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エチレン生産、3.6%増 4月、稼働率は過去最低 石化協石油化学工業協会(石化協)は21日、4月のエチレン生産が前月比3.6%増の28万3500トンになったと発表した。定期修理中のプラントが稼働したためで、エチレンから作られるポリエチレンやポリプロピレンといった石油化学製品の生産も伸びた。ただ、エチレン生産設備の稼働率は67.3%と過去最低を更新。石化協の工藤会長は「(エチレン)供給を続けるため、稼働率を下げる運用を行っている」と説明した。ナフサ供給は建設や小売、自動車など幅広い産業で不足への懸念が高まっている。政府は年を越えてもナフサ由来の化学品を確保できるとの見通しを示している。---「前月比」で3.6%増だというのてすが、前年比ではないことに注意してください。その前月、つまり3月のエチレン生産量は「前年比」30.1%減だったと報じられています。つまり、この記事の意味は、前年同月比で約7割まで生産が落ち込んだ3月に比べて、3.6%しか生産は回復していない、ということです。前月は定期点検中だった製造設備の点検が終了したけれど、生産量がろくに増えなかったので、稼働率は前月を下回り、2か月続けて、大幅な生産減が続いているわけです。ミクロ的には、目詰まりも買占めもあるのかもしれません。しかし、そんなことが本質ではないのは、この事実を見れば明らかです。2か月続けて生産量が前年比7割程度に落ち込めば(AIの説明によれば、エチレンは極めて引火性が高く常温では気体の化学物質であるため、一般家庭や企業が単体でタンク等に備蓄することは法令上禁止、とあります。当然、流通在庫以外に大量の備蓄があるはずはありません)、在庫が足りなくなって当たり前です。中東原油、輸入量67%減 4月貿易黒字は3019億円 財務省財務省が21日発表した4月の貿易統計速報(通関ベース)によると、米イスラエルによるイラン攻撃の影響で、中東からの原油輸入量が前年同月比67.2%減と比較可能な1980年以降で最大の下げ幅を記録した。輸入額は55.5%減と2020年7月以来5年9カ月ぶりの下落率だった。全体の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3019億円の黒字だった。黒字は3カ月連続。中東からの原油輸入が激減した一方、半導体の輸出が増え、黒字につながった。中東を含む全体の原油の輸入量も63.7%減と、80年以降で最大の減少幅となった。輸入額は前年同月比49.9%減と湾岸戦争終結直後の91年4月以来35年ぶりの下落率。中東分が激減したものの、米国からの輸入量は38.8%増と伸びており、財務省は代替輸入が進んでいるとみている。---そもそも、エチレン製造の原料(であるナフサの原料)である原油の輸入量が、前月同月比で63.7%減、ほぼ2/3減という惨状ですから、そうなるのも当然です。それにしても、中東からの輸入が67.2%減、原油全体の輸入(当然中東以外からの輸入は増やしたはずなのに)が63.7%減ということで、日本の原油がいかに中東に依存していたかが明白なデータです。そして、この状況はすぐに復旧はしません。5月の原油輸入量の見込みは前年度比6割程度と報じられています。4月の6割減に比べれば多少改善はしますが、前年比4割減は、依然として危機的な状況です。というわけで、(ミクロには目詰まりも買い占めも皆無ではないとしても、全体としては)目詰まりなどではなく明らかに不足なのですが、政府はいつまで「目詰まり」と言い続けるのでしょうか。唯一の希望は、トランプが、イランとの交渉が最終段階と言ってることです。が、どうもこれまでも2回、停戦交渉が始まり、ホルムズ海峡封鎖解除、という報道がなされて、それが糠喜びも終わっています。従って、今回も糠喜びに終わり可能性は当然あります。下駄を履くまで(実際に商船が自由にホルムズ海峡を通過し始めるまで)予断を許さないのが現実です。どうやら、トランプは戦争を終わらせたがっている(だったら最初から戦争を始めるなよ、と思いますが)のは確かであるものの、イスラエルのネタニヤフが戦争を続けたがっており、両者の思惑の違いが顕著になっているようです。イスラエルが銃口を下ろさない限り、戦争は終わらず、イランもホルムズ海峡封鎖を完全には解かないでしょうから、まだ今後の見通しは不透明です。
2026.05.22
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4月から公務員定年引き上げ 国・地方、人手不足に対応現在60歳となっている国家公務員と地方公務員の定年が、4月1日から61歳に引き上げられる。その後も2年ごとに1歳ずつ引き上げ、2031年度に定年を65歳とする。シニア層の職員が持つ知識や経験を生かすとともに、少子高齢化が進む中、深刻化する人手不足に対応する狙い。民間企業でも同様の動きが広がるか注目される。年金支給開始年齢が65歳に引き上げられる中、60歳で定年退職すると無収入の期間が発生する。現在この期間は再雇用制度で対応しているが、政府は定年延長によりシニア層の職員の働く意欲を維持しつつ、経験を生かし若手のサポートなどに当たってもらう考えだ。厚生労働省によると、65歳以上への定年引き上げを実施している民間企業は22年6月時点で25.5%。21年に成立した改正国家公務員法は、定年を23年度から段階的に引き上げることや、60歳に達した職員は原則として管理職から外す「役職定年制」の導入を盛り込んだ。給与は当面の間、60歳時点の7割水準とする。地方公務員も同様の対応を講じる。定年が2年ごとに1歳ずつ延長されると、定年退職者がいない年が生じるが、従来のような退職者を補充する形の採用では、若い人材を安定的に確保できなくなる恐れがある。このため政府は定年の引き上げ期間中も継続して一定数を採用する特例的な措置を検討。地方公務員についても、総務省が自治体に対し、複数年度で採用者数を平準化するなどの対応を求めている。---あーあ、とうとう定年延長が始まってしまうのですね。超個人的には、公務員の定年延長にはがっかりです。定年まであと何年と指折り数えていたところから、急にあと5年延長と言われたら(私は経過措置にも引っかからず、定年が完全に65歳になる年代です)がっくり来ます。65歳までの雇用に関しては、私の勤務先には65歳までの再任用制度があるんだから、それでいいじゃん、って思ってしまいます。ただ、超個人的にはともかく、社会的には必要な措置であることは、残念ながら認めざるを得ません。年金は65歳まで出なくなりますから。私の勤務先は65歳までの再任用、再雇用制度が導入されていますが、全国の自治体を見回すと、田舎の自治体などでは再任用、再雇用制度が整備されていない役所もあるようです。また、おそらくどこの役所でも同じでしょうが、近年公務員の人気はかなり低下しており、国の若手キャリア官僚でも退職者が相次いでいるという話を聞きます。事情は地方公務員も同じです。若手、中堅の優秀な人が続々と辞めています。数年前までは「公務員は優遇されている」と公務員バッシングが盛んでしたが、あっという間に公務員(とりわけ教員に著しいようですが)はまともな民間企業に比べて(もちろん、世の中にはもっとひどいブラック企業は多々あるにしても)魅力のない仕事になりつつあります。新規採用者の競争倍率も、どんどん下がっています。もちろん、少子高齢化で新たに就職する新人に人数がどんどん減っていることも、倍率低下の一因でしょう。これらのことから考えて、私の個人的な感情は措いて、政府の政策として公務員の定年延長を行うことは、やむを得ないことです。私の勤務先の再任用制度では、給料は現役時の6割(フルタイム勤務の場合)でしたが、定年延長によって給料は60歳時の7割になったので、1割給料はアップするようです。ただ、今までの制度は「定年退職して再任用」だったので、60歳で退職金がもらえましたが、定年自体が延長されるので退職金は65歳までもらえなくなります(退職金の計算は60歳時点の給料で計算されるので、退職金自体が減るわけではありませんが)。なんというか、勤務日数も仕事量もプレッシャーも何も変わらないのに、給料だけ7割、というのも釈然としません。今までの再任用制度でもそれは同じなのですが、「退職」という区切りを経た後で給料が減るのは、個人的にはなんとなく納得がいく話゛す。このあたりの感覚は、私個人のものなので一般的に広く共有はされないかもしれませんが。ただ、幸いなことに、当面のところ60歳以上には短時間勤務という選択肢が用意されます。これは現行の再任用制度でもある制度ですが。私も、65歳までフルタイムで働くなんてもう無理と思ってはいますが、同時に60歳以降無職というわけにもいかないこともまた事実です。年金が出る65歳まで、というか、私が65歳になるとき、年金受給開始年齢がもっと上がっているかもしれませんが※、そこまで無収入ではとても耐えられません。※団塊ジュニア世代のはしりである私の年代から定年が65歳に延長される、ということは、年金もきっと同じだろうと踏んでいます。年金も、我々が受給できる年代に差し掛かるところから、支給年齢が引き上げられるんでしょう、多分。というわけで、できることなら60歳で退職して、別の仕事に転身したいところですが、遺憾ながらそのときに採用してくれる勤務先があるかどうかは定かではありません。なので、60歳になったら退職の上で短時間勤務を選択するでしょうね、間違いなく。フルタイムだけはもう勘弁です。
2023.03.26
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フォルクローレと一口に言っても、実は様々な音楽があるので、一口にはくくれないのですが、世界的に見て(日本でも)もっとも知名度の高いボリビア系のアンデス・フォルクローレの場合、使われる楽器は管楽器のケーナ・サンポーニャ、弦楽器のギター(クラシックギター)・チャランゴ、打楽器のボンボ(太鼓)、だいたいこの5種類が中心です。その中でどの楽器が一番人気かというと、まず間違いなくケーナなのです。やはり、「コンドルは飛んでいく」で知名度がありますから。それに次いでサンポーニャとチャランゴでしょうか。もっとも、ケーナとサンポーニャは1人の奏者が掛け持ちで演奏するのが一般的ですが。で、最後に残るのはボンボとギターということになるわけです。特にギターは、なかなか人がいません。何故って、「ケーナの音色が好きだからフォルクローレを始めました」という人はいても、「ギターがかっこいいからフォルクローレを始めました」という人はあまりいないじゃないですか。正直言って、私もそうなのです。ところが、では実際にフォルクローレの演奏で何が一番重要かというと、実はボンボ(太鼓)とギターなのです。どちらもリズムの要だからです。特に重要なのはギターです。他の楽器がなくてもギターさえあればフォルクローレは成り立ちますが、ギターがなかったら音楽として成り立ちません。※※あくまでも、現代的なスタイルのフォルクローレの場合です。古いスタイルでは、ギターのない音楽も存在します。というわけで、日本のアマチュア・フォルクローレ界では恒常的にギターの人材が足りない。私がキラ・ウィルカというグループに参加した一番最初の担当はボンボと笛だったのですが、途中からギターのおおさかさんが休業→復帰→休業→復帰→休業と繰り返したため、私の担当楽器も笛→ギター→笛→ギター→笛→ギターと、行ったり来たりしています。この間、他にギター奏者はいないかと思ったのですが、前述のような事情で、なかなか見つからないのです。上手いギター奏者は、すでにグループをいくつも掛け持ちしていたり、仕事が忙しかったり。一時期、関西在住の助っ人(ギターも弾ける)に参加してもらったことがあるのですが、長続きはしませんでした。関西からずっと東京に通い続けてもらうわけにはいきませんからねえ。もっとも、そのおかげで私も随分ギターの練習をしたから、腕前が多少回復しましたが。(ギターをまったく弾かない時期が数年続いたので、一時はかなり下手になっていました)まあ、「腕前が回復した」と言っても、ストロークとアルペジオ、簡単なベースラインしか弾けない「なんちゃってギタリスト」なんですけれどね。ただし、フォルクローレの伴奏ギターにとって、絶対必要なのはストローク。それさえできれば、最低限伴奏者としての役割は果たせます。難しいフレーズはチャランゴに弾いてもらえば何とかなる。(いしのさんのチャランゴはメチャクチャ上手いし)ちょうど1年ほど前に、やっと新しいギター奏者を発掘して、1年練習に参加してもらって、先日のライブでデビューしていただきました。おかげで、私も半分だけ笛担当に戻ったわけです。彼女のギターの腕前は、明らかに私より上手い。私には弾けない難しいフレーズがちゃんと弾ける。ただ、練習に参加した当初は、音量が圧倒的に少なかった。私は、ギターの腕前はないけれど、音量だけは自信ありなのです。フォルクローレの楽器の中で、ギターはもっとも音量の小さい楽器です。ケーナの3オクターブの爆音に負けないためには、とにかく強く弾くしかない。私は、長年フォルクローレの伴奏ばかりやってきたおかげで、音だけはでかい。おかげで左手人差し指は時々爪が剥がれるんですけどね。実は、私のギターそのものも、彼女のギターと比べると弦長が長くて音量が出ます。しかし、1年一緒に練習したら、彼女のギターも見違えるほど音量を増しました。先日のライブの時は、充分な音量が出ていたと思います。---ところで、フォルクローレのギター・ストロークというのはギターの弾き方としてかなり特殊な部類に入るかもしれません。何が特殊かというと、カッティングを多用するところです。カッティングができないとフォルクローレのギターは弾けません。具体的にどういう音かというと、ま、まずは実例から。手前みそで恐縮ですが、私が弾いているギターの例から。ギターは冒頭部分と間奏から後半途中までにしか映っていませんが、ギターの音はずっと入っているので、どんな音かは分かると思います。このリズム(クエッカといいます)を譜面にすると↓のようになります。下段のチャランゴのリズムはとりあえず無視して、上段のギターのリズムの×のついている部分に使われている音、カットコトンカットントンという「カッ」の部分の音がそれです。私は、ギターを弾き始めた頃(20台前半)、周囲にフォルクローレを演奏する知り合いが1人もいなかったので、カッティングの音が、どうやって出しているのか、どうしても分からなかったのです。ああでもない、こうでもないと試行錯誤したのですが、さっぱり分からない。それがカッティングという奏法であること自体に気がついていませんでした。というのは、一般的なギターの教則本には、カッティングとは弦の振動をとめて音を消すことだと書いてあるのですが(当時私が持っていた教則本にもそう書いてあった)、フォルクローレのカッティングはそれとはかなり違うのです。実際のところ「カッティング」という言葉であの奏法を表現するのが正しいのかどうかは私には分かりません。ただ、より正しい他の表現も存在しないと思うので。だから、私がフォルクローレの仲間と知り合ったとき、真っ先に聞いたのは、「ギターのあの音はどうやって出しているんでしょうか」ということでした。知ってみれば、ある意味簡単なことだったのですが。教則本に載っているカッティングは「音を消す(止める)」ことですが、フォルクローレのカッティングは「音を止めながら弾く」ものです。難しい言葉で言えば、ハーモニクス音を出すということです。具体的には、親指の付け根付近を弦に軽く当てる(ほんの瞬間的です)、それと同時に人差し指以下では弦をはじいている。弦に親指の付け根を当てている時間が長ければ、教則本どおりの「音の消えるカッティング」に近くなりますが、そのあたりは微妙なタイミングです。私の演奏は真正面から撮影しているので、指の動きが分かりにくいので、他の動画で指の動きが分かりやすいものを探してみました。カッティングが分かりやすいのは、前奏と間奏の、それぞれ最後の方だけですけれど。このリズムはアルゼンチンサンバといって、リズムを譜面にすると下記のようになります。やはり、×のところにカッティングが入っています。1小節に1回だけです。次はもっと分かりやすい映像。アルゼンチンのチャカレーラというリズムですが、教則用ビデオとして撮影したもののようです。このリズムは、私は全部の音をダウンストロークで弾くのですが、この人はダウン→アップ→ダウン→ダウンと弾いていますね。指の動きに決まりがあるわけではないので、どちらでも間違いではないと思います。このリズムを譜面にすると、以下のようになります。(先と同様、×のところがカッティング)(弾き方のバリエーションが幅広いので、これは一例です)このカッティングができれば、フォルクローレのギターは弾けたも同然(えっっっっ)さあ、あなたも是非フォルクローレのギターを弾いてみませんか・・・・・・参考までに、フォルクローレで使われギターはクラシックギターです。「フォルクローレ」という名前から、まれにフォークギターを使うと思う人もいるようですので念のため。クラシックギターは、更にフラメンコ用と(狭義の)クラシック用に分かれますが、一般的にフラメンコギターはフォルクローレには合いません。フラメンコギターは高音が重視されますが、フォルクローレのギターは低音の響きが求められるからです。
