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2004年07月30日
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『スパイダーマン2』は、前作の4倍くらい面白かった。

この映画の肝は、上手なCMにあると思う。

最近の大作映画のCMというのは、3パターンに大別できる。

1.とにかく「全米ナンバーワン大ヒット」を連呼し、見どころや金の掛かったシーンををふんだんに流す。そう、いざ劇場に行ったら、CM以上のシーンが出てこなくなるくらいまで垂れ流す。
例:『デイ・アフター・トゥモロー』

2.観客に、「自分がいかに感動したか」を訴えさせる。
例:『キングアーサー』

3.芸能人が、この映画がいかに感動的かをアップで訴る。
例:『シュレック2』や、その他ディズニーアニメ



その理由とは、「意味がない」から。

大作映画の場合、ヒットの要因はあまりCMに左右されないらしい。

いくらこりに凝ったCMを作ったとしても、まったく勝算が読めないのだそうである。

だいたい、いくら凝ったCMといっても、大作映画より凝ったものはできないわけで、結局はその大作に埋もれてしまうのがオチなのである。

だから、おのずと上記の3パターンになることが多いらしい。

「ちょっと前の大作映画のCMって、もっとインパクトがあったような…」と、思わない人はいまい。

確かにそのとおりで、僕などは子供の頃、『フライトナイト』という映画のCMが怖くてたまらず、CMが放映されるたびにその日1日トイレに行けなくなったほどである。大人になってあれがホラーコメディだと知った時は恥ずかしかった…。あ、しかも大作じゃない!

……しかし、そんな感性をすてさり、大手映画配給会社が方程式でもって導き出した答えが、上記の3パターンなのである。

マチャミとか山咲トヲルとかがどアップで目を輝かせたり、ブサイクなカップルが「感動しました」と話す姿を映すだけというのは、本当に嘆かわしいことだなあ…いや、それ以上にムカつくなあと思う。

ところが、『スパイダーマン2』のCMだけは、この範疇に納まらない。

『スパイダーマン2』のCMは、劇中の強烈なシーンをこれでもかと叩きつけて構成され、最後はマスクを剥がされる瞬間で終わる(初期バージョンはね)。



すべてCMで出し尽くしてしまっているパターン1とはぜんぜん別なのである。

この夏の大作映画の中ではダントツの面白さだった。
僕はこの映画を力強くお勧めする。
なお、未見の人には前作を必ず見てから劇場に向かうことをお勧めする。見ないと面白さは半減するのは確実である。





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最終更新日  2004年08月02日 01時24分58秒
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