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2007年01月21日
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カテゴリ: 伝統文化
「灯台下暗し」第三弾として、自宅から30分以内で行ける、四天王寺に初めて行きました。「日本最古の官寺」というのが、このお寺のうたい文句。この日は毎月21日に行われる「お大師さん」(フリーマーケット)に、五重塔最上層の特別公開、毎月第三土曜(1月だけ日曜)に行われる「聖徳太子演奏会」など、イベント盛りだくさんでした。

四天王寺夕陽ケ丘駅から徒歩5分ほど、週末とお大師さんが重なったことで、なかなかの賑わいで、沿道には出店が並んでいました。午後3時前に着きましたが、お大師さんで買ったものを持ち帰る人とすれ違うことが多く、縁日に期待が高まります。広い敷地にはびっしりと店が並びます。呉服の古着やアンティークものばかりではなく、食品、屋台、生活用品(たわし専門店もある!)などを売るお店もありました。そのどれもが驚くほど安い! ズボン500円、お好み焼き100円、ぐい飲み50円などなど。京都の東寺よりも道幅が広く、スケールは大きいのではないかと思います。いずれも古い昔から続いた縁日ですが、どこかアナログで昭和の香りをひしひしと感じました。なつかしさを感じたいなら、オススメです。

四天王寺の創建は594年。今から1400年以上も前に聖徳太子が開きました。日本書紀にその経緯が記されてます。物部氏と蘇我氏の合戦の折に、蘇我氏についた聖徳太子が「戦に勝ったら、この地に四天王を安置する寺院をつくりましょう」と誓い、勝った後に建立されたのだそうです。宝物館にはそのことを示す「四天王寺縁起」の書や、聖徳太子の衣服を収納する漆皮箱(しっぴばこ)などが展示されてます。

広い敷地の真ん中に、南から北に向かって4つの大きな建物と、周囲をつなぐ回廊が長く連なる場所があります。この伽藍配置は「四天王寺式」というのだそうです。この日は拝観無料で、しかも特別に五重塔最上層が無料で公開されていました。こんなことは珍しい!と喜び勇んで中に入ると、内側の螺旋状の階段は明らかに鉄でできていて、どう考えても昭和時代につくられたもの。内側の構造を見て「ほほう」と関心することはありませんが、五重塔から見える景色を楽しむことはできます。周囲に高いビルがほとんどないので、遠くまで見渡せました。

最後に午後5時開演の「聖徳太子演奏会」を聴きに行きました、今月は「新年を寿ぐ(ことほぐ)声明」ということで、管長の声明(しょうみょう)を聴くことができました。声明は、日本の音楽のルーツとも言えます。合わせて10曲の声明が唱えられましたが、だらっとしたお経のようなものばかりではありません。テンポの良い曲あり、輪唱あり、錫杖(鈴のような音)を生かした曲あり、曼荼羅の仏様や菩薩の名を一人ずつ唱える曲ありと、バリエーション豊かです。管長の声は年輪を感じさせながらも伸びやかで聴く人の耳を落ち着かせる響きがありました。昔はこの声明の声に惚れた女性もいたでしょう。

このほかにも「極楽浄土の庭」や、味わいのある「六時堂」(重要文化財)など、大伽藍と古い歴史と庭園と、いろいろな要素が詰まったお寺です。でも、縁日に昭和のにおいがしたのが一番印象深かったかな...





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最終更新日  2007年01月23日 23時19分03秒
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