すべて伽哉のうち迷い道日記
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更新です 高校事変 11読書の秋ということで・・何回か日記に取り上げてもいるしずっと読んでる高校事変11最新刊(といっても9月に出たんだけど)を久しぶりに読んでます。元々作者のファンで、一時けっこういろいろ読んでたこともあって高校事変も読み始めました。どうしても驚くのは作者松岡圭祐の旺盛な筆力・・とにかく多作でそのどれもが面白いなんてすごいッス(;・∀・)よくこれだけ長年書き続けられるというかシャーロック・ホームズ対伊藤博文元々読みだしたきっかけがはっきりとは思い出せないんだけど万能鑑定士Qから入って、図書館で千里眼シリーズ読んでという流れかなとも思います万能鑑定士、千里眼シリーズいずれも女性が主人公 高校事変もだけど、いずれもスゴイただこの3作のヒロインどれも類まれな美女という属性を付ける辺りは男性作家だから?それともフィクションたる所以をより効果的に彩るため?まあ物語が始まれば美貌だとか美女だとかは一瞬でどうでもよくなってしまう展開なんですがだったら別にどっちでもいいんじゃ?とか外見の描写って必要かなとも思ったりします。ヒロインだと自分的に浮かぶのはどうしても上橋菜穂子の守り人シリーズのバルサバルサの生きてきた過酷な年月がその強さを上書きしていく・・・それだけで十分魅力的な描写であると思うのですが「守り人」シリーズ公式サイトさてこの高校事変に話を戻すと・・・・以下少しネタバレありです。 高校事変、第一巻から今読みかけの最新刊に至るまでよく死なないで生き延びてるよなヒロインそれだけサバイバル能力がスゴイというわけでとにかくあり得ないフィクションらしさ満載なんです笑現在進行形の日本が舞台・・途中熱帯だったり前巻は南米が舞台になることも熱帯はなぜここに?の疑問の答えがなかなか出なくて先が読めない中敵がいつ襲ってくるかわからない九死に一生のハンパない緊迫シーンの連続で南米は市中戦で砲撃弾やロケット砲が飛び交う超恐ろしい展開で、なぜか日本の自衛隊も極秘で合流するも・・・とか日本でも半グレとの抗争ありあやうく核爆発で地方都市が丸ごと吹っ飛ぶかものスリルあり米軍基地での攻防あり沖縄に修学旅行に行けば暴力団に遭遇し、甲子園行けば高校野球の試合中に爆破事件に巻き込まれるし・・いつ誰が死んでもおかしくない状況の連続で登場人物がよく死ぬヒロインは回りというか日本中総敵状態の中で戦い続け生き延びて生き延びていくわけです。まだ女子高生なのに高校事変を読んでると日本てこんなに危険地帯だったのねとつくづく思ったり←これは千里眼のときも思ったけど ホントわたしたちもよくこの現実世界を生き延びてます敵方もたっくさん出てきてそれがたやすく死ぬというかあっけなく殺される感情移入する前に瞬時に死ぬ向こうが殺しに来るからヒロインもサバイバルのために容赦なく殺すわけで手加減なんてこれっぽっちもしないし肉弾戦とか格闘技のサバイバル術の詳細な描写もありもちろん銃撃戦もたくさんあって血みどろな場面が続く結果、前述のよくまあ生き延びてるよねの感想がまず出るけどそこんとこはスーパーヒロインなんで(といつまでもこのくり返しっス)物語的には今の時代が現在進行形で反映しててその辺も楽しめる仕掛けがたくさんある。例えば1巻で登場する前総理が現実のあの総理とかぶって見えたりとかコロナも出てくるし、現在の閉塞感ある状況とそれを打破する暴力的な衝動シリアスにもなる題材だけどやはりあり得ない稀有なヒロイン設定が効いてどこまでもドライというか軽いというか、どんなに切羽詰まっても読後感に重さが残らない。なんか明るいライトな世界観が徹底的に透けて見えて思いきりフィクションという前提に抵抗なく刷り込められ展開はどこまでも重いけどなんか気楽に読めるのです。 [書籍のメール便同梱は2冊まで]/千里眼ノン=クオリアの終焉[本/雑誌] (角川文庫) / 松岡圭祐/〔著〕徹底的に娯楽なフィクションたらしめている軽さが残る作品これは作者の資質というか非常にバランスの取れた物語の作り方と読みやすい文章が巧みに効果を上げています。 愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫) [ 村上 龍 ]読んでるこちら側の日常がじわりと侵食されるような物語の怖さ 行間に潜む闇というかこちらの脳髄に遠慮なく切り込んできて生理的な恐怖を増大させるような文体例えば村上龍の作品もあります。(これはこれで全然違うけど)昭和歌謡大全集重いけれど、虚構さとケレンみを全面に押し出してくる作品娯楽的な面白さも読後に残る、その辺もいいなと思うところです。というわけで読書の秋、秋の夜長を楽しむアイテムはたくさんあるなと思う今のわたしなのです(^^♪ [書籍のメール便同梱は2冊まで]/ミレニアム 5〔上〕 / 原タイトル:MANNEN SOM SOKTE SIN SKUGGA (ハヤカワ・ミステリ文庫 HM 456-3)[本/雑誌] / ダヴィド・ラーゲルクランツ/著
2021.11.16