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2003.09.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
本を読んでいると日頃なんとなく胸の奥に眠っている感情にふと相

自分が日頃どのように考えて行動しているのかを教えられる気分に
なりますね。
それは哲学書などでなくとも小説などでも同じことではなのだと思
います。

さて、今回紹介する本はそんな風に自分の死生観と見つめあう機会
をつくってくれました。「世界の中心で、愛をさけぶ」(片山恭一・小
学館)です。2001年4月に出た本なのですが話題になったのは最近

主人公の松本朔太郎はアキという少女に引き寄せられていく。アキ
は幼馴染であり、物語の中で高校生の時に死んでしまう。
朔太郎の思いは過去へ現在へ飛びながらアキの思い出をつづってい
く。恋愛小説として充分に楽しめると思います。物語の中で描かれ
るアキと朔太郎の純愛、そして朔太郎の祖父の昔の恋愛はそれだけ
で一気に時間を忘れてよまさせてくれました。
しかし、今回読みながらそれ以上に感じたのは人の死ということに
ついてでした。大切な人がなくなったときその人の魂はどうなるの
か、天国はあるのか…そういったことが物語りの中で語られます。
それに付随して自分自身の死生観を考える機会になりました。
僕はどちらかというとがちがちの唯物論者ということになると思い

生き物が生きているということの定義は機能が止まらずに動きつづ
けていることだと思っており残念ながら霊的な存在に関しては実感
を持つことが出来ません。その一方でこれだけの思考や感情を持ち
つつ体全体が調和して機能しつづける…このこと自体が一つの奇跡
だと思っています。

こうして焼かれることによってその人をつくっていたものが拡散し
ていき世界に還元されて回りつづけていくんだということでした。
死んだ人は火葬にふされることにより煙として空へと消えていきま
す。そうして空へ消えたその人の一部は二酸化炭素として木々の成
長を助け、その木々からまた他の生き物にうつりそうやって僕をと
り囲んでいる世界の一部をつくっていくのだということを感じます。
この本を読みながらそんなことを思い出しました。

この本はどこから話題になったのでしょうね。
いつの間にやら本屋さんで普通に並んでたんですけどね。
気になっていたので読んでみたけど面白かったです。
それでは今回も感想などあれば掲示板に書き込んでいってください
ね。
ではまた。





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Last updated  2003.09.23 16:28:13
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