No Music,No Life

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Kickn

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2006.05.12
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熱を失った風が
部屋の窓から吹きつけてきた
空も既に光を失い
紺色の夜空が広がっていた
「う~ん」
スバルにだまされふてくしていたクリエが目を覚ました
「さむっ!もうこんな時間か…」
クリエはベッドから起きあがると
窓淵に手を置き外を眺めた

街頭で飾られていた
「暗くなっちゃったけど…行くか」
クリエは上着を羽織ると
スバルを起こした
(ん?もう朝?朝ご飯?)
スバルは寝ぼけ眼でクリエに振り向いた
「夜だよ、食事して町を探索しよう」
クリエは身支度をし、スバルにシートを掛け荷物を積んだ
(ん?全部持ってくの?)
「念のためね」
用意が終わるとクリエとスバルは食堂に向かった


一階玄関付近は窓張りになっていて
入り口を入ったところから
赤い絨毯が全体に敷き詰められている
入り口を入り左側には三段の下り階段があり
ソファーとテーブルが並べられていた

幾つも綺麗に並んでいた
そして真ん中を進むとカウンターがあり
そこには下を向いて何かをしている男のロボットが居た

(・・・クリエ~明日にしようよ)
寒空の下スバルがクリエに言った
「明日も明後日も昨日もどうせ同じ環境だよ」
クリエはコートを羽織って言った
そして歩き出した
そこには閑散とした街が在った
建物は一階から三階建てまで有り
建物の入り口には扉が備え付けられていて窓もあった
(へぇぇ、これが夢見たテーマパークなんだねぇ…)
スバルは歩きながら言った
「うん、普通に生活できそうだね。」
クリエもささやいた
しばらく中央通りを歩いていると門が見えてきた
(あ、ここだよ。ボク達が入ってきた門)
クリエが喜ぶように駆けていった
門壁はUの字を逆にしたような形でレンガで作られていた
そして木製の大きな門があった
(うわぁ、改めてみるとすっごく大きいなぁ)
スバルは感心した
「うん、幅3mの縦5mといったところかな」
クリエが門を全体を見回して言った
「確か…研究員達の手によってここが作られたと思うんだけど…すごい大規模な街だね。」
クリエが興味深げに後ろに振り向き街を見回した
「ボク達が宿泊したホテルから約1km、そして部屋から見た感じ円形をしてるはずなんだ」
(じゃぁここは氷山の一角に過ぎないんだね、あの建物の裏が気になる…)
クリエとスバルは顔を合わせニコッとして頷いた。
(よぅし!じゃぁ正反対の場所まで競争しよ~!」
スバルが走ろうとした瞬間、クリエはスバルのしっぽを握った
(いたたたたた!コラー!何するんだよ!?」
ぶち切れんばかりの痛みに涙目でクリエに言った
「ははは、ごめんごめん!念のために。ね?」
クリエはスバルに掛けられているシートの下から長い黒い袋を取り出した
(お、久しぶりに見た♪使うのそれ?)
スバルが聞いた
「念のため・・・ね。」
クリエはそう言うと長い黒い袋の真ん中にあるフックを
クリエの腰のベルトの丁度左側真ん中にある穴に引っかけた
(よぅし!レッツゴー!)
スバルが走り出そうとした瞬間、クリエは再びスバルのしっぽを握った
(!!!!!!ギェェ)
スバルは歯を食いしばった
(バカ!いったい何なんだよ!?)
ブチ切れた
「スバル、これは何のためだと思う?」
クリエは左腰にてをやった
「念のため、ね」
スバルはしぶしぶ理解した
「そんじゃ行こっか」
クリエはスバルの頭を軽く撫で微笑んだ
(・・・うん!)
するとスバルは嬉しそうにクリエに続いた
「フフフ、扱いやすいな」
クリエはボソッと心の中で呟いた





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Last updated  2006.05.12 22:07:49
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