分もかかりました。駅を降りても近くに地図や看板はなく、早速どこにあるのか迷う始末。結局、大阪らしいディープな長屋街の裏手に、南宗寺はありました。土塀に瓦がミルフィーユのように埋め込んであるのが特徴的です。

南宗寺は1557年に創建され、1615年の大坂夏の陣で消失。その後、当時の住職、沢庵和尚が現在の場所に再興したのだそうです。大徳寺派のお寺らしく、門を入るとピリッと引き締まった空気が流れます。仏殿や山門、唐門は国の重要文化財に指定されていて、古い松が石畳の脇に並び味わいを深めてくれます。

まず向かったのは、千利休好みという茶室・実相庵に入るべく、方丈に向かいました。ここには古田織部の作とも伝えられる枯山水庭園が広がっています。国の名勝に指定され、大徳寺・大仙院の枯山水の流れを引き継いでいるといわれるだけあって、立派な石組みから石橋を経て白砂に流れ込む形は見事です。この庭を拝見しながら、次の茶席を待つことができました。この日は気温が27度まで上がったせいか、蚊が大活躍。いくつも刺されました。

実相庵は利休好みの二畳台目席と聞いていましたが、お茶席に使われたのは広い部屋でした。1963年に再建されたもので、無粋にも大きな白いクーラーが小壁につけられていました。このへんはちょっとガッカリ。

このほかに、6席(表・裏・武者小路の三千家が2席ずつでした)のうち、天慶院と徳泉庵という二つの塔頭(?)の茶席に行きました。いずれも茶道具が凝っていて、印象に残ったのは、南宗寺の古材を使った茶杓や、表千家11代玄々斎宗匠の「五行棚」、それに名古屋の大樋焼の黒茶碗(この焼物に特徴的な照りがなくて、楽のような渋い感じ)など。和菓子は地元・堺の和菓子屋さんが提供したということですが、いずれも非常においしい練り菓子でした。

堺南宗寺茶会「五行棚」

同時期に、堺で出土された茶道具の展覧会が開かれていましたが、あいにく見に行くことができませんでした。

大阪にいて、江戸時代の文化の香りをかぐことは、本当にまれです。そういう意味では、南宗寺は非常に貴重な場所だと思います。それだけに実相庵の再建にはもう少し工夫をしてほしかった...





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最終更新日  2006年10月22日 22時06分08秒
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