2011.04.24
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同志社国際高の辺野古移設めぐる学習、文科相「教育基本法に違反」沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、研修旅行の平和学習で訪れていた同志社国際高校の生徒ら2人が死亡した事故を受け、松本洋平文部科学相は22日の記者会見で、辺野古への移設工事に関する同志社国際高の教育内容が政治的中立性を定めた教育基本法に違反するとの考えを示した。文科省が、政治的中立性を理由に教育基本法違反を認定するのは初めてという。文科省は、研修旅行が安全管理も含めて「著しく不適切」だとし、学校法人同志社などに改善を求める指導通知を出した。事故は3月16日、平和学習の一環として小型船2隻に同志社国際高の生徒18人が分乗し、辺野古を見学する中で起きた。2隻が転覆し、女子生徒1人と船長1人が死亡。生徒と乗組員の計14人が重軽傷を負った。船は米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する市民団体「ヘリ基地反対協議会」に所属するもので、普段は海上での抗議活動に使われていた。また、同志社国際高は過去に研修旅行で、反対の座り込みが行われている辺野古テント村を訪れているが、当時のしおりには、ヘリ基地反対協議会が「私たちの行動に賛同いただける方は、まず一緒に座り込んでください」と呼びかける内容を載せていた。(以下略)---研修(修学)旅行の生徒が辺野古沖で船の転覆によって亡くなった件は、大変残念なことです。人の命は重いですし、その原因が転覆した船と亡くなった船長に帰することは間違いなさそうです。また、修学旅行で座り込みへの参加(を呼びかけること)は、事故がなかったとしてもいささかどうなのか、とは私も思います。「左翼」である私でも、自分の娘が「修学旅行で」座り込みに参加と言われたら、「えっ、ちょっと大丈夫?」と思ってしまうのは確かです。勿論、修学旅行の一環ではなく、自分の意志でそういう行動に参加するというなら、話はまったく違いますが。従って、安全管理という点で著しく不適切だったことはそのとおりであろうと思うのですが、ただ、平和教育として辺野古への基地移設問題を学ぶことが「政治的中立性を定めた教育基本法に違反」という言い分には、とうてい賛成しがたいものがあります。特定の政党や選挙運動に参加すような教育をしてはならない、という意味での「政治的中立」は重要なことです。しかし、意見の割れる政治的課題について学ぶことが政治的中立に反する、というのは欺瞞です。例えば、国旗と国歌というものがあります。私は、純然たる個人的好みでは日の丸は好きですし(少なくとも嫌いではありません)、それなりに敬意も表します(ただし、強制には断固反対)。しかし、君が代は嫌いですし、歌いません。世の中には、日の丸も嫌いだ、という人もいますし、もちろんその考えも尊重します。その一方で、政府は国旗と国歌を尊重せよ、と言い、教育の現場では、入学式卒業式で国旗国歌を強制しています。国旗国歌への賛成も反対も、それぞれ政治的立場である点に変わりはないはずですが、国旗国歌を教育現場に強制することは「政治的中立に反する」とは言わずに、それに反対することだけが「政治的中立に反する」と指弾されるのです。つまり、要約すれば、政府の方針に従うのは政治的中立に反しない、政府の方針に反するのは政治的中立に反する、と、「政治的中立」という言葉はそのような使われ方をしているのが現実です。自衛隊音楽隊の歌手が自民党大会で歌った問題だって、突き詰めればそういうことです。与党の大会で歌うのは中立違反じゃない、野党の大会で歌ったら中立違反だ、身も蓋もない話ですが、そういうことです。それをもっと要約すれば、「長い物には巻かれろ。」というのが「政治的中立」ということばの実態です。「巨大な悪ほど合法的である」という言葉がありますが、同様に、「巨大な偏向ほど『中立』的である」と私は思います。それを何のためらいもなく政府が大声で言い始めた、そういう状況なのでしょう。国旗損壊罪の創設というトンデモ法案もそうですが、政府の方針に反する奴は圧殺してやる、という意図を隠そうともしなくなった、ということでしょう。悲しいことですが、末期的です。
2026.05.23
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《衝撃》高市早苗陣営が野党中傷動画を投稿していた 今年の衆院選期間中に中道大物候補を「一度国を壊した素人」、野党批判ショート動画を続々と作成〈高市陣営が対立候補への“中傷動画”を投稿していた《総裁選の期間中に…小泉氏に「無能」、林氏に「アウト」》〉 から続く今年行われた衆議院議員総選挙(1月27日公示、2月8日投開票)の期間中、高市早苗首相の陣営が、野党の候補者を中傷する動画を作成してSNSに投稿していたことが「 週刊文春 」の取材で分かった。TikTokなど複数の政治系アカウント運営に、高市陣営が深く関与していた実態を「週刊文春」取材班は突き止めた。公設第一秘書の依頼から野党批判動画が続々と作成されており、馬淵澄夫氏に対しての動画では、次のようなナレーションが読み上げられていた。〈改革を口にする彼の背後で古い支援団体と既得権益が密かに祝杯を挙げています 彼が権力を握れば行き過ぎた労働規制が復活し日本の経済成長は完全にストップします〉~高市首相に質問状を送付すると、主に「ネガティブな情報を発する、あるいはそのような動画を作成して発信するといったことは一切行っておりません」と否定した。だが動画の流布は、馬淵氏に対してだけではなかった。岡田克也氏や枝野幸男氏も標的とされたのだ。---高市首相の公設第一秘書が対立候補を中傷する動画をばら撒いた張本人だった、と週刊文春が報じています。発端は高市が選出された昨年の総裁選で、対立候補である小泉現防衛相と林現総務相をこき下ろす動画を公設第一秘書がばら撒いていた、という話です。ただ、自民党総裁選は一党派のトップを決める内部選挙であり、公職選挙法は関係ないので、道義的には「真っ黒」ですが直接的に公選法違反に問えるものではありません。勿論、中傷動画をばら撒かれたとされる小泉や林が、それに対して名誉棄損で刑事告訴なり損害賠償請求なりを行った場合は、公選法ではなく刑法で違法性が問われることになりますが、二人とも閣内に取り込まれているので、政治的にそんな選択肢を取るはずがありません。が、第二弾として登場したのは、2月の衆院選でも野党をこき下ろす動画をばら撒いていた、という話です。自民党総裁選とは違って、衆院選は当然ながら公職選挙法の適用を受けます。この動画の製作費用をどこから出したのかが、まず気になります。公示後であれば、そのような費用の支払いは買収となります。ただ、想像するに、その辺りは抜かりなく公示前に「政治活動」として行っているのかもしれません。というか、そもそも作成者は陣営スタッフや支持者だというので、無償で作成したのかもしれません。ならば、この件は道義的にはともかく、法的にはシロなのか?そうはなりません。前述のとおり、刑法の規定である名誉棄損罪にひっかかる可能性は高いです。偽計業務妨害罪にも当たるかもしれません。与党で閣内に取り込まれている小泉や林と違って、野党の政治家が、名誉棄損について刑事告訴や損害賠償請求をためらう理由は、あまりないように思います。そして、公選法上も違法性なしではありません。公職選挙法235条が虚偽事項の公表罪を定めています。静岡県伊東市長が学歴を詐称した罪状で在宅起訴された罪状がこれです。旧民社党から参院選で当選した新間正次も、経歴詐称で有罪判決を受けて、当選無効になっています。旧民主党で衆院選に当選した古賀潤一郎も、同じ罪状で捜査を受け、議員を辞職しました(捜査のほうは起訴猶予になりましたが、これはおそらく議員を辞職したからでしょう)。で、虚偽事項の公表罪は、当選する目的で虚偽事項を公にすることのみを禁じているわけではありません。第2項にて、候補者を当選させない目的で虚偽事項を公にしたり事実をゆがめて公にすることも禁じています。従って、これらの動画の作成者が秘書だったり、あるいは秘書から指示を受けて作成していた場合はアウトです。勿論、連座制があるので公設第一秘書が有罪なら議員(首相)本人も失職です。というわけで、報じられていることが事実であり、起訴、有罪となれば高市は失職することになります。それにしても、今回は陣営スタッフが直接動画作成の陣頭指揮を執ったことが明るみに出たため、問題となっていますが、YouTubeやX、インスタなどの動画の隆盛に伴って、この手の自民党ヨイショ動画、ネトウヨ動画、野党誹謗中傷動画が大量発生している状況は、近年目に余るものがあります。作成者が政治家やその陣営と直接の関係がなければ、どんなトンデモ動画を作ろうが、そしてそのことが露見しようが、候補者に類が及ぶことはありません。百歩譲って、自分の「推し」の党は、政治家を礼賛する動画は、まだしも仕方がありません。個人的には自民党やその類似政党を持ち上げる動画など反吐が出ますけど、それは私個人の感想に過ぎず、特定の党を礼賛する動画が違法だとは言えませんから。しかし、他党、あるいは他国についてデマや誹謗中傷を行う動画、そしてそれによってお金を集めたり集票することは、日本の政治をおかしくし、ひいては日本の針路を危うくするものであると私は思います。ちなみに、私はYouTubeでその手の動画がお勧めに出てくるたびに、「チャンネルをおすすめに表示しない」を押しまくって、自分の視界内からは、ほぼ撲滅しています。それにしても、悪貨は良貨を駆逐する、悲しいけどこれは否定しがたい真理を含んでいると思わざるを得ません。それも、トランプ政権などを見ると、日本だけの現象ではないようです。
2026.05.01
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昨年夏、8人が亡くなったトムラウシ山遭難事故について、助かったガイドのインタビュー記事が「山と渓谷」8月号に掲載されていますので、さっそく購入して読んでみました。以下、インタビュー記事前半部の引用です。------------------今回の3人のガイドは、お互いに面識はありましたか?ゼロです。新千歳空港で初めて会いました。Bガイド(当時61歳・引用者注:死亡したリーダー格のガイド)はアミューズトラベルでは古株だったので、Cガイド(当時32歳)も名前は知っていたみたいですけれど。-でも、いっしょに山を歩いたことはなかった?「ない」と言っていました。-事前に電話で打ち合わせはしましたか。打ち合わせはしました。で、「当日はよろしくお願いします」と。-不安はありませんでしたか。それは不安でしたね。Bガイドが北海道の山を熟知しているなら話は別なんですが、「今回が初めてなんだ」ということを空港で聞いたんです。ガイドがまったくトムラウシを知らないんですよ。考えられない人選ですよね。「冗談でしょう。先に言ってくれよ。だったらやめてたのに。」って思いました。本当に空港から帰りたくなるくらいイヤでした。-わかっていたらやめていてましたか。イヤですね。ただ、自分の山に対する挑み方がアマかったのは確かです。いくらサブガイドというポジションでも、会社側の人間として行くわけだから、やっぱり下調べは充分にしなければいけなかったし、同行するスタッフは誰かくらいは聞くべきでした。でも、行ってしまった以上、まな板の上の鯉ですから、やるしかないと思いました。-出発前日に天気予報をチェックしたそうですね。しましたね。爆弾低気圧になるかもしれないけど、エスケープルートはあるのかという話をしていました。このコースは、一度山に入るとなかなかエスケープルートがないじゃないですか。Bガイドはそれを「イヤだな」と言ったんです。でも、そのあたりのことはCガイドに丸投げしていたと思います。-エスケープルートがないことについて、具体的な話はなかったんですか。「こういうルートがある」という説明はCガイドからあったんですが、そのルートにしてもけっこう歩きますから「これでエスケープになるの?」という話ですよね。エスケープの話は、BガイドとCガイドが中心になってしていました。「あんたはサブだから、言われたことだけやってくれ」という空気は確かに感じました。でも、それは僕もわきまえていたつもりです。自分がメインのときはサブに口出ししてほしくありませんから。そのときも彼らに任せようと思っていました。-3人の間でのコミュニケーションはどの程度だったんですか。事務的な打ち合わせ程度でした。みんな初対面ですからそんなに打ち解けるわけもないし。言ってみればその場限りのチームなので、信頼関係はなかったと思いますね。ただ、僕とBガイドは休憩時に一緒にタバコを吸うときにいくらか話をしました。Bガイドは「イヤなもん受けちまったな。こんなところにはもう来たくない」というようなことを言っていました。彼は彼なりに思うところがあったんじゃないでしょうか。そういう気持ちは僕も同じでしたけど。(中略)-翌日の行動について、3人でミーティングはしたんですか?していません。翌朝になってBガイドとCガイドが話して、出発を30分遅らせて様子を見ることになったんです。30分くらい遅らせても何も変わらないんじゃないかと思いましたけど、それは口には出していません。30分たって、どうするのかなと思って聞いていたら「行こう」ということになり、「ええっ、マジで?冗談でしょ」と思いました。-行くことにした根拠はなんだったんですか。わかりません。-天気がよくなるという予測ですか。じゃないですか。見切り発車だっだと思います。午後から快方に向かうハズだ、と。でも今の状況を見れば「この状況で行くの?」という話になるはずなのに「行こう」と決断したわけだから。「ああ、行くんだこいつら。じゃあ、行くしかないよな」という考えでしたね。出るという決断をした以上は、サポート役に徹するしかありません。-決定に従わざるを得ないという意味では、お客さんと同じような立場ですね。確かに、口を出せる立場ではありませんでしたけど、お客さんにしてみれば、僕は会社側の人間ですよね。その人間が、行くと決まったことに対して「やっぱり行きたくない」なんて言ったら、おかしな話になっちゃうじゃないですか。黙るしかないですよね。-生存者のひとりは、出発間際にあなたに「台風みたいな天気ですね」と話しかけたら「台風と同じです」と答えたと言っていました。続けて「こんな日は行きたくないわね」と話すと、あなたは何も答えなかったそうです。この天気は台風と同じだ、というのは自分の本音です。台風の日に山登りをする人がいますか?いませんよね。行ったって楽しくないし、あんな風雨のなかで稜線を越えるようなリスキーなことはしたくありません。半日待って天気がよくなるんだったら、待てばいいじゃないですか。だからBガイドが生きていれば、僕も言いたいことはいっぱいあったんです。自分の人生も、あの瞬間に変わったわけです。それはそれで僕の運命だったと思いますが、いまだに毎晩、思い出すんですよ。北沼の分岐で、女性客が僕の腕の中で亡くなったときのことを。なんであそこで出発したのか、僕も聞きたいです。-そのときの判断材料として、帰りの飛行機が決まっていることも考慮されたんでしょうか。停滞となると、飛行機を全部取り直さなくちゃならないし、翌日の宿もまた手配しなければなりません。そうしたことを考えると、多少無理しても下りたほうがいいというBガイドの判断だったのかもしれません。逆の立場で僕が添乗員兼ガイドだったらどうするかといったら、実際そうなってみないとわかりませんね。-この日の午後にはアミューズ社のツアー登山の別パーティーがヒサゴ沼避難小屋に入ることになっていました。それも出発を強行した一因になっているとお考えでしょうか。その話は聞いていましたけど、出発した要因とは思いたくないですね。-事故報告資料によると、稜線に出た時点で状況が悪ければ、天人峡へのエスケープをとらざるを得ないとCガイドは考えていたようですが。僕は聞いていません。-日本庭園のあたりでは、そうとう風が強かったそうですね。日本庭園を越えたあたりで女性客がひとり遅れはじめました。フラフラして見るからにおかしいので、肩を貸しなが「がんばって、がんばって」と励まし続けました。その時点で、恐れていたことが来ちゃったと思いました。-引き返そうと思えば引き返せましたよね。引き返せたと思います。でも、先行している人たちはとっとと行っちゃうし、追っかけるしかないですよね。-北沼に着くまでに、引き返すことは一度も考えなかったんですか?静岡のパーティーに抜かされる前、ロックガーデンのあたりの岩がゴツゴツした登りで「ヤバイよ。これマズイっすよ」と言いました。「やっぱり引き返そう」と言われるのをどれだけ待っていたか。でも「おまえ、何言っとんだ」みたいな感じでそのまま先に行っちゃったんで、「行くんだ・・・・・・」と。それ以上言っても仕方がないので、じゃあ自分のできることをするしかないなって思ったんです。(以下略)-----------------一言で感想を言うと、「赤信号、みんなでわたれば怖くない」と言うことに尽きます。以前に、カナリア諸島での史上最悪の飛行機事故について「物言えぬ職場に潜む落とし穴」という記事を書いたことがあるのですが、それと相通じるものがあるように感じました。