米首都ワシントンの連邦地裁は29日、ワシントンの文化施設「ケネディ・センター」の理事会が施設の名称を「トランプ・ケネディ・センター」に改称したことは違法だとして、トランプ大統領の名前を削除するよう命じた。
施設の名称はジョン・F・ケネディ元大統領の功績をたたえ、法律で定められた。判決は「名称を付けたのは連邦議会であり、連邦議会だけが変更できる」と結論づけた。
トランプ氏が側近を送り込んだ理事会は昨年12月、名称変更を決めた。自ら理事長を務めるトランプ氏は、この日の判決を受け、自身のSNSに「恥を知れ」と怒りをぶちまけた。
名称変更の決定を受けて提訴した、民主党のジョイス・ベティ下院議員は「施設はトランプ氏のものではなく、米国民のものだ」として判決を歓迎する声明を出した。米紙ワシントン・ポストによると、昨年2月のトランプ氏の理事長就任後、チケットの売り上げが大幅に減少し、多くの職員が解雇されたという。
米国の建国250年を祝う行事「フリーダム250」の一環として予定されるコンサートを巡り、アーティストの出演辞退が相次いでいる。アーティスト側は政治的な位置付けについて誤解があったと説明。トランプ大統領の肝いりイベントだったが、30日にSNSで「三流アーティストは必要ない」と怒りをぶちまけた。
イベントは首都ワシントンの連邦議会議事堂に面する緑地帯ナショナルモールで6月25日から7月10日に実施される予定。第1弾として人気カントリー歌手マルティナ・マクブライドさんら9組の出演が公表された。
その1人、ラッパーのヤングMCさんはインスタグラムに「政治的な関与があると知らされていなかった。主催者側は非党派的だと主張するが、トランプ氏が支援するイベントだと報じられている」と投稿。ファンクバンド、コモドアーズは「特定の政党と提携することを選ばない」とした。
ロックバンド、ポイズンのブレット・マイケルズさんらも含め半数以上が出演辞退を表明した。
トランプ氏はSNSで「高額の報酬を受け取る三流のアーティスト」と非難。自らを「ギターなしで全盛期のエルビス・プレスリーより多くの観客を魅了し、史上最高の大統領とも評される」と持ち上げ、代わりにスピーチする考えを示した。
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