P-Blog アイデア&インプレッション

2003.11.23
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ここしばらく、不況が続き、製造業は製造拠点が海外に移り、さらにIT化という言葉の元に仕事の一極集中化が進むなど、今は、勤労できる事に対し、感謝しなければいけない世の中になっている。
その一方、過労死や、過労自殺、そして、鬱の発症など、命を絶たれたり、働けない状態になる人が増えている。
過労死・過労自殺というのは、日本社会独特の現象で、1980年代から注目されるようになり、バブルがはじけてから、一気に吹き出した。
最初は、労働時間が、過労死に関係があると考えられており、過労死の認定も、倒れるまでの直前の数ヶ月の勤務状況が考慮される事が多かった。ところが、実際の過労死は、過労状況から脱し、一度休んだ時に発生することもあり。倒れる数日前に、休みを取ったという理由で、過労死と認められず、労災として認定されにくいという事も発生している。
そして、研究が進むにつれ、単に、労働時間や拘束時間が長いというだけで、過労死や過労自殺が起きるわけではない事が解ってきた。
現に、いま、日本で働いている中国人の方が、日本人よりよっぽど、長い拘束時間で、しかも過酷な状況で働いているのに、過労死とか、過労自殺という話をあまり聞かない。(実際は、把握されていないだけかも)
労働時間や職場環境の問題でなく、中国人に現れにくいと考えると、次に考えられるのは、日本人の性格の問題だ。
「責任感の強い真面目な性格」、他人に頼まれると断れない「他者に対する配慮」など、日本人としては、美徳とされているこの性格が、うつになりやすい「メランコリ親和型性格」とダブるのだ。これは、常日頃、学校などで「よい子」とされる条件とも重なる。
私は、大学では、社会学を専攻し、男性なのにも関わらず、フェミニズムのゼミに在籍していた。そこで、卒論は、男性学をフェミニズムの観点から書いた。その前半で「男らしさ」の結果が過労死であるのではないかという仮定で論じた。

実際、倒れちゃったんだけどね。
学生の頃、私が考えていた「男らしさ」というのが、「責任感の強い真面目な性格」と「他者に対する配慮」だったのかもと、今になって思う。これは、理想的な日本の勤労者の姿でもある。
つまり、日本人の勤労者の美学が、過労死、過労自殺そして、うつ病を発生させやすい状況を作っているといえよう。
さらに、いま、この問題は、日本だけではなくなっているという指摘もある。1980年代前半、日本が一番元気だった時代、欧米でも、日本的経営について学ぼうという動きが出てきた。それを、ジャパナイゼーションという。社員の自律性を重視することで、無駄が少なく、生産性が高まるなどのメリットがある。
余談だが、最近の外車は、品質感といい、どうも日本車っぽいという感じを持っている人も多いと思うが、これも、目に見える一種のジャパナイゼーションかもしれない。
そして、1980年代後半から、欧米が、ジャパナイゼーションとして、日本型経営を取り入れだした頃から、欧米でも職場でのストレスが増大したり、ドイツなどでは、メランコリ親和型性格が増えだしたというのだ。ただ、今は、社会の構造や、人間関係への価値観が違うために、過労死、過労自殺という事にはなっていないが、その一方で「職場のメンタルヘルス」について、注目されてきていることもあるようだ。
それにしても、かつての日本では、今ほど、過労死、過労自殺やうつに苦しむ人がいなかったと思われる。
もちろん、高度成長時代に、勤勉に働く、勤労者像を植えつけられた部分もあるだろうし。日本が、過激な労働が報われる成長を遂げたこともあるだろう。
しかし、それだけが、原因ではないと思う。
もしかすると、日本は、効率化の名の下に、日本的な勤労者が陥りやすい事をフォローしていたシステムをも、効率化、IT化の名のもとに、切り捨ててしまったのかもしれない。それが、近年の、過労死、過労自殺、そしてうつ病の発症の原因となっているように思えてならない。
11月23日勤労感謝の日。たった、年に一度、免罪符のように、一日だけ祝祭日にするより、普段から働いている自分に「労い」をしてあげた方がいいと思う。