遭難の日、出発を強行したリーダー格のBガイドも、本音では出発なんかしたくなかったのではないかと思います。事故当時の報道によると、客の間からも、ガイドに対して出発は止めた方がいいという申し入れがあったとされています。つまり、誰も出発なんかしたくなかったにもかかわらず、無理に出発して8人が遭難死という結果に陥った。「停滞となると、飛行機を全部取り直さなくちゃならないし、翌日の宿もまた手配しなければなりません。」これが決定的な要因となったのでしょう。加えて、インタビューでは「出発した要因とは思いたくない」と言うものの、アミューズ社の別パーティーがヒサゴ沼避難小屋に入るので小屋を空ける必要があったことも、大きな要因となっていたのでしょう。(「要因とは思わない」ではなく「思いたくない」という表現が、実質的にそれを肯定しているように感じられます)つまり、飛行機や宿の手配とか、後続のツアー登山の都合など、営業上の都合が、対自然の都合、安全性の都合より優先されてしまったということです。もちろん、営業行為としてツアーを開催しているのですから、営業上の都合が最優先されるのは、ある程度は仕方のないことです。でも、たとえば航空会社が悪天候のために航空便を欠航させると、営業上は大変な損害だし、客にも迷惑がかかるわけですが、だからといって、営業上の都合を最優先させて、台風直下に飛行機を出発させる航空会社があるでしょうか。そう考えると、いくら営利企業とはいえ、営業上の都合があまりに優先されすぎていた、そのためにガイドの判断が狂わされたと考えざるを得ません。結果的に8人遭難死という事態に至ったから、下山強行がいかに無謀だったかが「証明」されましたが、もし停滞して1日遅れで下山した場合はどうだったでしょう。事故の翌日は一転して晴天だったそうですから、おそらくツアー全員が何の問題もなく下山し、「停滞して日程が遅れ、飛行機の予約は取り直し、客の予定は狂い、会社は予定外の出費で損害」という結果だけが残ることになったでしょう。そのとき、「もし前日に強行下山していたら8人が遭難死という事態に陥っていただろう」なんてことを、誰も想像できないでしょう。結果として、停滞という判断を下したガイドが、会社から(場合によっては客からも)非難されることも考えられます。それによって仕事をもらえなくなったら、ということも念頭にあったかもしれません。ところで、問題の記事の最後の方で、このガイドはこのように言っています。------------------アミューズ社にかぎらず、けっこう危ない橋を渡っているツアー会社は少なくないと思うんですよ。それが幸いにも大きな事故につながらずにすんできたけれど、今回の事故ではツアー登山の危うい部分がすべて表に出たような気がします。まったくそのとおりじゃないですかね。「これはマズイでしょう」「それはちょっとあり得ないでしょう」ということが今までも多々ありました。なんでこんなリスキーなことを、このギャラでやらなければいけないんだって思ったこともあります。その上にあぐらをかいて、今度も何とかなると思っていた部分はあると思いますよ。同じような事故はほかの山でも充分に起こりうることで、それが今まで起きなかっただけのはなしです。-----------------以前の日記に書いたことがありますが、私も何度か山でツアー登山と遭遇し、「これは・・・・・・」と思ったことがあります。ハインリッヒの法則というものがあります。一つの重大事故の背後には30件の軽微な事故と300件のヒヤリ・ハットがある、という経験則です。多分、ツアー登山の世界も同じだと思われます。トムラウシの遭難事故は、おそらく氷山の一角に過ぎません。
2010.07.25
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最近、フォルクローレに関する話題のかなりの割合が、演奏者の死去の話になってしまい、悲しい限りなのですが、その中でも最大級に悲しい話が飛び込んできました。名古屋で活動していたサンポーニャ奏者のゆなさんが、8月2日に亡くなった、ということです。昨年7月に、人間ドックを受診したら重篤な病気が見つかったということで、それ以降入退院を繰り返しておられましたが、病状、その転移状況を聞くに及び、そう遠くない将来にこの日が来るのが避けがたいことは予期していました。でも、人がいつかは亡くなることは宿命ですが、ものには順番ってものがあります。自分より年下の(それも、10歳も年下の!)方が亡くなるのは、やはり悲しいことです。ゆなさんは、日本の女性サンポーニャ奏者としては間違いなくナンバーワンの存在であったと思います。男を含めても、あれだけ吹ける人は日本に何人もいません。そして、おそらく「女性」という括りで見れば、ボリビアでも彼女を超えるサンポーニャ奏者は、少なくとも私は知りません。日本では音楽は「女子どものたしなみ」的な価値観がないとは言えませんが(音大生は男性より女性の方が圧倒的に多いと言います)、ラテンアメリカでは音楽は男の世界であり、歌手を別にして、器楽演奏者で女性はかなり少ないのです。サンポーニャは、音域別に、もっとも標準的な音域がマルタ(通常のケーナやアルトリコーダーに近い音域)、その1オクターブ上がチュリ、逆に1オクターブ下がサンカ、更に1オクターブ下の最低音域がトヨと名前が分かれますが、彼女の場合は、音域が下がるほど凄味かましていきます。2017年「サンポーニャの集い」における彼女の演奏です。もっとも標準的なマルタを使っています。同じステージでの別の曲ですが、先の演奏より1オクターブ低いサンカで吹いています。更に1オクターブ低い「トヨ」。彼女はかなり小柄なのでやたらと楽器が大きく見えます。この楽器は通常2人一組で一人がドミソ、もう一人がレファ♯ラと、分担して掛け合いで演奏する楽器です。この楽器を1人で吹ける人はサンポーニャ奏者の中でもごく一部です(少なくとも私にはできません)。更にこれは通常のサンポーニャとは配列の違う二段式クロマチックサンポーニャで、どんな調でも簡単に対応できるのが強みではあるのですが、音の並びが通常のサンポーニャと全く違うので、持ち替えた際の難易度は高いです。わたしはかつて持っていたのですが、まったく吹きこなせなかったので、バラバラに分解して組み替えて通常のサンポーニャにしてしまいました。名古屋では、普段は「チャスカ」というグループのメンバー(動画右から2人目)として活動していましたが、仕事でお金をためては10年おきくらいにボリビアに渡航しては、現地のトップクラスの演奏家とレコーディングを行い、CDを発表してもいました。イラストを描くことを生業とされていて(イラストレーターとして独立していたわけではなく、勤務先での担当業務の一つにイラストを描くことがあったようです)その関係で自分のCDやコンサートチラシ等には、たいてい、独特の出演者の似顔絵が書かれていました。病気の転移の関係で、晩年は右手が動かず、左手で仕事をされていたそうですが、「え、これ利き腕じゃない手で書いたイラスト?」とびっくりでした。書いていても、本当に残念でなりません。ご冥福をお祈りします。あちらで、思いっきりサンポーニャを吹き続けてください。
2025.08.06
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明日演奏します。---第7回湘南軽音楽フェスタ5月10日(日)12時開場/12時30分開演(フォルクローレ関係の出番は午後2時過ぎから)大和市高座渋谷学習センター多目的ホール 小田急江ノ島線高座渋谷駅前出演 エストレージァ・アンディーナ他(ラテン・フォーク・オカリナ・歌謡曲・シャンソン・ジャズなど、フォルクローレは4グループ出演予定)入場無料---さて、我が家にはケーナが数十本転がっています。一口にケーナと言っても、音域によってサイズがいろいろあるのですが、もっとも標準的なのは、最低音がソのケーナです。一般に、それより音域の高いものをケニージャ、音域の低いものをケナーチョと言います。別名、チッケーナとデッケーナと言うとか、言わないとか・・・・・(ウソです)で、私が持っているケーナは、ほぼすべて、標準サイズの最低音ソの笛です。そこから外れるものは3本しか持っていません。ソプラノリコーダーと同じ音域のケニージャが1本(これは自作で、普通のケーナに使えない、細い竹を有効利用しようと作りました)、普通のケーナより1音低い最低音ファのケナーチョが1本、そして、3音低い最低音レ(D)のケナーチョが1本です。このうち、ケニージャと最低音ファのケナーチョは、人前での演奏には使っていません。しかし、最低音レのケナーチョは、よく使います。ケーナを5曲吹くとしたら、そのうち1曲くらいはケナーチョも吹く、という感じでしょうか。この演奏の冒頭の笛のソロはケナーチョです。ケーナは何十本もあるのに、ケナーチョ(D管)は、たった1本しか持っていません。1992年に購入したもので、20年以上使っています。その、たった1本のケナーチョが割れてしまいました。割れたといっても、ひびが入っただけで、とりあえず木工用ボンドと割れ止めの釣り糸で補修したので、当面演奏には問題ないのですが、1本しか持っていないD管に割れが入ったとなると、予備のケナーチョがないと不安です。明日も1曲使う予定だし。というわけで、新しいケナーチョを買うことにしました。こちらのお店に足を運びました。アンデス・フォルクローレ音楽 楽器館「コチャバンバ」実は、お店の場所が何回か移転していまして、別の場所にあったときは何回か行ったことがあるのですが、現在の場所に移転してからは、初めて足を運びました。5年前に移転したそうで、ということは少なくとも5年ぶり、ということです。ウィパラの旗を掲げています。目指すケナーチョも、在庫はあります。もちろん、普通のケーナも。サンポーニャもたくさんある。で、購入したのは、Kalistiaという銘柄のケナーチョです。1万1千円くらいしました。23年前に買ったケナーチョ(アハユという製作者)は、確か9000円だったと記憶しています。(買った場所は同じではない)とりあえず、吹いてみます。サイズがでかくて指穴も大きくて、指穴の間隔も開いているので、普通のケーナよりかなり押さえにくいです。左上から右下に向けて、これまで使っていたD管ケナーチョ(アハユ製)・今回購入したD管ケナーチョ(カリスティア製)・普通のケーナ(G管・木製)・普通のケーナ(竹製)。今までのケナーチョより、少し長くなっています。口径は太く、肉厚もかなり厚いのが分かります。実は、一番肉厚の厚いケナーチョを選びました。今まで使っていたケナーチョを購入した当時は、あまり肉厚の厚い笛(音量は出るが吹きにくい)は吹ける自信がなかったのです。今は、避ける理由は特にないので、音量の出そうな肉厚ケナーチョを選びました。でも、今使っているG管の木管ケーナのほうが肉厚は更に厚いようです。で、吹いてみたのですが、どうもド♯とレ(普通のG管ケーナのファ♯とソに相当)が低いのです。これは、つまり一番上の指穴の位置が低い、ということです。写真は笛を上下反対に撮っていますので、一番左下の指穴が問題です。削ってみることにしました。結構削りました。多少音程はよくなりましたが、まだちょっと低いかな。でも、これが限界。これ以上削ると、私の指では塞ぎきれなくなってしまいます。穴の下側を埋めないとこれ以上削れないので、このあたりで妥協することにしました。加えて、個人的な好みでいうと、管尻の節の部分が、何も処理されず、きったままの状態になっているよりは、ここが削ってあるほうが好きなのです。だから、そのうちに管尻もヤスリで削ってしまうかもしれません。今日は、そこまではしませんでしたけど。2本のケナーチョを吹き比べてると、中音域の音量は大差ない感じですが、最低音は新しいケナーチヲのほうが圧倒的に音量が出ます。これは、なかなか当たりかもしれません。さて、明日の演奏でも1曲だけケナーチョを使うのですが、古いほうと新しいほう、どちらを使おうかな。
2015.05.09
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皇統の安定 現実策を…皇族減 典範改正が急務[読売新聞社提言]皇族数の減少が深刻だ。皇位継承権を持つ皇族は3人となり、皇統の存続が不安視される状態が続いている。安定的な皇位継承の確保は先送りできない政治課題となっており、与野党は衆参両院議長の下で行われている協議で今国会中に結論を得なければならない。読売新聞社は4項目の対策を提言する。・皇統の存続を最優先に・象徴天皇制維持すべき・女性宮家の創設を・夫・子も皇族に与野党の協議では〈1〉女性皇族の身分を結婚後も保持する〈2〉旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える――の2案が議論され、〈1〉については各党・各会派がおおむね賛同しているが、女性皇族の夫と子に皇族の身分を付与するかどうかで意見が対立し、行き詰まっている。特に自民党は、夫や子に皇族の身分を与えると、将来的に女系天皇につながり、父方が天皇の血を引く男系で126代継承してきた皇室の伝統を覆しかねないと懸念している。夫や子への皇族身分の付与は、女性皇族が旧宮家の男系男子と結婚した場合に限るべきだとの立場だ。ただ、皇統の存続を最優先に考えれば、女性皇族が当主となる「女性宮家」の創設を可能にし、夫や子にも皇族の身分を付与することで、皇族数の安定を図ることが妥当だろう。皇室典範は女性皇族が結婚した場合、皇族の身分を離れるとしているが、早急に改正する必要がある。象徴天皇制は戦後、国民に定着し、皇室の活動は深く敬愛されている。皇室典範は、天皇の地位は「男系の男子である皇族」が継承すると定めているが、男系男子にこだわった結果、皇室を危うくさせてはならない。日本の歴史上には8人の女性天皇が存在している。皇統を安定的に存続させるため、女性天皇に加え、将来的には女系天皇の可能性も排除することなく、現実的な方策を検討すべきではないか。憲法には、象徴天皇制と天皇の地位の世襲制が規定されているだけだ。〈2〉の旧宮家の男系男子を皇室に迎える案については、これまで一般人として生活してきた人が皇族になることへの国民の理解が得られるかどうかなど、不安視する声も少なくない。慎重に検討する必要がある。(以下略)---保守系新聞の代表である読売新聞が、こんな社説を出すとは想像していなかったのですが、天皇制護持を最優先に考えるなら、そりゃ男系男子に固執したら絶対に不可能なのは分かり切った話です。その当たり前のことを、読売もようやく認める気になったのでしょう。天皇制を今後も維持するなら、理論的に男系男子をあきらめるしかないのは当たり前のことです。だって、男系が維持できたのは側室制度があったからで、今の時代には側室制度復活なんてありえないのだから、男系維持なんて確率的に不可能です。そもそも側室制度があっても、男系の女性天皇は過去何人もいますし。「旧宮家の男系男子を皇室に迎える案については、これまで一般人として生活してきた人が皇族になることへの国民の理解が得られるかどうかなど、不安視する声も少なくない。」というのは、まったくそのとおりです。多分、それを言うなら皇族の女性と結婚したて皇族になる夫も同じだろう、という声がありそうですが、皇族の配偶者として皇族になる人は、「当主」にはなりません。もちろん天皇にもならない。旧宮家(正しくは、その子孫)が皇族になると、さすがに本人がいきなり天皇になることはなくても、当主にはなるわけです。そもそも、11家あった「旧皇族」は78年後の今、男系男子の後継ぎがいるのは5家だけなのだそうです。一夫一妻制というのは、そういうことです。従って、仮に今旧皇族の子孫を皇族にしたところで、それは一時しのぎでしかなく、あと100年は経たずにやはり男系は断絶するでしょう。ただ、わたしは護憲派だし、憲法に規定されている象徴天皇制を「打倒!」なんてことは一切思いませんが、皇位継承権者が誰もいなくなって天皇制が流れ解散状態になるのも悪くない、と思ってしまう自分がいることも、完全否定はできません。女系天皇を認めることには賛成ですが、そういう不純な動機から、「男系男子維持」が変わらなくてもそれはそれでいいかな、と思ってもいるわけです。とはいえ、私と正反対に「何が何でも天皇制を守るべきだ」という人に限って「男系男子絶対維持」なんて叫んでいるのを見ると、正直「バーカ」って思うよね。贔屓の引き倒し。その妄執が天皇制の終末を早めることに、自分では気がつかないようです。ぜひぜひ頑張ってください。もっとも、このような考えは大筋以前から変わっていないのですが、秋篠宮家へのバッシング騒ぎを見て「女系天皇を認めても、もう手遅れかもね」という気がしなくもないのが正直なところです。例のKさん本人は知りませんが、その母親には確かにいろいろ問題がありそうです。ただ、それを日本中が総力を挙げて叩き続ける景色には、私は正直心が寒くなる思いしかありません。自分の一族の、誰にもバッシングの種になる要素などない、と言い切れる人って、世の中にどのくらいいますかね。今は問題なくても先のことは分からないわけです。ひとたびバッシングを浴びれば、日本中から攻撃され、プライバシーは丸裸です。あの風景を見たら、マトモな人ほど皇族との結婚なんて忌避するでしょう。それは愛子さんの夫になる人でも悠仁さんの妻になる人でも同じ。実際のところ、あのバッシング騒動よりはるか以前に、いまの天皇が結婚する前、お妃候補と言われた女性は何人もいました。中には旧皇族、旧華族の女性もいましたが、みんな逃げたわけです。皇族の世界に近い人であればあるほど、そこから逃げたわけですよ。その理由が、あのパッシング騒動で図らずも天下に知れ渡ってしまいました。だから、今後女性天皇を認めたところで、その配偶者を見つけることは至難の業だと思わざるを得ません。もちろん、それでも皇位継承権者が一人だけよりは二人いる方が、確率的にまだマシではあるでしょうけどね。そういう意味では、どっちにしても、日本の天皇制はもう詰んでいるのかもしれません。とはいえ、私が生きている間に天皇制がなくなるってことは、さすがにないでしょうけど。
