2026.09.15
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カテゴリ: AI小説



今日は曇り。
ちょっと暗いから眠い。
ってか、昨日の寝る前から風邪っぽくて、
寝るときにも薬を飲んで寝た。
眠いのは風邪のせいかもしれない。

といいつつ、今日はトイストーリーの最初の映画を見てちょっと勉強。

今日は何の日

国際民主主義デー
老人の日

ひじきの日
大阪寿司の日
シルバーシート記念日
シャウプ勧告の日
石狩鍋記念日
レクリエーション介護士の日
スナックサンドの日
関ケ原合戦の日
エアコン丸洗いのクリピカの日
ニュータウンの日
日本のキャビアの日

いちごの日
中華の日
歯ヂカラ探究月間

タイトル『最後の頁にいる賢者』

王都の北には、地図に描くたび場所を変える森がある。
その最奥には蔦に呑まれた神殿があり、ひとりの老賢者が、崩れた祭壇を机代わりにして巨大な書物を読んでいるという。

かつて魔王を封じた七賢者の最後の生き残りであり、次なる勇者へ「世界を救う方法」を授ける者——酒場の吟遊詩人はそう歌っていた。

若き剣士リオたち四人は、三か月かけて神殿へたどり着いた。
だがエルドは一行を見ても立ち上がらなかった。
「遅かったな」
「俺たちを待っていたのか?」
「いや。お前たちの前に来た者たちを待っていた」
祭壇の周囲には、砕けた剣、錆びた兜、折れた杖が並べられていた。どれも歴代の勇者が用いたと伝わる武具だった。
リオは嫌な予感を覚えた。
「魔王は、どこにいる?」
「それを説明するには、まず世界の外側について話さねばならん」

エルドが開いていた本には、地図や呪文ではなく、人の名前がびっしりと書かれていた。
《勇者アレン。火竜に敗北。再挑戦》
《勇者ミナ。深海神殿にて発狂。再挑戦》
《勇者ガルド。魔王城到達。再挑戦》
どの名前も、数百年前の英雄として知られている。だが「再挑戦」という言葉だけは、伝承に存在しなかった。
エルドは頁をめくった。
そこに、リオたち四人の名があった。
《剣士リオ、僧侶セラ、盗賊ノク、魔術師フィン。北の神殿に到着》
その下には、まだ起きていないはずの出来事が続いていた。
《老賢者から真実を聞く》
《仲間の一人が恐怖に耐えられず逃亡する》
《神殿の地下で、“天蓋の眼”を目撃する》
「誰が書いた?」
リオが問うと、エルドは崩れた天井を指した。
陽光の向こうに青空がある。
そのはずだった。
しかし、じっと見つめていると、空の青に巨大な虹彩のような模様が浮かんだ。雲だと思っていた白い筋は血管だった。

それは、世界を上から覗き込むひとつの眼だった。
僧侶セラが悲鳴を上げ、祈りの言葉を唱えた。ところが彼女の口から出たのは、神聖語ではなかった。
『セーブデータを読み込んでいます』
全員が凍りついた。
「この世界は、あれの遊びだ」
エルドは静かに言った。
「魔王は何度倒されても蘇る。宝箱は開けても元に戻る。村人は同じ噂を何百年も繰り返す。そして勇者が死ぬたび、時は少し前へ巻き戻される」
「なら、俺たちは……」
「駒だ。あれが選び、動かし、飽きれば捨てる」
クトゥルフにも似た外なる神。
世界の住人には理解できない次元から、幾千の人生を操作する者。
エルドはそれを《遊戯者》と呼んでいた。

「魔王を倒しても世界は救われない。物語が終われば、遊戯者は別の世界へ移る。この世界は二度と動かなくなる」
「では、どうすればいい?」
「遊戯者を倒す」
エルドは本をリオへ差し出した。
最後の頁だけが白紙だった。
「これは世界の出来事を記録する《運命録》。だが最後の頁には、まだ何も定められていない。ここへ書いたことだけは、遊戯者にも変えられん」
リオは羽根ペンを握った。
外なる神を斬る方法を書くべきか。
永遠に終わらない世界を願うべきか。
迷った末、彼は一文を記した。
《この物語を読んだ者は、世界の一員となる》
その瞬間、天蓋の眼が大きく見開かれた。
空が割れ、神殿が震え、世界の外から何かが落ちてきた。
剣でも、魔法でも、怪物でもない。
見覚えのない部屋だった。

椅子、机、窓。そして、光る板を手にした人間。
その人間は突然現れたリオたちを見て腰を抜かした。
「成功だ」
リオは剣を抜いた。
「遊戯者を、世界の内側へ引きずり込んだ」
空から眼が消えた。
もう彼らを操る者はいない。
エルドだけが青ざめていた。
「どうした、賢者?」
「お前は……最後まで読まなかったのか」
運命録の裏表紙。
そこには小さな文字で、こう記されていた。
《この本に書かれた“読者”とは、本を読む者ではない》
《物語を読んでいる者、すべてを指す》
リオがゆっくり顔を上げた。
神殿の周囲に、無数の部屋が降り始めていた。
寝室、電車、病院、喫茶店。
その中で、数え切れない人々が同じ物語を読み、同じようにこちらを見ていた。

エルドは深いため息をつき、羽根ペンを置いた。
「魔王を倒すだけでよかったものを」
そしてこの一文を読んだあなたの足元にも今、
あの神殿と同じ蔦が、
音もなく一本だけ伸びている。

おわり

久世透シリーズに飽きてきたので別のと思ったけど、
こんな話を持ってくるとは。
この話の続きも気になるなぁ。







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最終更新日  2026.09.15 18:53:13
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