最後に、改めて勤労という漢字の意味を紐解いてみたい。

勤労=勤しんで、労く(いたつく)。

「勤しむ」とは、一生懸命に精を出して励む。
「労く」とは、(1)苦労して物事に当たる。努める。(2)世話をする。いたわる。(3)病気になる。疲れる。

んんんん



んなこと、ないよね。





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最終更新日  2004.08.15 15:28:51
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Re:勤労に感謝するべきか(11/23)  
以前在籍していた会社のことを思い出しました

新入社員歓迎会、運動会、遠足、運動会、花見、ビール大会、飲み会、バーベキュー大会、上司や同僚へのお宅訪問、その準備、社内のクラブ活動、お昼休みのスポーツ大会‥‥これらは仕事よりある意味優先されるもので、仕事のためにこれらをしない部署のリーダーは哂われていました。誰かが仕事のために飲み会に参加できない‥ということであれば、部署が一致団結してそれを定時内に仕上げたものです。逆に、部署対抗の野球なんかで負けると上司が一日機嫌が悪くて大変。。。。

仕事でもプライベートでも困っていれば上の人が声をかけてくれる、誰かが何かしら助けてくる。仕事の能力はいまいち無くても、ムードメーカー的なおじさんがいたり、いろいろ。ただ黙々と働き続けること、そうでなくても居続けること、それにも意味があった。年功って意味があった。

ほんと泥くさかった。
でもとても懐かしいです。 (2003.11.24 09:30:12)

Re:勤労に感謝するべきか(11/23)  
musameji  さん
musamejiです
ご訪問ありがとう
りおじーにょさんも来て書き込みをしていますね。
この楽天HPって不思議なつながりがあるようで、気に入ったHPを見つけさらにそのBBSなどにさらに知っている方の名前をみつけると旧知のような気持ちになるものです。
これからも拝見します。 (2003.11.24 13:20:54)

Re:勤労に感謝するべきか(11/23)  
11月23日は勤労感謝の日。
でもそーゆーの忘れながら祝日過ごしてたりするなぁ~とか思っちゃったぁ☆
ってゆーかプリ☆は仕事だったぁ、誰か感謝して?みたいな(笑 
またあそびにきまーすっ♪ (2003.11.24 13:43:47)

Re:勤労に感謝するべきか(11/23)  
TONO9784  さん
>勤労って、一生懸命に精を出して励んだ結果、病気になったり疲れたりする???
んなこと、ないよね。
・・・お返事
結果からするとそういうことかもしれません。

倒れて解るわが身の大事さ!ないて悲しむ人もいる
笑うはライバル、悪魔のみ!
   すいません変なコメントです。

エンジンも回しっぱなしではオーバーヒートで壊れてしまいますよね。車検には細かく気を使うが、自分の体の検診(車検?)には余り気を使う人がすくないのでしょうか?
集団検診では大雑把な事しかわかりませんね。精密検査は入院しないと出来ない部分ですね。手遅れになる前に早期発見、対処が必要ですよ。
自分の身体もきちっとメンテナンスしなけりゃ。
愛車も大事。愛する人、愛される人はもっと大事。 (2003.11.24 14:17:37)

Re:勤労に感謝するべきか(11/23)  
kyoroppi  さん
 こんばんは。しばらくです。
>(11/24の日記から)他人から見て、いい夫婦、いい家庭に見られたいという意識はあるのではないでしょうか。そういう、いい夫婦って、いい夫婦を演じることに、疲れるような気がする。
>(11/23の日記から)11月23日勤労感謝の日。たった、年に一度、免罪符のように、一日だけ祝祭日にするより、普段から働いている自分に「労い」をしてあげた方がいいと思う。そして、勤労という事や、勤労者像というもの自体、人という生物として、本当に感謝すべきものなのかを、見直していくべきだと思う。
 ↑なるほどねぇ。私、11月23日が結婚記念日なんですよ。その前後の日曜日は、欧米では「感謝祭」なんですよね。「勤労」なんてつけちゃうところが日本人的ですよねぇ…。私たちがいまここにあるのは、勤労のみによってじゃないですものねぇ。
 その前日がいい夫婦の日だなんて(笑)。私たちもなりふり構わずやってきて、それでも3年経ちました。そのことに「感謝」かな。
 なんか、ideaeastさんがおっしゃったことにちゃんとコメントしてるかしら?言葉の足りない者ですみません。こんな私のHPでよければ、また遊びにいらしてください。 (2003.11.30 22:36:08)

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