2025.05.17
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憲法大集会2023毎年行われている集会ですが、私は参加したことがありませんでした。ゴールデンウィーク中は山登りに行く、またはラテンアメリカフェスティバルで演奏するからです。今年も行く予定はなかったのですが・・・・・自民・大空こうき衆院議員がデモ会場に苦言「重要な防災拠点」指摘も物議自民党の大空こうき衆院議員がXで、5月3日に行われる予定の集会「憲法集会」の会場について、「災害発生時に速やかな撤収」を念頭に許可の経緯を確認したことを明かし、ネット上で物議を醸している。「つながろう 憲法いかして平和な世界を!2026憲法大集会」は5月3日に東京都・有明防災公園で行われる。集会について大空氏はXで「公園の一部を所管する国土交通省に対し、問題意識を共有するとともに、防災公園において数万人規模の大規模集会を許可している経緯について確認しました」と報告。同公園は大規模災害発生時における「極めて重要な防災拠点」とした。大空氏によると、公園の利用許可の条件は「災害発生時に速やかな撤収ができること」とのこと。しかし、前年の同集会では大規模なステージが設置されていたことを指摘し、「ステージ設備を速やかに撤収できるのか、確認をお願いしています」とつづった。大空氏は「念のため申し上げると、私が問題としているのは、集会やデモの内容ではありません」としながらも、「迅速な災害対応を確保する観点から、基幹的広域防災拠点において数万人規模の大規模集会を許可することについては、極めて慎重であるべきだと考えています」とつづった。ポストには、「公園に民衆が集まること自体を問題視した政治家なんて過去にいたか?」「『集会の自由』への弾圧」「防災公園自体が企画してやっている防災フェスも出来なくなる」「あからさまな憲法集会つぶし」という批判が集まっている。(以下略)---クソだな、こいつ、という感想しかありません。災害対策を錦の御旗にして、気に入らない集会に対する難癖をつけ始めたわけです。当然の話ですが、この集会は主催団体が毎年東京都に占用許可の申請を出して(おそらく使用料もかかるでしょうからそれも支払って)、許可を得ています。※※有明防災公園は、国の土地と東京都の土地に分かれていますが、この集会で使用するのは東京都の土地部分だけのようです。初めての行事ではなく、過去何回の行われている、その実績も踏まえて許可を得ているわけですから、何も問題はないわけです。辻元清美議員がXの投稿で、国交省などに確認した結果を報告しています。それによれば<確認①>当該公園は、国と東京都がそれぞれのエリアを管理している(ほぼ半分ずつ)。憲法集会が行われるのは都側である。発災時の運用については、合同現地対策本部や自衛隊・警察などのコア部隊ベースキャンプ、人員・物資輸送に使用するヘリポートなどで運用されるのは国側。都側は、被災地外からくる広域支援部隊やボランティアのオープンスペース、物資置き場などとして柔軟に活用される予定。<確認②>もっとも緊急性の高いヘリポートの利用確保を中心に、撤収期限は「発災後12時間」をめざして段階的に定められている。主催者側はその基準に沿ってステージなどの設置・撤収計画を立て、都から使用許可を得ている。避難時の整理誘導についても、都側の要請に基づき人員を確保している。<確認③>そもそも当該公園は、平常時には「魅力的な憩いの場」として利用されることが計画で定められ、整備にあたっては国費も投じられている。イベントの開催は、発災時の運用に支障をきたさない限り、本来目的に沿ったものである。ということです。そのような基準に基づく設置・撤収計画に基づいて使用許可を得ているので、何も問題ないわけです。ちなみに、集会が終わってデモ行進の出発待ちをしている間に、ステージ上のPAはどんどん撤去されていき、ステージもおそらく2時間そこそこで撤去は終わっちゃうだろうな、と思いました。その前にデモ行進に出発したので、実際の撤去所要時間は確認していませんが。というわけで、この胸糞悪い話を知って、「ならば行くか」という気になりました。もっとも、今日5月3日は長野方面は天気が下り坂の予報だったため、山は昨日1日の夜行日帰りにしたことも、理由の一つですが。というわけで、写真です。カメラを持って出るのを忘れたため、スマホでの撮影です。ステージまでだいぶ距離がありますが、大変な人です。毎年参加している知人によると、昨年よりはるかに参加者が多いとのことです。私と同様、大空議員の妄言がむしろ宣伝になって参加した人が多いのかもしれません。主催者発表では、参加者数5万人とのことです。私は午後1時半頃現地についたのですが、それよりはるか以前に主催者が配布していたポスターは終了してしまったようです。遠い遠い、ステージが遠い。最前列、ではありませんが、そのすぐ後ろ、辺りまでたどり着きました。ただ、通路なのでここにとどまり続けるわけにはいかず、数枚写真を撮って後方に引き返しましたが。この時、壇上では社民党の福島みずほがスピーチをしていました(個人的には一連の社民党の内紛で、いささか私の中で福島議員が色あせていますけど、それは集会とは関係のない話です)。共産党の田村委員長とれいわ新選組の議員もスピーチをしていました。なんと、このプラカードが登場!まったく見ず知らずの方ですが、通りがかりに偶然見かけて、思わず駆け寄って写真を撮らせていただきました。El pueblo unido jamás será vencido直訳すれば「団結した人民は決して負けない」一般的には濱田滋郎さんの訳「不屈の民」が日本語タイトルとして使われます。チリの民衆抵抗歌です。キッチンカーも何台か出ていました。後背にあるのが癌研有明病院です。実は、父はここで亡くなりました。入院期間は合計100日以上、ガン再発で再入院したのが1月1日の朝でした(その年、我が家に「お正月」はありませんでした)。なので、私もこの病院にはかなりの回数行っています。デモ行進にも参加しましたが、昨日山に行ったし、全行程歩くのは辛いので、途中、「ゆりかもめ」の東京テレポート駅で隊列から離脱しました。実は、ここで離脱したくなかったのですが、ここで離脱しないとその先どこで駅の近くを通るか分からなかったので。なんでここで離脱したくなかったかというと、頭上の高架通路から、右翼のおっさんがデモ隊を口汚く罵っていたからです。他にも歩道で叫んでいる右翼もいました。なので、迂回してこいらと鉢合わせしないようにましたが、杞憂だったようです。これらは警察に取り囲まれた状態だったから、何事も起きようがありませんでした。頭上からメガホンで口汚くののしっていた右翼のおっさん2人組の後ろを通った際、写真を撮多のですが、周りを取り囲む警察しか映っていませんでした(笑)もちろん、この集会に人が多く集まったから改憲が阻止できる、というわけではないのですが、そのための力の一つにはなるでしょう。改めて、改憲には反対です。
2026.05.03
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音楽評論家の中村とうようさん死亡、自殺か21日午前10時15分頃、東京都立川市柴崎町2のマンション敷地内で、音楽評論家の中村とうよう(本名・中村東洋)さん(79)が倒れているのを通行人の女性が発見し、119番した。中村さんは病院に搬送されたが頭や胸を強く打っており、間もなく死亡が確認された。警視庁立川署は、中村さんがマンション8階の自宅から飛び降り自殺を図ったとみている。同署によると、中村さんは1人暮らし。自宅からは、遺書のような文書が見つかったという。中村さんは京大卒業後、銀行員を経て音楽評論の道に入り、1969年に音楽専門誌「ニューミュージック・マガジン」(現ミュージック・マガジン)を創刊。ジャズやフォーク、ロックからワールドミュージックまで幅広い評論活動で知られていた。--------中村とうよう氏の著作「ポピュラー音楽の世紀」(岩波新書)には、フォルクローレという音楽について、なかなか刺激的な文章が掲載されていて、私はかつてそれについて批判したことがあります。以前はホームページにその文章をアップしていたのですが、いつの頃にかホームページから削除してしまっていました。故人に対していささか手厳しい内容ですが、せっかくの機会なので、改めてその文章をアップしてみようかと思います。-----1999.10.28 無意味で空虚で安易な音楽中村とうよう氏の「ポピュラー音楽の世紀」(岩波新書)に、なかなか刺激的な文章が載っている。「ユパンキの音楽をフォルクローレという無意味な言葉で囲い込むのには、強く反対する。フォルクローレは民俗音楽だ、という空虚なタテマエ論にも与したくない。日本で現実にフォルクローレと呼ばれているのは、アンデス周辺の伝統楽器、特に竹に似た管で作ったタテ笛ケーナでどんな音楽でも演奏してしまうような安易な音楽だ。一方、ヨーロッパの諸都市には南米からの出稼ぎセミプロ・ミュージシャンたちが「コンドルは飛んでいく」などを街頭で演奏する姿があふれている。これはいわば、伝統的な民俗音楽が外見を保ったままどれだけ通俗化できるかの実験であって、民俗音楽がポピュラー音楽に転換したというのとはまったく違うのではないだろうか。」うーーーーん、その「無意味で空虚で安易な音楽」に命を賭けている私としては、こういう言われ方は、少なくとも気分の良いものではない。フォルクローレを「安易な音楽」と断ずる中村氏のフォルクローレ観の方が、失礼ながらよほど安易であると私は思う。インデックスページでも紹介したことだが、ラテンアメリカと言う広大な土地の様々な人々の民族音楽と、そこから発展した大衆音楽の総称がフォルクローレなのである。中村とうよう氏が何を言おうと、ユパンキやハイメ・グアルディア(長くなるので引用しなかったが、中村氏はハイメ・グアルディアのチャランゴが大好きらしい、そしてこれも「フォルクローレなどという空虚な名前は似合わない」と断じている)の音楽は紛れもなくフォルクローレである。勿論、いわゆるアンデスのフォルクローレとは全く毛色の異なった音楽であることは確かであるけれど、フォルクローレとはそれだけ幅の広い概念なのである。中村氏の言う「安易な音楽」だけがフォルクローレなのではない。それにしても、「アンデス周辺の伝統楽器、特にケーナでどんな曲でも演奏してしまう音楽」というのは、どうにも理解できない表現である。現実的に、ケーナやサンポーニャはほとんどの場合アンデスの音楽を演奏するのに使われていて、どんな音楽でも演奏するという使われ方はされていない。勿論、例外はあって、俳優の田中健氏は、ケーナでフュージョンみたいなことをやっているし、サンポーニャで似たようなことをやっている瀬木さんなどもいる。しかし、普通彼らの音楽はフォルクローレとは呼ばないし、呼ぶとしてもフォルクローレの主流ではない。そもそも、何で「ケーナでどんな音楽でも演奏してしまう」のが「安易」なのだろう?クラシックギターは、クラシックも演奏できるし演歌にも使われる。フォルクローレにもボサノバにも使われる。だからと言ってギター音楽を「クラシックギターで何でも演奏してしまう安易な音楽」などと言うだろうか?バイオリンは?ピアノは?なぜケーナやその他のアンデスの楽器だけが、いろいろな音楽を演奏すると「安易な音楽」呼ばわりされなければならないのだろうか。断っておくけれど、私はケーナでフュージョンをやるような音楽は好きではないし、フォルクローレではないと思っている。しかし、これは純然たる「好き嫌い」の問題、ジャンル分けの便宜上の問題なのであって、どちらが正しいか間違っているか、とか、どちらが高尚か低俗かとかいう違いがあるはずはないのである。そう、私の議論はやっと本題にたどり着いた。そもそも、「安易な音楽」って一体なんだろうか?何が優れた音楽なのだろうか?「多くの人に感動を与えられる音楽か否か」それ以外に音楽の良し悪しを分類する基準などないと私は思う。更に言えば、感動の大きさを客観的に測定する基準などない。したがって、この曲とあの曲とどちらの方が優れているか、などという判定は無意味である。万人が下らない音楽と思っても、自分一人がとてもとてもいい音楽と思えば、それで一向に構わないわけである。どうしてもフォルクローレが安易な音楽と言うならそれでもいい、通俗的と言うならそれでもいい。私は、「安易で何が悪い、通俗的で何が悪い」と申し上げたい。音楽の価値とは、そんなことで決まるのではない。感動を呼ぶか呼ばないか、それこそが音楽の最大にして唯一の価値なのである。私は、「コンドルは飛んでいく」は、あまりに演奏しすぎていささか飽きてしまったけれど、それでもクラシックの名曲に何ら遜色ないすばらしい曲(もちろんどんな演奏かによるが)と思っている。演奏技量という点ではクラシックよりはるかに簡単だし、あの最初から最後まで並行三度だけのケーナ二重奏というのは、見方によっては安易で通俗的の極みかもしれない。でも、だから何だ、というのである。技量というのは、感動を与えるための重要な手段ではあるけれど、それ自体が目的なのではない。通俗的で感動的な音楽は、高尚で難解でよくわからない音楽より優れている、と私は信じている。もちろん通俗的で下らない音楽や、高尚で難解だけど感動的な音楽もたくさんあることは言うまでもないが。中村とうよう氏も少しは良いことも書いていて、ハイメ・グアルディアの音楽について「民俗音楽かポピュラー音楽か、など彼らにはどうでもいい」としている。私も全く同感である。ジャンルとは単なる分類でしかなく、それ以上の意味はない。フォルクローレだからよい、とかフォルクローレだから悪いとか、ジャンル分けの言葉で音楽の良し悪しを語るのは愚の骨頂である。すばらしいフォルクローレもつまらないフォルクローレもある。もちろん、その基準は人によって千差万別だが。-----1991年にボリビアのカルカスが来日公演を行ったとき、NHKのBS放送で、コンサートの中継録画を行ったことがあります。ビデオが、多分我が家のどこかに残っています。その番組の解説者が、なんと中村とうよう氏だったのです。その中村氏が、実は腹の中ではフォルクローレについてこんなことを考えながら解説をしていたのかと思うと、ちょっと興ざめでした。まあ、評論家なんてものはそんなものなのかも知れませんが。
2011.07.21
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カルビー 主力商品パッケージを白黒に 政府がヒアリングへ中東情勢を受け大手菓子メーカーのカルビーが、主力商品のパッケージを白黒の2色に変更するとの方針について佐藤官房副長官は12日、企業からヒアリングを行う方針を明らかにしました。「印刷用インクあるいはナフサについて、現時点では直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けておらず、日本全体として必要な量は確保されていると認識しています。関係省庁が連携し実態を把握すべく関係企業との意思疎通に努めているものと聞いています。そうした中で本日ヒアリングを予定しているとの報告を受けています」関係者によりますとカルビーは、印刷インクなどの原材料の調達が不安定な状況になっているとして、「ポテトチップス」の「うすしお味」や「かっぱえびせん」など14の商品のパッケージを順次、白黒の2色に変更する方針です。佐藤副長官は、インクの材料としての合成樹脂などは必要量を供給することができており、印刷用インクの供給に問題はないとの認識を示しました。農水省は午後、カルビーに対してヒアリングを行い実態を把握したい考えです。---ナフサは足りている、目詰まりしているだけ、などと念仏を唱える人もいる中、現実は着実にナフサ不足による影響化社会の各所に噴出しています。パッケージを白黒に変更するという話もその一つです。官房副長官は「印刷用インクあるいはナフサについて、現時点では直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けておらず、日本全体として必要な量は確保されていると認識しています。」と言っていますが、それは単に現実を認識できていないだけなんじゃないですか?で、カルビーに対してヒアリングを行い実態を把握だそうですけど、何のヒアリングをするんですか?パッケージの印刷をフルカラーから白黒に変更することが、農水省の所管と何か関係あるんでしょうか?白黒印刷にすると、中身の食品の品質に、何か悪影響でもあるというのでしょうか?そんなことはあり得ないですよね。まさか、「ナフサ不足をアピールするな」と圧力でもかけるつもりですか?農水省がインクを手配してくれるとでも?結局、ナフサは(まったくない訳ではないけれど、必要量に対しては)足りていない、ということに尽きます。ホルムズ海峡封鎖が解除される見通しは依然として立っていないし、代替調達先も、従前の供給量を完全にだいたいはできていないから、こうなっているわけです。まだこれは序の口で、これから更に「あれも足りない、これも足りない」になっていくのは確実です。印刷が単色なんてある意味どうでもよいレベルで、食品トレイやパッケージの材料がないので食品、食材が出荷できない、という事態に至った場合、あっという間に破滅的な状況に陥ります。それをいつまでも「足りている」とか「年を超えて供給の見通しが立った」などと言いつくろっても、現実がそうではないことはもはや歴然です。いい加減事実を認めたらどんなんだと、私は思います。
