P-Blog アイデア&インプレッション

2006.10.01
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10/1から10/7までの一週間。京都の町屋を改造したアートスペース「エイコンズビレッジ」というところで タイウィーク
この「デック 子供たちは海を見る」は、チェンマイ県にあるメートーというところの学校のお話です。この学校は、カレン族、リス族、モン族など様々な山岳少数民族が通う学校で。少数民族は、学校まで場合によっては100キロ以上の山道を通わないといけないということもあり、寮が完備された小学校・中学校です。
この学校のウリといったらなんですが、この学校のハイライトは、卒業する前に、海を見に行くという修学旅行を行うということです。
チェンマイは、海から700キロ以上内陸にあり、そこからさらに山奥に行ったところに住んでいる山岳少数民族の人たちにとっては、こういう機会がないと海は一生見ることがない。
とにかくとにかくお金がないから、農家の手伝いをして資金を稼いだり、修学旅行中の食事は自炊だったりします。
そして、子供たちは、初めて出会った海ではしゃぎます。(このあたり英語のタイトル名となっている部分ですね。)
この作品を見ると、日本の修学旅行って、なんなんだろうと改めて感じてしまいます。
今回の上映を行ったのは、修学旅行の西の横綱の京都です。全国から修学旅行生がやってきて。最近では、グループ自由行動はタクシーを一日チャーターしたりしているそうです。

京都はまだいいのですが、修学旅行の東の横綱は東京で、こちらは、東京ディズニーランドが目玉だったりします。そんなの修学旅行でなくても、将来行く人は行くし。地方の学校の生徒でも、修学旅行の前に既に行っている人もいると思います。また、就職すると、東京勤務ということもありえるわけで。
地方の時代だといいつつも、東京の一極集中が起こっている状態での東京への修学旅行の意味づけが難しくなっている気がします。
この映画に出てくるような修学旅行は、貧困の問題から発生しているという面もありますが。一方では、貧しくとも地方経済がそれなりに自立している状態があるからこそ、成り立つ面があるのではないかと思います。
地方が自立していれば、一生その土地から離れずに暮らす人も多くなるわけで、だからこそ、修学旅行として遠くに行くことに価値が出てくる。
個人的な想いとしては、新幹線や飛行機も使わない方がいいような気もしています。できれば、町の郊外しか走らない高速道路をとおらない、できればバイパスも使わない方がいい。
それは、距離感と町や人の繋がりがマヒするからです。このリアリティのなさが、ヒトやモノそしてカネを大切にするという感覚をマヒさせ。結果として、自分というヒトが大切にされないという事として返ってくるわけです。
だから、なるべく、人の営みが見えるところを旅してほしい。
時間をかけて、地べたを這って行くことで、国土が繋がっていることが実感できます。そして、いろんな町を通ることで、そこに住んでいる人たちの存在を感じることができます。
そうすることで、いろんなことに優しくなれるような気がするんですよね。
そのほかに、船に乗るのもいいでしょう。
海は世界と繋がっています。バナナは、どのようにして日本に届いているのか。普段、回転寿司で食べているものは、どのようにして食卓に届いているのか、日本は輸出で食っているというけど、どのようにして作ったものが世界中に届くのかなどをイメージするのに、船旅はいいと思います。

そんな「想像する」ための経験をする機会のとして、修学旅行をもっと活用すべきだと思います。
「デック 子供たちは海を見る」は、日本は豊かなのかもしれないけど、何か、大切なものを忘れてしまっているということへの「気づき」のある作品です。
「デック 子供たちは海を見る」は、10/3までの上映ですが、アンコールがあれば10/4.6の昼間に上映するようです。興味のある方は、エイコンズビレッジに連絡してみてください。

「デック」の上映のあとに、シンガーソングライターの阿部ひろ江さんのミニライブがありました。

DSCF1936_edited.jpg
タイの山の民芸品とタイの海の民芸品の両方が飾られ、素晴らしい雰囲気の中でのライブ




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最終更新日  2006.10.03 02:12:36 コメント(4) | コメントを書く
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