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この無縁墓碑は、入植者の墓碑ではないのでしょうか。
生国肥州高来郡、本国野州河内と成っています。
下野州とは栃木県付近で有り、下野州を単に野州とも言うそうです。
そこで、下野州河内を調べてみると、現在の宇都宮地方と成っていました。
そこでこの墓碑から考えられる事は、元々は宇都宮周辺に住んでいた人が、島原半島に移り住み、その方の子孫が、ここに葬られたのではないかと思いました。
私の祖先も、熊本県の山奥から移住してきたように伝えられていますが、今はその事を知る末裔は、私くらいしか居ないのではないでしょうか。
近年マスコミ等の発達で、世界中の情報が入ってくる代わりに、地元の歴史が語り継がれる機会が失われてきているようです。
おそらく、あと何十年かすれば、家系の歴史や地域の歴史は消えてしまう事でしょう。
只、慣習だけは、今も残っているようですが、これも、廃れていく傾向にある様です。
しかし、その残っている慣習の意味を理解している人が、今の時点で何%居るか分かりませんが、それも、やがて消えて無くなるでしょう。
墓碑などには、歴史が刻まれています。
その墓碑も新しく造り変えられ、昔の事が闇の中に包まれてしまう事でしょう。
歴史は、これまでにも色々と研究されていますが、残されている書物には、いずれも勝者に都合の良い歴史に成っているように思います。
敗者の歴史も総合してこそ、本当の歴史が見えてくると感じ、出来るだけ、今在るものを今後の手掛かりに成る様に、写真にでも残していきたいと思っています。
最後に成りますが、この墓碑のある墓地から わりと近い墓地に古い墓碑を集め、一族が何処から入植してきたかを後世に残す為に、その家系が何時何処から入植してきたのかを説明文を記してある、真新しい供養塔が建てられている所が有りました。