2026.05.12
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作家・百田氏「沖縄の新聞つぶさないと」 自民改憲派の勉強会で主張安倍晋三首相に近い自民党の若手議員約40人が25日、憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」の初会合を党本部で開いた。安全保障関連法案に対する国民の理解が広がらない現状を踏まえ、報道機関を批判する意見が噴出した。講師として招いた作家の百田尚樹氏に助言を求める場面も目立った。出席者によると、百田氏は集団的自衛権の行使容認に賛成の立場を表明した上で、政府の対応について「国民に対するアピールが下手だ。気持ちにいかに訴えるかが大事だ」と指摘した。出席議員からは、安保法案を批判する報道に関し「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」との声が上がった。沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した。出席者の一連の発言について、自民党中堅は「自分たちの言動が国民からどのような目で見られるか理解していない。安保法案の審議にマイナスだ」と指摘。公明党幹部は「気に入らない報道を圧力でつぶそうとするのは情けない。言葉を尽くして理解を求めるのが基本だ」と苦言を呈した。---別報道によれば、この会合は、百田の講演の最初の部分だけ外部公開で、マスコミを締め出した後で問題の発言が飛び出したようです。でも、そんなことをしても、その内容はたちどころに外部に知られることになったわけです。当然、「安倍に近い自民党の若手議員約40人」という参加者の誰かがしゃべったわけです。この内容はさすがに問題すぎると思って話したのか、それとも当然の話だと思ってアピールのつもりで話したか、果たしてどちらでしょうか。私の想像では、安倍に近いという時点で、前者ではなく後者であろうという気がするのですが。政治家、それも与党という位置にいる政治家が、自党と相容れない主張のマスコミを「こらしめるために広告収入をなくせば」とか、「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。」(この発言は議員ではなく百田だそうですが)などというのは、民主主義の根幹をなす言論の自由に対する重大な挑戦です。しかし、この場に集った安倍信者どものほとんどは、そんな意識など欠片ほどもないのでしょう。自分たちの主張は愛国で、敵対する主張は反日だ、売国だ、だから潰してしまうことは正義だと思っているのでしょう。愛国者である自分に酔って、客観的な視点を持てなくなっているのだと思います。こういう連中の好き放題に国政を壟断されたら、日本はとんでもない方向に行くことになる。いや、すでにかなりとんでもない方向に進んでしまっていますけど。そして、「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」だそうです。自分たちの主張が支持を得るために、沖縄のどこかの島が中国に取られることを期待するがごとき発言は、「売国」とどこが違うのか。結局、百田にしても、この会合に出席した自民党の若手議員にしても、性根がネトウヨとまったく同じということです。実質的に、在特会がそのまま国会議員をやっているようなものです。そんなのが、自民党の若手議員の中で一大勢力になっているとしたら、本当に日本の将来は暗いと言わざるを得ません。
2015.06.26
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写真を見て分かると思いますが、怪我をする前に撮影したものです。これ以降、とても外で鳥の写真が撮影できる状態ではないので、多分年内最後の鳥の写真になるでしょう。(家の中からスズメ、キジバト、シジュウカラくらいは撮影できる可能性はありますが)コガラです。シジュウカラ科の小鳥。何度も見ている鳥ですが、上手い具合に写真におさめられたことは、そんなにありませんでした。同じくコガラコガラ。このときは、数羽の群れが至近距離で飛び回っていました。コゲラ。コガラと名前は紛らわしいですが、これはキツツキの仲間のコゲラ。コガラはシジュウカラの仲間(もっと大きくはスズメの仲間)。アカゲラ。先のコゲラより一回り大柄なキツツキの仲間です。この鳥も、何回も姿を見ていながら、写真におさめることに失敗していたのですが、このときは写真におさめることができました。同じくアカゲラです。目下のところ、これが最後に撮った鳥の写真。次にいつ鳥の写真を撮れるか分かりませんが、山登りよりは鳥の撮影の方が早く再開できると思います。
2017.12.28
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自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!私は「健康保険制度」と「年金」をすべて解体すべきだと考えています。それを実行できる政治家がいるのかどうか…結論から言うときっと現れないことでしょう。でも、私は考えています。それが日本を再生させる極めて有効な手段だと。今の日本には「不安」が広がっている、と多く報じられています。本当にそうでしょうか?「不安」なのでしょうか?~日本人は「気づいている」のだと思うのです。「不安」なのではなく「ちゃんと分かってしまった」のではないかと思うのです。ネットの普及によって。もう、年金のシステムなんて、とっくの昔に完全に崩壊していることを。もう、健康保険のシステムが、完全に時代に合わなくなってきていることを。先日、ある「人工透析」を担当しているお医者さんと話をする機会がありました。「はっきり言って大半の患者は自業自得」「患者さん?お金にしか見えないですね」「まー、人工透析を見てると、日本の未来はないってよくわかるwwww」腎機能の低下を招く原因とは一体何なのでしょう?あるお医者さんの話をよく聞くと、「遺伝的な疾患も確かにあります。しかし、私の見立てでは…8~9割ほどの患者さんの場合「自業自得」の食生活と生活習慣が原因と言わざるを得ません」(以下略)---長谷川豊というフリーアナウンサーのブログです。元フジテレビのアナウンサーですが、金銭がらみの不祥事で退職に追い込まれてフリーに転じた人物です。なかなかムチャクチャな発言が並んでいますが、正直なところ、透析患者の大半、かどうかはともかくとして、自業自得の例が少なからずある(おそらくは、実際の比率以上に目立つ)、という話自体は、事実であろうと私も思います。知り合いの医者とも、そんな話をしたことがあります。「暴飲暴食」という言葉があり(長谷川の文章でも使われている)、確かに脂っこいものをはじめとする栄養過多な食生活は様々な成人病の元になりますが、人工透析というレベルに至るのは、結構な割合で「暴飲」つまり飲酒のほうが原因であることが多いのではないか、という気がします。ただ、「自業自得」という言葉を安易に振りかざすことには、非常に大きな問題があるように思います。同じような暴飲暴食を繰り返しても、人工透析になる人ばかりではありません。否、透析にはならない人のほうがずっと多い。そこには、やはり単なる生活習慣の問題だけではなく、体質、内蔵の機能の差がおそらく存在するのです。たとえば、当ブログで何度か言及したことがありますが、中川昭一という政治家がいました。財務大臣在任中に記者会見で泥酔していて、そのことが原因で辞任に追い込まれた人物です。彼は、明らかにアルコール依存症、それも末期的な状態でありました。事実、その8ヵ月後には死亡してしまいました。酒を浴びるほど飲む生活を続けた挙句の急死ですから、これを自業自得と呼ばずしてなんと呼ぶ、と思いますけれど、それでも人工透析にはならなかったようです。そして、中川がアルコール依存に至った原因は、ストレスでしょう。中川に限らず、依存症や暴飲暴食の原因には、ストレスが大きく作用していることは明らかです。それをどこまで「自業自得」と指弾できるかは、なかなか難しいところです。もうひとつ、長谷川は莫大な医療費という側面から「自業自得」の人工透析患者を非難しているようですが、それはどうでしょう。荒れた食生活の挙句に人工透析に至ったような人間が、人工透析になった途端にまじめな人間になれるわけがありません。だからこそ、「自業自得」なんて思われてしまうわけですが、透析になってもなお荒れた食生活を続けていれば、どうなるかは火を見るより明らかですね。死んじゃいます。つまり、人工透析は確かに医療費がかかりますが、その人工透析患者の中では、「自業自得」な人たちは相対的にあまり医療費がかからないのです。そんな人たちはすぐに死んでしまうからです。人工透析を受けつつも5年10年と長生きできるのは、食生活についてある程度自らを律することができる人です。ということは、莫大な医療費を槍玉に挙げて人工透析患者を非難するなら、実は「自業自得ではない人」をこそ槍玉に挙げなければならない、ということになってしまいます。どうやって槍玉に挙げるんでしょうか。透析患者の分際で、つましく食生活を律して長生きなどするから医療費がかかる、暴飲暴食でもして、とっとと死ね - とでも言うのでしょうか。まさかねえ。それに、「自業自得」と指弾されるような行為が、一部の「ろくでなし」だけの占有物であるなどとは考えないほうがよいのです。前述のとおり、似たような過剰飲酒で依存症になっても、人工透析になる人もいればならない人もいる(ならない人のほうが多い)。私は、別に依存症ではありませんが、酔っ払って駅の階段で転んで腰を強打したことがあります。幸い、翌日腰が痛かった、というだけのことで済みましたが、似たような状況で転倒して、脚を骨折した知人がいます。私と知人の差は、運不運でしかない。私は山登りが大好きですが、これまでのところ遭難したことはありません。もし運悪く遭難すれば、自業自得と指弾されることになるのでしょう。そういう意味では、怪我のほとんどは「自業自得」と言えます。風邪だって、自己管理がなってないからだと指弾される場合があります。旅行先で、スポーツやそのほかの「生活のために絶対に必要ではない行為」の中で怪我、病気になったら、それはすべて「自業自得」と言えなくはありません。運動不足で成人病になったら自業自得だが、成人病にならないために運動による怪我や故障も自業自得だ、ということになったら、逃げ道はありません。結局、自業自得ではない病気や怪我ってあるのでしょうか。あるとしても、ごくわずかでしょうね。先天性の障害くらいでしょうか。それも、「産んだ親が悪い」などと言われかねませんが。だいたい、医療が、病気や怪我を治すことよりも、その原因が自業自得でないかどうかを追及することにエネルギーを費やすようになったら、世の中おしまいです。確かに、感情論のレベルで言えば、「自業自得」と思う透析患者はいますが、だからと言って、実費負担させろ、嫌なら殺せというのは、理論にも何もなっていない。実現性もなければ論理性もない暴言に過ぎないのです。相模原の障害者施設の大量殺人者の言い分とどこが違うのか。
2016.09.21
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「あんな酷い日本語で始まる憲法はない」石原・維新代表私たちは基本的に憲法を全部取り換えていくと思っているが、直裁にすぐ一点突破でできるものでもない。これは国のリーダーの覚悟次第だ。憲法論議は(自民党に)同調する。論議があるなら私たちの案を出す。占領軍が4日間でつくった英文和訳で、あんな醜い日本語で始まる憲法は世界中にない。北朝鮮は状況証拠で言ったら200人を上回る日本人を拉致した。中には殺された人もいる。なんで軍事力を背景にしてでも、さらわれた同胞を取り戻すことができなかったのか。物的な証拠がありながら、国が動くことができなかった。その障害が9条じゃないですか。9条で国民を見殺しにしていいんですか。---いかにも石原が言いそうな主張です。私は、憲法前文がそんなに酷い日本語とは思いません。まあ、このあたりは個人の好みに属する面もあるだろうし、どのみち法律というのは多かれ少なかれ無粋な部分のある言葉で書かれるものでもあります。石原が今の憲法を嫌いで嫌いで、文章にまでけちを付けたいというのは、まあ個人の好みとしてはそうなんだろうなとしか言えません。しかし、この発言の後段の部分は、個人の好みの問題では済みません。北朝鮮の拉致被害者が本当に200人もいるのかどうかは、私はちゃんと調べていないので、真偽のほどは判断が付きません。とりあえず、200人という人数が正しいものと仮定して話を進めることにしましょう。石原の言い分によると、憲法第9条がなく、強力な軍隊を持っていて、その軍事力を使えば、拉致被害者を取り戻すことができた、ということになります。北朝鮮による拉致被害は、日本だけで起きているのではなく、韓国でも起きています。Wikipediaによれば、北朝鮮に拉致された韓国人は400人以上とされているそうです。韓国には憲法第9条はなく、強力な軍隊もあり(海空軍は日本の自衛隊の方が強力ですが、陸軍に関しては韓国陸軍の方がおそらく強力です)、しかも朝鮮戦争以来公式には北朝鮮との間では停戦しかしていない、つまり戦争が一時停止しているだけの状態が続いています。が、その韓国も、軍事行動によって北朝鮮から拉致被害者を取り戻すことなど、試みたことはありませんし、試みたと仮定しても、成功する可能性は皆無といっていい。そもそも米国の同意なしに韓国が単独で北朝鮮に対して軍事行動を起こすことなど不可能だし、米国がそのような軍事行動に同意する可能性もないでしょう。そもそも、1994年の核開発疑惑の時、米国は北朝鮮への軍事行動を検討したと言われますが、結局踏み切ることはできなかったのです。それなのに、日本だけが、憲法第9条を捨て去れば北朝鮮に対して軍事行動が起こせる、起こせば拉致被害者を取り戻すことができる、などということは、とても考えられません。そして、もう一つ確実に言えることは、仮に北朝鮮に対して軍事行動を起こせば、それによる死者の数は、日本側だけでも200人では済むはずがなかろう、ということです。200人の拉致被害者を救うために1000人が戦死するのでは、本末転倒も甚だしいのです。石原は9条が日本人を見殺しにしたと言いますが、私は全く逆に、憲法第9条が存在したからこそ、戦後日本は戦争に巻き込まれず、戦死者をほとんど出さずに済んだと思っています。勿論、憲法第9条の条文が、というよりは、それに代表される平和指向がというほうが、より正確かも知れませんが。日本は1990年代以降のPKOや後方支援を除いて海外派兵を行ったことはなく、実戦に参戦したこともなく、従って戦死者を出したことも、敵を殺害したこともありません。(ただし、朝鮮戦争中に掃海部隊が死者を出しています)そのおかげで、「敵国」の民衆から恨みを買うことも、戦後に関してはなかった。石原慎太郎的な感性からは、強力な軍隊をもって、時々海外派兵して、戦争に参加して、輝かしい戦果でも挙げれば、自尊心が満たされるのかも知れません。しかし、その代償は大きい。太平洋戦争終結後、「世界の警察」を自認する米国は、世界中の紛争に派兵して、多くの戦死者を出しています。朝鮮戦争で戦死・行方不明をあわせて4万人以上、ベトナム戦争でも5万人、イラク戦争4000人以上、アフガニスタン紛争2000人弱・・・・・・。前述の韓国も、ベトナム戦争に派兵して、5000人もの戦死者を出し、虐殺事件も引き起こして国際的な非難を浴びています。もちろん、虐殺事件で国際的非難を浴びたのは米軍も同様です。そのような道が望ましいとは、私は思わない。石原慎太郎の自尊心より、人の命の方が大事ですから。そして、そのような道を選ばなかったのは、憲法第9条(に代表される平和指向)のおかげであると、私は確信しているのです。
2012.12.18
