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人々の生活を助けるロボットから、自由的思考で本物の人間と同じ労働が出来るまで発展した人工知能搭載のロボット…そして公僕として平和を維持し、最新鋭の防衛システムまで担っていたAIが、100万人が住むロサンゼルスで核爆弾を爆発させます
ソレから10年後、アメリカを中心とした西側世界はAIを危険視し利用を禁止する一方で、ニューアジア諸国と呼ばれるアジア圏では、シュミラントと呼ばれる模造人間と共存し、AIの恩恵を享受しながら生活していました。
しかしコレが西洋と東洋の亀裂を生み、大規模な戦争へと突入します
そんな設定で始まります2023年公開の近未来SF作品を鑑賞しました
2065年…人類とAIの存亡をかけた戦争が激化する中、ハルン率いるAI軍の潜入捜査任務に就いていたジョシュア・テイラー軍曹は、味方の攻撃によって身重の妻マヤを爆撃により殺され、アメリカに戻るも精神的にボロボロになってしまいます
それから5年後…アメリカ軍部は西側世界がAI軍を駆逐するため造った最強の兵器USSノマドを破壊できるアルファ・オーなるものを作り上げたという黒幕の創造者ニルマータの所在を掴みます
そして過去の潜入捜査の実績からジョシュアに、ニルマータ暗殺とアルファ・オー破壊の軍事作戦に参加するよう求めます。
マヤの喪失で心の傷が未だ癒えぬジョシュアは一旦拒否するものの、軍よりマヤが生きている映像を見せられ参加を決めます。
ハウエル大佐の指揮のもと、部隊は現地に到着
秘密基地の奥深くに潜入したジョシュアは、ソコで遭遇した愛らしい少女の姿をしたシュミラントのアルフィーが、破壊すべき兵器アルファ・オーだということを知ります
コノ直後、秘密基地はノマドの爆撃で木っ端みじんに破壊され…逃げ延びたジョシュアは、アルフィーがニルマータとマヤの居場所を知ることを知り、軍の命令に背き少女を守り抜くってコトでお話は進んでまいります
ニルマータとはネパール語で創造者の意味、今作では高度なAIを設計した正体不明の人物で創造者・救世主・神としてAIに崇拝される存在です。
人類と人工知能との戦争を描いた今作は、ナカナカの崇高なテーマの作品となっておりますが、小難しい話にはなっておらず、SFやアクションなど魅せる部分もしっかりしており娯楽要素もシッカリとしたものになっております
ポスターのサブタイトルにも書いてありますが、AIが人間味ある描き方になっており、逆に人間方が機械的にAI搭載ロボットやシュミラントに人間を殺しており心がないような感じです
またAIは人間に敵対心を持っておらず…コノ設定すべてが意図的なモノだろうと思いまして、ソノ演出に拍手です👏
また作品の舞台となったニューアジア諸国をはじめとしたプロダクション・デザインが、他の作品の映画で見たモノとかぶりまして…東南アジアの風景は「地獄の黙示録」や「 ブレードランナー
」、地球を周回する軍事基地ノマドは「 エリジウム
」を思い出しまして…映画ファンにとってはこーゆー部分もヨカッタんぢゃなかなっと思っちゃいました
主演はデンゼル・ワシントンの息子で「 TENET テネット
」でも主演を務めたジョン・デヴィッド・ワシントン…立派な経歴の持ち主なのですが、お父上は今作の同時期に「 イコライザー THE FINAL
」で主演し華麗なアクションを披露してありましたね
いまだ現役バリバリの親父がいる…息子はやりにくいだろーな
他には ジェンマ・チャン、アリソン・ジャネイ、スタージル・シンプソン…そして、もはやハリウッド映画お見受けしてもおっっとも思わないぐらい馴染んでしまった渡辺謙がシュミラントのハルン役で出ております。
日本人のワタクシとしましては、作品全体の日本テイストのもいい気分
劇中にセリフに風景に日本語が溢れており、特にアルファべット&カタカナ(漢字も)表記のエンドロールはよーございまして…ドビュッシーの「月の光」をBGMにしみじみな感じになりましてヨカッタです
「プロフェッショナル(2024)」を観… 2025.11.08
「ビーキーパー」を観た(7.11.1) 2025.11.01
「ビーキーパー」を観た(7.11.1) 2025.11.01