これは洋楽ものにはよくありがちな話である。 同じ頃流行った「カリフォルニアの青い空」だって、和名タイトルや曲調に騙された人は大勢いると思う。 実はこの曲、田舎から成功を夢見て都会に出てきた若者が悪戦苦闘の末に夢破れ、自暴自棄になっている姿を歌ったものなんだよね。 「南カリフォルニアでは雨が降らないと言うけど、降れば必ず土砂降りなんだよ」 当時の中学生で、It never rains but it pours の意味をちゃんと把握している者がどれだけいただろうか。 もちろん、わしもようわかっとらんかった。 笑
先程挙げた「母と子の絆」だってそうだ。 田舎の中学生にとってはレゲエという初めてのリズムが真新しく、すこぶる心が踊った覚えがあるが、歌詞の内容はイマイチわからなかった。 何となく大切な人との別離がテーマになっているような気がしたが、何度も繰り返し歌われる the mother and child reunion is only a motion away という歌詞の真意はずっと謎のまま。 ただ、インターネットを使うようになって初めて、この「mother and child reunion 」というフレーズの出どころがわかり、ちょっと唖然とした。 ポール・サイモン自身が語ったところによると、「Mother and child reunion 」というのは当時彼がよく行っていたレストランで出されていた料理名だという。 なんでも、それは鶏肉と卵の料理だったらしい。 日本で言うと、親子丼みたいなノリだろうか。 たしかに、鶏肉と卵って「母と子の再会」だよなあ。 笑 ちゅうことは、例の歌詞って、ひょっとして「母と子が(あの世で)再会するなんてことは、ほんのちょっとしたことなのさ」みたいな意味なのかもしれんな。