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101013-OYT1T01041.htm尖閣の中国名表示削除を…グーグルに自民要請自民党は13日、検索最大手の「グーグル」に対し、同社の地図サービス「グーグルマップ」で、尖閣諸島の表記に併記されている中国名を削除するよう申し入れた。グーグルマップ上では、尖閣諸島と同諸島の魚釣島について、それぞれ中国名の「釣魚群島」「釣魚島」が併記されている。同社の日本法人を訪れた小野寺五典「影の内閣」外務担当は「中国と領有権問題が存在する領域であるかのごとき表記で誤りだ」として、日本語表記のみにするよう求めた。グーグル日本法人は「米本社に伝える。しかるべき時期に返答したい」と述べた。-----------------http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101015k0000m040054000c.html外務省:グーグル日本法人に中国側呼称の削除要請外務省は14日、米インターネット検索大手グーグルの地図検索サービス「グーグルマップ」で沖縄県・尖閣諸島と魚釣島の中国側呼称が併記されていることについて、グーグル日本法人に中国側呼称を削除するよう申し入れた。外務省によると、同省の担当者が14日午後、グーグル日本法人の担当者に電話し、日本の立場を説明したうえで削除を要請した。日本法人担当者は「承った」と答えたという。同マップでは「尖閣諸島」の横に「釣魚群島」、「魚釣島」の横に「釣魚島」と中国側呼称が記されている。自民党は既に、13日に同社側に訂正を申し入れている。-----------------マルビナス諸島という島をご存じでしょうか。南大西洋のアルゼンチン沖にあるイギリス領の島で、英語名ではフォークランドと言います。アルゼンチンが自国領と主張しており、1982年にはアルゼンチン軍が侵攻してフォークランド戦争(マルビナス戦争)が起こっています。アルゼンチン軍は敗北し、この島は今でもイギリス領ですけれど、日本の地図帳は全てこの島の名前をフォークランド(マルビナス)諸島と表記しています。地図製作会社が、アルゼンチン側の主張が正当であると認めているわけではないでしょうが、地名は両論併記になっています。領有権を巡って対立する二つの国が同じ島に別々の名前付けているんだから、中立的な立場から、その二つの名前を併記する地図が現れるのは当然です。尖閣諸島だって同じことでしょう。政府は、尖閣諸島に領土問題はない、という公式見解を掲げています。現在野党の自民党も同じ主張を掲げています。政府としては、そう言い続けるしかないというのは分かります。私も、尖閣諸島は日本の領土だと思っているし、政府の公式見解を撤回しろと言うつもりはありません。でも、政府の公式見解が日本中の全てを縛ることなどできません。政府の公式見解がどうあろうと、これは領土問題に決まっているのです。誰だって、そう思っているでしょう。何しろ、あの極右機関紙産経新聞でさえ、尖閣諸島を巡る事件の記事は、「領土問題」というカテゴリーに入れているのですから。というわけで、米国の会社であるグーグルが、中立的な立場から二つの名を併記するのは仕方がないことですし、それを非難しても始まらないと私は思います。
2010.10.14
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17年間も逃亡を続けていた容疑者が突然自首してきたというのは、非常にびっくりしました。それも大晦日の夜に。いったい何が彼を変えたのでしょうか。一説には、麻原の死刑執行引き伸ばしのためだ、という話があります。もっとも、本人はもうオウム真理教への信仰は捨てたと言っているようですが。逃亡生活の間、仕事はしていなかったそうですし、逃亡生活の詳細は、言うと「迷惑がかかる」と言って取り調べに応じていないそうなので、支援者がいたことは間違いないでしょう。誰が支援者なのかと考えてみると、事件当時に彼をよく知っていた人物であることは間違いないでしょう。可能性としては、当時オウム真理教の内部にいた人間であろうと思われます。もちろん、その支援者自身にしたところで、今もオウム真理教(現在はアレフ)の信者かどうかはわからないですけれど。そう考えると、平田が今は信仰を捨てたというのは事実でしょうが、オウム真理教をめぐる人間関係の中で逃亡生活を送ってきた可能性が高いように思います。そうすると、本人はオウムの信仰を捨てているけれど、支援者(信者)が「教祖の死刑執行引き伸ばし」という意図で、自首するよう教唆した支援者との関係が悪くなって庇護を受けられなくなった支援者の生活が苦しくなり、庇護を受けられなくなったという3つのいずれかの可能性が高いんじゃないかという気がします。もちろん、複合要因ということもありえますが。もっとも、現金を10万円持っていたというから、もうお金がなくて完全に進退窮まる状況ではなかったと思いますが。話は変わりますが、本人は出頭に至った心情について、「出頭のきっかけは東日本大震災だった。罪のない人があんなに犠牲になったのに、自分が生き延びていることが理不尽だと思った。」と言っているそうです。この言葉からは自分も死刑になる覚悟で出頭したように読み取れます。※※もっとも、接見した滝本太郎弁護士によると、話した内容と報じられている内容に微妙な違いが各所にあるそうなので、これもこのとおりの発言かどうかはわかりません。では平田信はどの程度の刑罰になるのでしょうか。今のところ、彼にかけられている容疑は3つあるようです。假谷清志さん拉致への関与宗教学者島田裕巳宅に時限爆弾が仕掛けられた事件への関与国松警察庁長官狙撃事件への関与このうち、狙撃事件は時効だし、時限爆弾事件は死者もけが人も出ていない。人が死んでいるのは最初の假谷清志さん拉致だけですが、本人は「車を運転しただけで拉致とは知らなかった」と主張しているようです。それが事実かどうかはわかりませんし、裁判でどう認定されるかもわかりませんが、この事件は殺人ではなく監禁致死容疑になるようです。そうすると、監禁致死罪(傷害致死と同じ)は3年以上の有期刑です。死刑はおろか、無期懲役の可能性もなさそうです。自首による刑の軽減も認められるでしょうしね。どのくらいの判決になるのかは知りませんけど。まだ逃亡を続けている残りの二人に関しては、容疑が重く(サリン事件の殺人罪)、時効は廃止されていますし、逮捕されたら死刑もあり得ます。それにしても、あのオウム心理教の事件から、もう17年ですか。地下鉄にサリンが撒かれたあの日、確か月曜日だったと記憶しています。当時私は平日休みの部署にいて、サリン事件の日は休日だったのです。家でテレビを見ていて、大変な事件が起きていることを知りました。もし、出勤日だったら・・・・・、まあ、サリンが撒かれた路線は、当時は私の通勤経路ではなかったので、巻き込まれることはなかったでしょう。でも、私の勤務先では、何人か事件に巻き込まれた方がいました(幸い、亡くなった方はいません)。
2012.01.04
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http://www.asahi.com/politics/update/0302/TKY201103020333.html自民党は2日、国旗損壊罪を新設する刑法改正案を今国会に提出する方針を決めた。日本を侮辱する目的で日章旗を焼いたり破いたりしたら2年以下の懲役か20万円以下の罰金を科す内容。民主党や公明党など他党にも協力を呼びかけて成立をめざす。尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件などをきっかけに自民党は保守色を強めており、「君が代」の替え歌など国歌への侮辱に刑事罰を科す改正案も検討する。--------------いやあ、最近民主党が本当にどうしようもなくて、まったく愛想が尽きているのですが、それでもこんな記事を見てしまうと、「自民党政権には戻って欲しくない」と思ってしまいます。私個人の好みとしては、日の丸は嫌いじゃありません、というか好きです。(君が代は大嫌いです)だけど、だけど、日の丸を破ったり燃やしたり侮辱する自由というのは、当然にある、これもまた当たり前のことです。(言うまでもなく、損壊する国旗が他者の所有物である場合は、国旗がどうこう以前に器物損壊ですから、話は違います)だいたい、「日本を侮辱する目的で」って、いったい誰がどうやって判定するんですか。非常に曖昧であり、恣意的にどうとでもなる。恣意的にどうとでもなるということは、拡大解釈して悪用しやすいと言うことです。国家を侮辱することを刑罰の対象にしようということ自体が、「お上に逆らうことは許さない」的な、あるいは不敬罪的な、言論の自由と相容れない考え方です。「自由」「民主」党の名が泣くというもの。更に、「『君が代』の替え歌など国歌への侮辱に刑事罰を科す改正案も検討」なのだそうです。正気の沙汰とは思えません。幸いなことに、現在の議席数では、この法案が成立する可能性はまずないものの、自民党が政権に復帰した後は、果たして・・・・・・。本当に怖い。
2011.03.02
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<参院選>共産、1人区擁立せず 他野党との競合区共産党は19日、夏の参院選で32ある1人区で独自候補を原則取り下げる方針を固めた。同党は現在、32選挙区中29選挙区で候補を擁立しているが、「一本化」に協力。野党票の分散を回避する考えだ。同党は同日、民主、維新、社民、生活の4党との党首会談を開き、安全保障関連法廃止などの方針で合意。共産の主張が受け入れられた格好となり、選挙協力での譲歩を決めた。共産は昨年9月、安保関連法廃止を目的にした「国民連合政府」構想を打ち出し、野党の選挙協力の条件としていた。しかし、志位和夫委員長は19日の党首会談で「大義実現のため構想は横に置く。1人区で思い切った対応をしたい」と述べ、条件を付けずに候補者調整に応じる考えを示した。5党は23日に幹事長・書記局長会談を開き、具体的な一本化の協議を開始する。党関係者によると、29選挙区のうち、民主と競合する14選挙区では、候補者が共産との協力を拒否する場合などを除き、取り下げる。民主推薦の無所属候補と競合する7選挙区については、これまでは当選後の民主党入りに反対していたが、方針を転換して容認。両党の地方組織での協議も踏まえ、取り下げる方針だ。共産のみが擁立している8選挙区については、他の4党が擁立しない場合は取り下げない。(以下略)---共産党が、結果的に他党に大幅譲歩した前例としては、2009年の総選挙があります。全国300の小選挙区のうち、半分強の選挙区しか候補を擁立せず、結果的に民主党の大勝を助けることになりました。が、そのときは両党で何らかの合意があったわけではなく、おそらく共産党の党勢が衰退傾向にあったことからのやむを得ぬ決断だったのだろうと思います。そして、誕生した民主党政権が実に情けない結果となると、以降共産党は再び全選挙区への候補擁立に回帰しています。共産党は、民主党どころか、旧社会党との間でさえ、地方選はともかく国政選挙での選挙協力は、沖縄以外では行ったことはないだろうと思われます。おそらく、このように共産党が他党との合意を経ての選挙協力を行うのは、(沖縄以外では)史上初ではないでしょうか。共産党の党勢は、民主党が大敗して下野した2012年12月の総選挙をどん底として、それ以降は急激に回復傾向にあります。多分、共産党単独での損得で考えれば、今までどおり全選挙区に候補擁立して比例区の票を掘り起こしたほうが得票・当選者とも増える可能性が大きいと思われます。それでも、今回は他の野党と選挙協力を選んだ。共産党がぶち上げた国民連合政府構想は暗礁に乗り上げて、実現の可能性は薄そうですが、それでも選挙協力だけは行う、と。この決断が共産党にとってプラスかマイナスかは分かりませんが、野党全体にとっては、少なくともマイナスにはならないでしょう。プラスになるかどうかは定かではないけれど、悪くてもプラスマイナス0でしょう。それにしても、ずっとわが道を行っていた共産党が大幅な路線変更をしたのは何故でしょうか。一つには、昨年の安保法制反対運動で、野党間の結束が高まったこと、もうひとつは、やはり沖縄の状況が大きかったのではないでしょうか。一昨年の総選挙で、社民・共産・生活・自民党を離党したグループが一致団結したことにより(まあ、そこに民主党の名はなかったわけですが)沖縄では野党が全勝、共産党も久しぶりに小選挙区で当選者を出しました。この流れを全国に、ということでしょう。それだけ、安倍政権に対する危機意識が高い、ということでしょう。この決断の結果がどうなるかは分かりませんが、とりあえず私としては支持したいと思います。参院選で投票するかどうかは分かりませんが。ま、選挙区と比例区2票あるうちの1票は、多分投じるでしょう。
2016.02.20
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怪我して以降初めて、葛西臨海公園に鳥の写真を撮りに行って来ました。しかも、100-400mmの重いレンズを担いで(このレンズを持ち出したのも怪我以降初めて)。そんなに珍しい鳥、初めて写真を撮る鳥はいませんでしたが、2時間半ほど歩いて36種類に遭遇。午前中は曇っていたので、あまり明るい写真は撮れませんでした。シロハラ。ツグミ科の冬鳥です。ノスリ。ウォッチングセンターの前で、数人のカメラマンが集まっていたので、すぐに分かりました。猛禽類(ワシタカ、フクロウ)に対しては、カラスが激しく攻撃をかけます。アオジ(ホオジロ科)。やはり冬鳥です。園内のあちこちにたくさんいました。いわずと知れたカワセミアカハラ。もちろん、アカデミックハラスメントのことではありません(笑)。ツグミ科、最初に紹介したシロハラと腹の色以外はそっくりです。アカハラもシロハラも東京では冬鳥ですが、アカハラは日本でも本州中部の高原や北海道では繁殖しています。イソシギ。旅鳥や冬鳥が多いシギの仲間の中で、数少ない留鳥(1年中いる鳥)です。ツグミ。オオバン。水辺でよく見る鳥ですが、実は地上を歩いているところは初めて見ました。西なぎさに行ってみなした。なぎさの先端、岩場というほどの場所でもないのですが、それでも今の足の状態では、歩くのはやっとでした。沖合いにはスズガモの大群。その中に他の水鳥も混ざっているのでしょうが、とても識別できません。ただ、手前のほうにカンムリカイツブリがいるのは分かります。そして、その向こう、はるか沖合いの杭の上にミサゴが止まっています。ヒドリガモ。イソヒヨドリ。「ヒヨドリ」と名がつきますが、ヒヨドリではなくツグミの仲間。オスはきれいなのですが、これはメス。今日1日でツグミ科4種に遭遇しました。ハマシギの団体さんがご到着。ハジロカイツブリ。この写真では分かりにくいですが、目が真っ赤なのが特徴。ちょっと怖い目、とも言えます。ミサゴが飛んだ。足に獲物(魚)をつかんでいます。ミサゴが止まった杭を探して写真を撮っていったら、ダイシャクシギがいました。モズ。西なぎさからの帰り際、売店の背後の茂みにいました。今日見た鳥。カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、カワウ、カルガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、スズガモ、ホシハジロ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ダイシャクシギ、ハマシギ、イソシギ、セグロカモメ、カワセミ、コゲラ、ノスリ、ミサゴ、キジバト、ヒヨドリ、メジロ、モズ、シジュウカラ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、イソヒヨドリ、アオジ、ハクセキレイ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシブトガラス(番外ドバト)
2018.01.20
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小3女児、父に代わって候補者名記入・投票兵庫県加西市選管は10日、参院選と知事選の期日前投票で、小学3年の女児(8)が父親(36)の代わりに参院選選挙区の投票用紙に候補者名を記入し、投票していたと発表した。他の投票用紙と区別できないため、投票は有効とみなされるという。市選管によると、9日午後6時10分頃、市役所1階の期日前投票所で、女児が父親に「候補の名前を書きたい」とせがんだ。女児が記載台で投票用紙に父親らが口にしていた候補の名前を記入。親子が一緒に投票箱に入れたという。投票所の選挙管理委員が、参院の比例選でも投票用紙に記入しようとしている女児に気付き、「自分で書けないのですか」と父親に注意して問題が発覚した。市選管は「父親は昨年の衆院選で期日前投票の事務のアルバイト経験があり、法律違反だと知っていた。知事選は父親が記入して投票したようだ」と説明している。公職選挙法では、有権者は候補者の名前を自分で記入して投票箱に入れることになっている。体が不自由な有権者らには、投票管理者に申請した上での代理投票が認められている。市選管は11日から、期日前投票所の職員を1人増やし、8人で臨むことにしており、「投票を止められなかったことを反省している。今後は公正な選挙事務に専念したい」としている。---役所の立場としては、こういう行為を容認するわけには行かない、というのは分かるのですが、どうも新聞記事にするようなこととは思えません。8歳か9歳の自分の子どもに車のハンドルを持たせた、というなら大問題ですが、投票用紙に名前を書かせたことが大問題でしょうか。法律に反するといえば反しますが(公職選挙法第46条に、投票用紙に自書、と書いてある)罰則規定はありません。厳密に言えば、「名前を書かせて」とせがんだ娘が、投票干渉罪(公職選挙法第228条)に当たる可能性がありますが、8歳や9歳の子どもがそんな罪に問われることはあり得ません。つまり、ほとんど罪のないレベルの話に過ぎないのです。ま、私も子どもを連れて投票所に言ったことはあるけど、子どもに候補者名を書かせようと考えたことはないですけどね。さて、それはともかくとして、この記事を見て思ったのは、別の問題についてです。というのは、日本の投票所の記載台は、選挙の秘密を守るにはちょっと難点がある、ということです。この子どもが簡単に父親と一緒に投票用紙に名前を書けたのも、更に言えば記載台の前に父親と一緒に立てたことも、記載台の欠陥が原因としか思えないからです。日本の投票記載台はアルミ製の折りたたみ式で、隣の人とは簡単な仕切りがあるだけ、覗き込もうと思えば簡単にできてしまうし、ヘタをすると後ろで待っている人にさえ、内容が見えてしまう可能性があります。特に問題なのは最高裁裁判官の信任で、投票用紙に何か書いたか書かなかったか(信任の場合は何も記入しない、つまり鉛筆を動かしている時点で不信任の投票ということになる)が簡単に分かってしまう。もちろん、私自身は誰に票を投じるときも、最高裁の判事に×をつけるときも、他人の目など気にしたことはないですけど、他人の目を気にせざるを得ない人だって大勢います。諸外国の投票所は、カーテンで仕切られていて、背後からも左右からも、上半身が見えないようになっているのが普通のようです。日本の記載台は、たためば薄い板状になって、収納や運搬に便利というメリットがあるのですが、そのために重要なところが犠牲になっています。早期に改善してほしいなと思います。
