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開放感@ 最近の大学生は凄いんですね。。 竿も玉もア○ルも全部隅々まで見られてガ…
2003.09.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
高校野球をあまり見なくなってからずいぶんと時間がたってしまい

そもそも高校野球そのものが夏休みにあるものだったわけで夏休み
が関係なくなる社会人になってからは特にその傾向が強いですね。
高校野球で思い出に残っているのは山口県代表の宇部商業が桑田・
清原のいたPL学園と決勝戦で相対したあの1985年の夏の大会でしょ
うか…

今日紹介する本は「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫・文藝春秋)
です。

仕事に正面から立ち向かう男達を描いた人間劇なのですが…まあ、
そんなジャンルわけなど考えることを必要としないほど読ませる
作品でした。
主人公は北関東新聞の記者であの御巣鷹山の日航機墜落事故を全権
デスクとして扱っていくことになる悠木和雄という40歳の男性です。
翌日に谷川岳の衝立岩という山に挑戦するつもりだった悠木はその
夜入ってきた日航機の行方不明…その後の群馬県への墜落により予
定の変更を余儀なくされる。
一緒に山に登る予定であった同僚の安西はなぜか街中で倒れて病院
に運び込まれる。
刻一刻と変化していく環境の中で記者としての、新聞としてのプラ

することになる。
といった感じで悠木さんが熱いです。作品をけなすつもりではない
ですがこの熱さを持った人物はこの会社の中でこれまでどうやって
仕事をしてきたのかと不思議に思うくらいです。
(大事件に対しているからこそここまで熱いのだと思いますが)

達にとってはたまらなかったと思います。
会社内の人間関係、親子の関係、事故の遺族との関係、他の事件関
係者との関係様々な人間模様が描かれているにもかかわらずすんな
りと筋を追っていける筆力はすばらしいと思いました。
この年の高校野球の群馬の代表が農大二高なのですがそこの野球部の
選手の1人の父親が日航機に乗っていて事故に巻き込まれていたそ
うです。
その年、農大二高を甲子園で下したのが宇部商業なのでした。
宇部商業がPLと決勝を争ったまさにその年の出来事でした。
あの事故から18年という長い月日が過ぎていることに少し驚きつつも
風化していく事件をこういった感じでとどめておける作家がいるこ
とを心強く感じました。

本日も最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
この本はさらに書こうと思えばいくらでも感想のかけそうな本です。
家族のこと、登山のこと、遺族のこと、実に様々に思いを巡らされ
ました。
感想やこの人の本ではこれがお勧めなどという本があればぜひご紹介
下さいね。
掲示板でお待ちしています。
ではまた。







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Last updated  2003.09.06 08:06:46
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