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2003.08.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
自分の持っている本のはずなのに今手元にない本が結構あります。

ですが(他に人に貸した本も手元にない本ですね)今日紹介したいなっ
てなんとなく思っていた本がそんな感じで手元にありませんでした。
「シュレーディンガーの猫」のシュレーディンガーさんが書いた
「生命とは何か」(岩波新書)を紹介したい気分だったのですが…

気を取り直して今日の一冊は「とらんぷ譚」(中井英夫・創元ライ
ブラリ)にしました。掲示板で竹本健治さんの「トランプ殺人事
件」の話題が出ていたので引き寄せられた紹介ということになります。

脈とでもいうべき小説があるのですがその「ドグラマグラ」「黒死
館殺人事件」という二冊の偉大な奇書に対して並び賞される本が
中井英夫の書いた「虚無への供物」ということになります。
この影響を受けた作家は数多く先ほど出てきた竹本健治さんや笠井
潔さんらが代表になります。さて、そんな中井英夫さんが遺したもう
一冊の本がこの「とらんぷ譚」ということになります。
「とらんぷ譚」は実際にトランプにかかわる話が出てくるわけでは
なく幻想的な話が一組13話、4組、合計52組語られ、最後にジョー
カーとでもよぶべき2編が加えられてつくられた短編集になります。
実は連載していた雑誌は「太陽」で季節をあらわす短編集を書いてい
たのだとか…たしかに季節感のある話が多いような…。

と引き込む力を持っているあたりはさすがは中井英夫といった感じ
なのだがやはり「虚無への供物」の超現実的な凄さと比べると一段階
下がるような感じを受けますね。
「幻想博物館」「悪夢の骨牌」「人外境通信」「真珠母の匣」の
それぞれに気に入った話がありますが自分としては「幻想博物館」


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
この本に関しての思い出やこの話が好きっていった感想があれば
ぜひ掲示板に書き込んでいってくださいね。
それではまた。





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Last updated  2003.08.31 20:57:18
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