2013.07.12
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衆院選が終わりました。すでに結果は皆さんご存知のとおりですが、一応書いておくと自民党 293→291公明党 31→ 35民主党 62→ 73維新 42→ 41共産党 8→ 21次世代 19→ 2生活 5→ 2社民党 2→ 2無所属 17→ 8事前の選挙予測では自民党300議席越えという報道もありましたが、さすがにそこまではいかず、しかし前回総選挙とほぼ変わらない議席数になりました。自民が微減の分公明が微増で、合計すると与党の議席数はほぼ前回並です。一方野党では、民主党はほんのわずかに議席数を増やし(と言っても、前回の大敗北から、ごくわずかに回復したに過ぎない)たものの、党首が落選。苦戦と伝えられた維新の党は、意外にも1議席減にとどまり、次世代の党と生活の党は壊滅、社民党は壊滅したまま現状維持、共産党は倍増を超える躍進、となりました。結局、野党陣営の中で次世代の党と生活の党、無所属が減った分を民主党と共産党が増やした結果、といえます。ウルトラ保守政党の次世代の党が壊滅してその分が共産党に行ったことは私としては好ましい結果だと思いますが、自民党はほとんど減らず、安倍は引き続き首相を続ける、となると、これまでの安倍政権の政策が今後も続く、ということになるわけで、全体としてはいささか残念です。結果として11月11日に書いた記事の選挙予測とほぼ同じ結果になってしまったようです。どうやら、本当に解散するみたいです別に私の独自予測ではなく、誰にでも分かること及び諸報道を総合してまとめただけのことですけどね。ただ、みんなの党が選挙の前に消滅するとまでは想像できませんでしたけど。その他、いくつか気がついた点を書きとめておくと全国的には自民党が勝った中で、沖縄では自民党が全敗したこと沖縄1区では赤嶺議員が、共産党としては18年ぶりに小選挙区で勝ったのをはじめとして、小選挙区4区すべてで、普天間基地の辺野古移設反対派の統一候補が勝った。安倍はそれでも辺野古移設を強行するつもりのようですが、現実に地元市長も知事も反対派、地元選出議員も全員反対派という状況で、辺野古への移設なんて出来ないことは明らかです。投票率が大幅に下がってしまったこと前回総選挙より、6ポイント以上下がり、52.6%という戦後最低の投票率に終わったこともともと、前回の投票率だって戦後最低だったのに、そこからさらに大幅に投票率が下がり、もはや有権者の二人に一人しか投票していない、という悲惨な状況になっています。議会制民主主義の国として、これはきわめて深刻な問題だと私は思います。確かに、わけの分からない解散で、有権者も関心を持ちようがなかったのは分かります。他ならぬ私自身も、政治に対する期待と興味は著しく減退しているのが正直なところです。でも、それもまた安倍政権の計算だったわけです。今の自民党(連立与党の公明党はそれ以上に)組織票頼みだから、投票率が下がれば下がるほど有利になるわけですから。その計算に乗ってしまったら安倍政権の思う壺です。そして、残念ながら日本国民は安倍政権の思う壺にはまってしまった。小選挙区はやっぱり大問題の制度だということ選挙のたびに共産党は全選挙区に候補者を立てることが、主に民主党陣営や非共産左派層から批判を浴びることがあります。私も、そのとおりだと思うことは時々あります。でも、今回の選挙では、民主党、社民党、維新の党、生活の党である程度候補者調整が行われましたが、それで野党側が勝った選挙区は少ない。逆に候補調整が出来ず野党分裂しても、野党側が勝った選挙区は結構ある。主義主張や支持層の近い候補者同士なら候補調整の効果は期待できますが、まさに維新の党の橋下が「辻本さんの応援なんかできるか」と口走ったとおり、政策が水と油ほども違う候補、政党同士が候補を一本化したって、得票まで一本化できるわけではないのです。一方で、そもそも民主党も維新の党も候補を立てない、自民対共産という選挙区が、相当数ありました。公明対共産という、もっとすごい二択の選挙区すらありました。私がその選挙区に住んでいたとすれば、喜んで共産党に入れますけど、途方にくれる有権者だって多かったでしょう。また、もし共産党の地力が落ちて全選挙区に候補が立てられなくなると、国政で無投票当選という恥ずかしい事態が出現する可能性すらあります。野合としか言いようがないような無茶苦茶な候補調整が横行するのは、小選挙区制だから、ということに尽きます。有権者の選択肢を奪うことも、小選挙区制の弊害のひとつと言えるでしょう。
2014.12.15
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毎日新聞に、「領土と主権」という連載があります。その第2部で、1982年、イギリスとアルゼンチンの間で戦われたマルビナス(フォークランド)紛争が取り上げられています。領土と主権:第2部・フォークランド紛争の傷あと1-31年後の真実領土と主権:第2部・フォークランド紛争の傷あと2-帰還兵、戦争終わらず領土と主権:第2部・フォークランド紛争の傷あと3-断てぬ反感の連鎖領土と主権:第2部・フォークランド紛争の傷あと4-油田バブル、わく島民領土と主権:第2部・フォークランド紛争の傷あと5-「無名」のまま眠る遺骨当時、アルゼンチンは軍政の支配下にありました。アルゼンチンの軍事政権が行った人権侵害については、以前に記事を書いたことがあります。汚い戦争(2012.7.7)アルゼンチンの軍政当局は、3万人といわれる反政府派を闇から闇に葬る恐怖政治で国内の反対勢力を圧殺したものの、経済政策で失敗し、経済混乱状態の中で国民の不満が急激に高まります。ちなみに、軍政期のアルゼンチンが採用した経済政策はフリードマン流の新自由主義でした。隣国チリのピノチェト政権や、戦争相手のイギリスのサッチャー政権と同様です。皮肉なことに、新自由主義経済を信奉するフリードマンの「門下生」同士が戦争を始めたわけです。1833年にイギリスがフォークランド諸島を占領して以来、イギリスとアルゼンチンの間で領有権争いはずっと続いていましたが、かといって両国の関係がずっと険悪だったわけでもありません。フォークランド諸島は、大英帝国が世界一の大国だった時代にイギリス領となり、イギリスの国力が衰退し植民地が独立していくなかでも、住民の大半がイギリス系であったことから、そのままイギリス領として残ってしまいました。しかし、当時は牧羊以外にこれといった産業もなく、本国から1万キロ以上も離れたこの島を維持するのは、イギリスにとっても苦しかったのです。引用記事に「戦争前の70年代、島民はアルゼンチンの病院を使い、留学する子供もいた。」とありますが、イギリスが医療や教育のサービスを提供できず、アルゼンチンがそれを肩代わりしていた時代もあったのです。しかし、アルゼンチン軍政当局は、国民の不満を外にそらそうと、マルビナス諸島の領有権を声高に叫び始めました。古今東西、左右を問わず、よくあるやり口ではありますが。アルゼンチンの軍事政権が、どういう成算をもってマルビナス諸島への侵攻に踏み込んでいったのか、正確なところはわかりません。ただ、結果としてみれば、まったく杜撰な計画でした。丁度太平洋戦争に突入していったかつての日本のように。おそらく、実際には内向きの計算(国民の熱狂的な支持を獲得できる)だけで侵攻を決めたのだろうと思います。内向きには、当初軍事政権の読みは完璧に当たりました。それまでの国民の不満は吹き飛び、熱狂的な支持を獲得したのです。ただし、支持は瞬間風速的でしたが。一方、イギリス側は、軽空母2隻を主力とする機動部隊を差し向けて、フォークランド諸島奪回に出ます。後述するテレビ番組からは、イギリス機動部隊に乗り組んだ軍人たちですら、当初は本当に戦争になるとは考えておらず、あまり緊張した公開ではなかった様子が伺われます。しかし、実際には両軍ともに引かず、激しい戦闘になります。そして、アルゼンチン軍の惨敗で戦争は終わりました。ただし、結果はそうですが、イギリス軍も簡単に勝ったわけではありません。イギリス軍は、緒戦でアルゼンチン海軍の巡洋艦ヘネラル・ベルグラノ(元米海軍軽巡洋艦フェニックス。戦前に完成した艦で、80年代当時としては超旧式艦)を原潜からの魚雷攻撃で撃沈しますが、その後アルゼンチン空軍と海軍航空隊がイギリス艦隊を激しく空襲し、当時としては最新鋭だった駆逐艦とフリゲート艦計4隻、揚陸艦、徴用したコンテナ船などが次々と撃沈されています。特に、各種物資を満載していた徴用コンテナ船「アトランティック・コンベア」が撃沈されたことが、その後のイギリス軍の作戦にはかなり響いたようです。上記毎日新聞の記事には、もっぱらアルゼンチン軍で戦った軍人たちの体験が取り上げられていますが、実はイギリス軍の事情も似たり寄ったりでした。アルゼンチンの兵士が塹壕で泥水をすすっていた話が出ていますが、イギリス軍の兵士たちも同様です。世界地図で見ると、マルビナス諸島は小さな島に見えますが、実際にはかなり大きな島です。主要な戦闘の舞台となった東フォークランド島は、6600平方キロあります。イギリス軍は島の首都ポートスタンレーから約100キロはなれた地点に陸上部隊を揚陸します。揚陸艦や徴用コンテナ船が相次いで撃沈されたため、イギリス軍も補給が滞り、やはり泥水をすすりながら進軍しています。当初は消毒用錠剤を入れて飲むのですが、消毒用錠剤はすぐに足りなくなってしまい、結局は泥水のまま飲むことになる。もちろんすぐにおなかを壊し、下痢便を垂らしながら進軍したのです。この戦争から5年後の1987年、イギリスで、フォークランド紛争を振り返るドキュメンタリーが制作され、翌1988年に日本でも放送されています。この戦争の犠牲者は、ソースによってごくわずかな相違がありますが、Wikipediaによるとアルゼンチン側645人、イギリス側256人です。しかし、上記毎日新聞記事によれば、戦後に自殺した帰還兵は、アルゼンチン450人以上、イギリス246人にも達しています。それに、人数は分かりませんが、指や腕、足を失ったり、ひどい火傷で一生残る障害を負った兵士も相当数います。勝ったイギリスでは、サッチャーは「英雄」に祭り上げられて、先日亡くなったときも賞賛の声がしきりでした。一方、負けたアルゼンチンは、軍政への支持が地に落ちます。降伏からガルチェリ大統領兼陸軍総司令官の失脚までの所要時間は、わずか2日。その後、彼は軍政時代の人権侵害の責任を問われて投獄されますが、1991年には釈放されてしまいます。軍は依然として大きな力を持っており、民政復帰後の歴代政権も、軍の責任を正面から追及することを躊躇したのです。流れが変わったのは、2003年にネストル・キルチネルが大統領に当選してからです。彼は、軍政時代に逮捕、投獄された経験があり、軍政時代の人権侵害をうやむやに済ます気がなかった。そのキルチネルの妻であり、かつ後任の大統領となったのが、現在のクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルです。ただし、ガルチェリ個人についていえば、キルチネルが大統領に就任する直前に、心臓発作で死去したので、それ以上の訴追を免れました。片方や英雄、片や戦争責任者と指弾される身と分かれましたが、戦争を指導した両国の最高責任者は、自身が身の危険に直面することも、泥水をすすりながら殺し合いをすることもなく、その生涯を終えています。戦争の歴史の中では、マルビナス戦争は、犠牲者数からいえばさほど大規模な戦いではありません。湾岸戦争でもイラク戦争でも、これよりはるかに多くの戦死者が出ているし、第二次大戦はいうまでもありません。それでも、戦場はかくも悲惨なものだったのです。両軍合わせて約900名の戦死者とその後約700名の自殺者、多くの障害者を生んでまで戦わなければならない、どんな理由がこの島にあったのか。私には、なにも見出すことができません。マルビナス諸島占領に沸き立ったアルゼンチン人や、戦争勝利に沸いたイギリス人には、その理由があったのでしょうか。でも、実際に泥水をすすりながら戦った兵士たち、戦死したり重い障害を負った兵士たちにとってはどうでしょう。番組の最後で、両軍の体験者が語っています。「バーに行ったときのことです、店の中に入って思いました。あんなことがあったのに、こんな楽しそうなところがあっていいのだろうか。・・・・僕は自問しました。僕は何人の父親を殺したのだろうか、それにどんな意味があったのだろうか。祖国とはなんだろうか、僕たちが苦しんでいた間、祖国のこの人たちは、歌ったり踊ったりしていたのだろうか。・・・・僕らは19歳で命をかけて戦い、そして多くの仲間が帰りませんでした。その僕たちは今、いったい何をしたらいいのでしょうか。」(アルゼンチン軍)「最初の数日は外に出なかった。・・・・国旗を振られるのがいやだったから。見も知らない人が近寄ってきて、誰かを殺したか、なんて馬鹿なことを聞く。背中を叩いて、ビールをおごってくれたりもする。こっちも多少愛想よくして、戦争の話もした。だが決して、本当のことは言わなかった。」(イギリス軍)亡くなった人はいうまでもなく、生き残った人たちも、残された傷は深くて重いと言うしかありません。
2013.05.05
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今日は子どもが卒園したばかりの幼稚園(を運営する教会)の復活祭のイベントに呼ばれて演奏してきました。5曲演奏したら、アンコールがかかって、結局6曲演奏しました。風邪は、結局昨日の午後にはのどの痛みもなくなり、歌は問題なく歌えました。ただ、若干鼻声だったと思いますけれど。で、本当なら今頃録音をアップしている頃なのですが、それができません。録音に失敗してしまったのです。あとで再生してみると、一番最初のMCだけ録音されていて、あとは止まっている。えーーーーーん。どうも、誰かが触って止めてしまったようです。(多分)というわけで、録音がありません。他のメンバーが録音に成功しているので、そのうちには手に入れられると思いますけれど。演奏後、会場を変えて引き続き練習をしたので、こちらの録音はあります。ただ、とても公開できるような代物ではないので、今日は録音の公開はなし、ということで・・・・・・。本番の演奏の後、更に練習とは、ずいぶんとハードスケジュールですが、近いうちにライブ演奏の予定があるので、そうなりました。------話は変わりますが、わたしはフルートスタンドというものを持っていなかったので、昨日銀座の山野楽器に買いに行ってきました。そうしたら、ちょうどフルートフェアをやっていて(というか、やっているのを知っていたから行ったのですが)、ちょうどヤマハのフルートの展示会をやっていたので、試奏されていただきました。ヤマハのフルートも、非常に良いですねえ。最初に手にしたフルートはヤマハの中古でしたが、やっぱり新品はまた違います。ただ、試奏しているうちにわたしは考え込んでしまったのですが、ゴールドフルート、総銀のフルート、頭部管銀、全部洋銀製のYFL211と吹いて、最後にまた総銀製フルートを吹いて思ったのは、実はYFL211って、とても良いフルート?ってことです。自宅に比べて格段に音響条件がよい場所なので、どのフルートもよく響くせいでしょうが、それにしてもYFL211も結構いい音に感じました。あくまでも試奏している自分の耳の主観。それに鼻が詰まっていたので、若干耳が鈍感だったかもしれませんけれど。その一方で、Eメカ付とEメカなし両方の楽器を試奏して、やっぱり私にはEメカがないと3オクターブのミが出しにくいということを再確認しました。単音なら全然問題ないのですが、旋律を吹くとかすれやすい。フルートのEメカについては、人によって必要か不要か意見が分かれますが、私にとってはEメカは必要かな。Eメカなしのフルートをみっちり徹底的に修行する時間が取れれば話は別ですけれど。ところで、フルートも良いけど、私のギターもすごいことになっています。表面版がかなり傷だらけなのが分かります。フラメンコギター用のゴルペ板を貼っているのですが、その外側が傷だらけ。サウンドホールの下側(写真では上側に写っている)が削れてしまっています。自分の指はここに当たっていないと思うのですが、なんで削れるんだろう。私に限らず、他の人のギターでサウンドホールの下側が削れているのはみたことがあります。きっと、どこかが当たっているんでしょうね。ゴルペ板の上に埃が沢山あります。爪が削れた埃ですが、サウンドホールが削れたおがくずも混ざっているかも。裏面にもわずかにひびが入っています。ただ、これは、もう7~8年前からこの状態です。1996年1月にメキシコで買ってきたギターで、アグスティン・エンリケスというミチョアカン州パラッチョ出身の製作者のものです。日本で買ったらいくら相当なのか分かりませんが、メキシコでケース込み約3万円で買ってきました。以来14年(ケースは安物で、すぐ壊れましたけど)私のお気に入りのギターです。今日も使ってきました。弦長が66cmもあって、セーハがすごくきついのですが、その分低音がよく鳴るので、フォルクローレに向いています。ただ、さすがにボロボロだなあ。
