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2007年12月09日
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テーマ: 京都。(6234)
カテゴリ: 伝統文化
コーヒー好きが家でコーヒー豆を挽くように、お抹茶好きがお茶を挽くことはできないものか...と思っていたら、そういうレアな機会が訪れました。場所はお茶の本場、宇治の老舗、中村藤吉本店です。今回は、社員の方にご案内いただいて、特別に体験させていただくことができました。

中村藤吉本店

中村藤吉本店はJR宇治駅から歩いて3分ほどのところにあります。漢数字の十を丸で囲った屋号がピッタリとはまります。

早速、店内の奥座敷に通されると、抹茶挽きの道具(石臼)がありました。地元の「宇治石」でできているそうです。もう今は宇治石が取れないので、新しい石臼がつくられることはありません。もっとも、今は電動で挽いているそうですが...

抹茶挽きの石臼

円形の中心にふわっと碾茶(てんちゃ)を乗せて、反時計回りにゴリゴリと回していきます。碾茶は中心の穴に少しずつ落ちてきて、石臼にすりつぶされ、細かい抹茶になって外側に押し出されてきます。分解してみると、このようになっています。

抹茶挽きの石臼分解

単純な作業ですが、実際にやってみると、これが結構重たいのです。慣れてくるとスムーズに回りますが、それも束の間のことで、二の腕がずしりと重くなってきます。速く回しても粗く挽けてしまうし、遅いと鮮度がなくなってしまいます。しばらくすると、挽きたてのお抹茶の新鮮でさわやかな香りがしてきました。昔のお茶人は、こうやってお抹茶ができあがるまでのプロセスをじっくりと楽しんでいたのかもしれません。

お座敷の隣には、300年前のお茶室があって、そこでお濃茶とお薄をいただくことができました。このときにはすっかり昔にタイムスリップです。苦みが心地よく、背筋がしゃんと伸びます。

眺めの良い平等院支店に場所を移して、スイーツで締めくくり。オススメの「抹茶ぜりい」をいただきました。ゼリーは濃茶をゼラチン化したような感じでちっとも甘くないのですが、粒あんと抹茶アイスの甘みで、口の中で上品に溶け合いました。

抹茶ぜりい





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最終更新日  2007年12月13日 02時18分28秒
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