ちょーちょーちょーいいM&A、金融・財務相談所

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Jan 18, 2005
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フジテレビがニッポン放送株をTOB(公開買付)するという記事がありました。どういうことか。簡単に説明しますね。まずは背景を説明します。

2003年のある月のフジテレビの時価総額は約5,000億円でした。同時期のニッポン放送の時価総額は約1,000億円でした。一方、ニッポン放送はフジテレビの約3分の1の株式を保有していました。

普通に考えるとフジテレビの1/3の株式を保有していることは、5,000億円の時価総額の1/3を保有しているのと同じですので、経済的には1,500億円分を保有していることとなります。

つまり、この時点でニッポン放送は自社の事業価値を除いても1,500億円の資産を有することになります。にもかかわらずニッポン放送の時価総額は1,000億円程度でした。つまり、当時、ニッポン放送の株式を1,000億円で100%買収していれば、フジテレビの株式1/3もついてくるので、500億円得することになったわけです。(キャピタルゲイン課税の影響は無視しています)

ここに目をつけたのが村上ファンドです。村上ファンドはニッポン放送の株式を買い集め、筆頭株主に躍り出ました。そして、このゆがんだ資本構成をどうにかしなさい、と言い出したわけです。

これに追随するようにニッポン放送株はどんどん買われていき、今では時価総額2,000億円弱までになりました。PERで見ると約60倍。他のテレビ局などがPER15~20ぐらいにあるのを見ても、割高なのは一目瞭然。この割高感の演出には「フジテレビ株をたくさん持っているから」という理由がありました。

結局フジテレビはニッポン放送を子会社化することにより、この問題に終止符を打つことにした、というのが今回の内容です。得したのは?もちろん投資家です。ニッポン放送株は2003年のほぼ倍の価格になっています。

一時は上場基準を満たすに必要な株主数に足らないということで、常に上場廃止の恐れの危機にあったニッポン放送。つまり、それだけ株式を買う人が少なかったのですが、このような資本のネジレに着目した村上ファンド以下の投資家がちゃっかりと儲かったということになります。






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Last updated  Jan 19, 2005 09:30:22 PM
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ちょうちょう5391

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