Wikipedia などでは完成したことになっている交響曲第「2」番。一方N氏はピアノスケッチ段階で頓挫したと自著で語っています。 映画ではこの第「2」番にまつわる資料が現れるときき、さすがに関心を持っていました。 演奏時間はなんと 110分。どんなボリュームになるのだろう。ロ短調ミサ曲(バッハ)の演奏時間が平均2時間くらいかと思い、持っているポケットスコアをみると350ページありました。さて、思わせぶりにS氏が持ち出した超大曲の指示書は。クリアーフォルダに楽々収まる全く厚みが感じられない紙数枚。例の香ばしさが漂う時間軸に沿ったチャートがここでも顔を出します。印象深かったのは異様な整い方です。訂正が一切ない。芸術作品の構想段階を書き留めたものが、このように「固まった」状態になるでしょうか。(これの10倍くらい詳しいものを作ったとも言っていましたが、その過程で加筆訂正された形跡も見あたらないのが不思議です)