2010.04.04
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伊方原発、「立地不適」と問題視=運転停止は期間限定―広島高裁決定広島高裁が13日、昨年8月に再稼働した四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを命じた。西に位置する九州の阿蘇カルデラが大規模に噴火した場合の影響を重視し、伊方原発の立地を「不適」と指摘する踏み込んだ内容となった。火山や立地を問題視して、原発の運転差し止めを命じた仮処分決定は初とみられ、司法や原子力業界、火山学者らの間で議論が活発化しそうだ。高裁決定は、伊方原発から約130km離れた阿蘇カルデラに着目。原発の運用期間中の火山活動や噴火規模は推定できないため、最大規模の噴火を想定する必要性に言及した。約9万年前の巨大噴火と同規模の噴火が発生した場合、四国電の調査やシミュレーション結果からは、伊方原発敷地内に火砕流が到達する可能性を「十分低いと評価できない」と判断した上で、「伊方原発の立地は不適で、認められない」と切り込んだ。~一方で、広島高裁は「仮処分は証拠調べの手続きに制約がある」として、停止期間を来年9月末までに限定。地震想定の甘さや、重大事故対策が不十分といった住民側の主張を認めず、火山対策以外は規制委の判断を「合理的」とした。巨大噴火は、日本列島では約1万年に1回のペースで発生してきたとされる。大規模な火砕流が原発を襲えば、原子炉の冷却機能が維持できず、重大事故に至る恐れが指摘されていた。ただ規制委は、これまでの巨大噴火の発生間隔などから、原発の運用が続く今後数十年間は起きないとの考え。~日本火山学会は2014年、火山の噴火予測では「限界、曖昧さの理解が不可欠」などとする提言をまとめた。確定的な発生時期や規模の予測は困難として、規制委に対し「このような噴火予測の特性を十分考慮し、慎重に検討すべきだ」と訴えていた。---これまで、地方裁判所では画期的な判決が出ることはあっても、上級審でひっくり返されるのが通例でした。ところが、この裁判は地裁では原発の運転差し止めを認めなかったのが、高裁で逆転で運転差し止めを命じるという、ある意味で予想外の結果となりました。当然の判断ではあるけれど、勇気ある決定でもあると思います。ただ、最高裁はどうなるでしょう。願望ではなく予測で言えば、また覆されてしまうのではないかと思います。そうならないことを願いますが。阿蘇カルデラは、およそ26万年前から9万年前までの間に4度の超巨大噴火があったことが知られています。その火山灰は日本全土を覆い、その痕跡は阿蘇から1000km以上離れている関東地方にも、くっきりと残されています。阿蘇の噴火した年代は分かっているので、この火山灰が出てくればそれがいつの年代のものかが、簡単に分かるのです。この4度の大噴火の中で、火砕流が四国に達した例があるかどうかは知りません。が、少なくとも関門海峡を越えた山口県(阿蘇からの距離は伊方原発とほぼ同じ)には到達しています。更に、阿蘇の南に位置する姶良カルデラ(その一角にあるのが桜島)の2万5千年前の噴火では、高知県の宿毛まで火砕流が到達しています。姶良カルデラの火砕流が四国に届いた2万5千年前は、ウルム氷期(最終氷期)最寒冷期直前くらいの時期なので、四国と九州の間はひょっとしたら陸続きだったかもしれません。しかし9万年前は温暖期なので、阿蘇の火砕流が四国に届いたときは、関門海峡は海峡だった可能性が高いのではないかと思います(厳密には不明)。更に、日本では史上最後に起きた超巨大噴火である7300年前の鬼界カルデラの噴火は、海底火山の噴火による火砕流が海を越えて南九州を襲ったことが分かっています。つまり、火砕流は海を渡るものなのです。裁判では阿蘇カルデラのことしか論点に挙がらなかったのかどうか、私は知りませんが、九州南部には阿蘇のほか、加久藤カルデラ、姶良カルデラ、阿多カルデラ、鬼界カルデラと、超巨大噴火を弾きおきしたカルデラが目白押しです。それらのどのカルデラの噴火も、火砕流が四国に届く可能性はあるのです。更に、火砕流の直撃は免れたとしても、火山灰の降下は絶対に免れません。それも半端な量ではありません。1000kmも離れた関東にも、9万年前の地層にはっきりと噴火の痕跡が残っているくらいです。今地層に残っているのは数ミリか1センチ程度ですが、当時は数十センチの降灰があったはずです。関東ですらそうなのですから、四国での降灰は、1メートルを超えるでしょう。そんな火山灰が降ったとき、原発が安全に停止できるのか、停止できたとして、その後に安定的に冷却を保ち続けることができるのか。まず不可能と考えるしかないでしょう。そして、伊方原発は立地的に、何かあった場合にその先の住民が陸路で逃げる術が海路しかありません。そりゃ、地域住民が不安に思うのは当然のことなのです。話は変わりますが、この決定に対して、産経新聞の「主張」が予想どおりの意見を開陳しています。伊方停止の決定 阿蘇の大噴火が理由とは引用はしませんが、「あまりに極端だ。」だそうです。あの産経新聞に「極端」とか言われてもね、という感じです。産経やその系列の右派は、北朝鮮の「脅威」については「危険だ危険だ」の一本やりなのに、原発の危険性については「安全だ安全だ」の一本やり。実際には、人間の作り出す「脅威」は人間の努力で回避することができるのに対して、自然現象は人知の及ぶ範囲外で発生します。北朝鮮とは話し合いができる(産経は話し合いなどしたくないみたいですけど)けれど、火山と話し合うことはできません。であれば、北朝鮮より自然現象の方がよほど脅威度が高いはずですが、産経クオリティ的にはそうならないもののようです。
2017.12.14
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今月はその3までありそうです。まず年末年始休み最後の日葛西臨海公園この日は、あまりいい写真は撮れませんでしたが、アオジだけ。同じくアオジ続いて13日三番瀬。三番瀬海浜公園。年末に初めて撮影したビロードキンクロを再び撮影。風もなく、前回より近距離ながら、ずーっと頭を羽に突っ込んで寝ていたので、あまり良い写真は撮れませんでした。ウミアイサの左はオス?右はメスタイプウミアイサのオス。カモ類は、一般にオスは派手でメスは地味な色合いですが、あれは生殖羽(普通の鳥だと夏羽、カモだと冬羽)のときで、エクリプス(非生殖羽)のときは雌雄ほとんど同色で見分けがつきにくいときが多々あります。種類によってはある程度推測できる場合もありますが。ただし、見分けがつかないのは人間(哺乳類)の目で見た時だけで、鳥の目は紫外線を見分けられるので、非生殖羽の時も雌雄で色合いがはっきりと違って見える、らしいです。オオジュリン。左がビロードキンクロのオス。トレードマークの白い眉は見えますが、起きてはくれず。ズグロカモメ。皇居のお堀あたりをうろうろしているユリカモメとそっくりですが、くちばしが黒い、羽の先端の黒い部分がユリカモメよりとぎれとぎれ、という点が識別ポイント。しかし、2月くらいになると名前のとおり頭が真っ黒で非常に見分けやすくなります。ユリカモメも頭が真っ黒になるのですが、その時期がズグロカモメよりはちょっと遅いのです。さらに1月19日手賀沼。というより、成田線新木駅から手賀川に出て手賀沼まで歩いて手賀大橋を渡って我孫子駅へ。コミミズクが目当てでしたが、夕方でないと難しいようで、朝だったので見られませんでした。ホオジロオオジュリンツグミハシボソガラスの大群。鳥大好き人間の私でも、この数(実際は画面の外にもいっぱい飛んでいる)のカラスが頭上を飛び回っていると、ちょっと不気味。ホオジロのオス。先ほどのオオジュリンとごく近縁。冬場の生息環境も似ている。パンダガモことミコアイサのオス。別名パンダガモ。前回は逆光で寝ている写真だったので、それよりかなりマシに撮れました。ミコアイサの雌雄。オスは結構パンクな頭。ジョウビタキのメス。アオジオオジュリン。ホオジロ、オオジュリン、アオジはホオジロ科の近縁同士で冬場の生息環境も似ています。その中ではアオジは比較的開けた草原より森など暗い場所に多い気がしますが彼方でミサゴが魚を食べてました。
2020.01.22
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今月の野鳥写真第1弾です。まず、葛西臨海公園にて別に珍しい鳥だはありません。ツグミです。ただ、このツグミ、私が葛西臨海公園にて1時間以上笛練習をしていたら、最初から最後まで私の周りをウロウロ。私のケーナとサンポーニャを全曲聞いて行ってくれました。途中で土をほじくり返してえさを食べたりしていたけどね。いや、分からないですけど。「このうるさい音を発する人間、俺のえさ場に立ち塞がって、早く退けよっっ」って思っていたのかも。ただですね、あとで写真をよーく見ていて、ふと気が付いてしまいました。後頭部にダニが取り付いている・・・・・。鳥は足で頭を掻くことができるけど、それでもとることができないのかなあ。そして、手賀沼近辺にて何度か手賀沼にかよい、ついに遭遇しました。コミミズク。我が家で購読している毎日新聞にも、手賀沼のコミミズクの記事が出ていました。それから何度か手賀沼に行ってフラれましたが、ついに撮影できました。止まっているときはそれほど感じないけれど、この顔を前に向けて飛んでいるフクロウは、かなりインパクトがあります。獲物のねずみを探して、超低空をフワフワと飛び回り、土手道を横切ります。まったくはばたき音がしません。コミミズク実は2羽いました。いや、他のバードウォッチャーさんによると、どうも最大で6羽いるんじゃないか、という話でした。コミミズク。飛んでいる顔つきは、「人面魚」(古い!)ならぬ「人面鳥」という言葉が脳裏をよぎります。コミミズク。群がるバードウォッチャーをまったく気にせず飛び回ります。驚くほど低空飛行なのですね。コミミズク。目の前に止まりました。コミミズク。人に対する警戒心はあまり強くないようです。こんな近くでも(写真はトリミングしていますけど、距離は10mから15m程度でした)逃げないのです。コミミズクが飛び立ちます。とにかく、高く飛ぶことはなく、地上すれすれを低空飛行し続けます。この時はコミミズクが目当てでしたが、ホオジロ類も撮影していたら、ホオアカを撮影していました。ホオアカ。関東では冬鳥ですが、中部地方の高原などで繁殖します。ホオアカ。コミミズクもそうですが、ホオアカも初めての撮影でした。タゲリもいました。ちょっと遠かったですけど。日比谷公園シロハラが池にやってきました。シロハラの入浴。水しぶきを一杯あげて、気持ちよさそうに水浴びをしていました。そして再び葛西臨海公園またクロガモに遭遇。しかし、前回同様、はるか遠方に豆粒のような写真しか撮れません。今月はもう1回鳥の写真記事を出す予定です。
2020.02.15
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2週間以上前のある週末、明治神宮まで散歩に行ってきました。人がいません。明治神宮には結構な回数行っていますが、主に鳥撮影が目的なので本殿に行くことはあまりありません。が、もちろん本殿にも何回も、いや、多分十何回か行ったことがあります。こんなに人のいない本殿は初めて見たように思います。2人いました。さらに2人。我々と合わせても6人、かな。およそ3密とは正反対です。最近は、お神酒は日本酒だけではなくフランスワインもあるそうですよ。写真とは直接関係ありませんが、こんなにガラガラの状態ですが、実は結構外国人との遭遇率が高かったです。当然のことながら観光であれビジネスであれ、短期滞在の外国人はもう日本にはほぼいないでしょうから、おそらく日本在住の外国人なのでしょう。同様の傾向は、これ以降も他の場所に外出した時にも感じています。この時は外国人といっても欧米系ばかりで中国、韓国、東南アジア系の人には遭遇しませんでしたが、それ以降は中国人や多分東南アジア系と思われる人も、点々と見かけています。人はいませんが桜は満開でした。同じく明治神宮の桜明治神宮は、人は極度に少ないながらも開いていましたが、お隣の代々木公園は・・・・・。閉鎖していました。帰路は原宿から帰る方が近いですが、原宿駅って休日はいつもすごく混んでいるんですよね。休日なら代々木駅の方が空いている。こんな時だから原宿駅も普段よりは空いているとは思ったけど、混んでいたら嫌なので代々木駅まで引き返して帰宅しました。
2020.04.26
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この3連休は、元々高校同期の友達と北アルプスに行こうと計画していたのですが、天気が悪い予報のため計画は中止、急遽雪のない富士に、ジョギングシューズで登ってきました。その富士は、これに乗っていくのです。はい、いきなりネタバレですね。昨年5月に三宅島に行く時に乗った、東海汽船の橘丸です。前回は往復とも2等和室でしたが、今回は寝心地を考えて往路だけ特2等にしました。今の時期かつネット割引きで11,460円、2等和室より4,000円くらい高いです。床が柔らかく、寝心地はいいです。寝台列車のB寝台に似たタイプです。半個室で自分のスペースが確保できます。もっとも、この日はガラガラだったので2等和室でもスペースは充分あったと思いますが。レインボーブリッジに近づきます。レインボーブリッジの下をくぐるレインボーブリッジを越えました。レインボーブリッジが遠ざかっていきます。で、レインボーブリッジを過ぎたらすぐに寝ました。朝5時、三宅島寄港。まだ夜は明けていません。三宅島を出たらまた寝ました。6時20分過ぎ、また起きました。橘丸は三宅島-御蔵島-八丈島航路ですが、この日は波が高く、御蔵島は寄港できず、三宅島の次は八丈島になりました。天気予報が悪かったのと3連休なので、金曜夜発ではなく土曜夜発にしていました。そうしたら土曜の午前中は東京はいい天気で「これは金曜夜発にしておけばよかったかな」と思ったのですが、そんなことはありませんでした。金曜夜は悪天候で八丈島も欠航になったそうです。というわけで、寄港しなかった御蔵島。八丈島が近づいてきました。八丈島・底土港に入港三十数年ぶりに八丈島上陸。はい、八丈島に来るのは初めてではありません。高校3年の卒業直前(というか卒業式は終わった後)に、高校同期の仲間と、確か生物の先生も一緒に、八丈島に行ったことがあります。それ以来三十数年ぶり。で、港からすぐ近くの「国民宿舎サン・マリーナ」という宿に宿泊。荷物の一部を置いて、教えていただいたレンタサイクルじ自転車を借りました。最初は、これで島内をめぐって鳥撮影をしようと思っていたのに、八丈富士を見ちゃったら、登りたくなってしまい、予定変更。何とかと煙は高いところが好きなのです。しかし、八丈富士の登山口はかなり登ったところなのです。電動アシスト付きとはいえ、自転車でそこまで登るのはキツかったです。フル充電が、登山口に着いたら65%になっていました。それにヨレヨレ。たぶん、歩いて登るよりきつかったです。その代わり、もちろん歩いて登るよりは速かったですが。調べたところ、登山口の標高は550mらしく、山頂は854m、港に上陸したのはもちろん海抜0m、自転車を借りた場所も港のすぐ近くなので海抜10m以下ですから、行程の大半は自転車で登ったわけです。というわけで、この写真は登山口での撮影です。既に絶景です。山頂はずいぶん先、に思えましたが、後から考えると登山口からの標高差は300mしかないのですね。もう半分来ました。ただし、この半分というのは山頂までの半分ではなく、お鉢(山頂カルデラの外周)までの半分です。登山道は整備された階段で、ジョギングシューズでまったく問題なく登れます。というか、パンプスで下っている女性もいました。(そりゃさすがにきつかろうと思いましたが)もっとも、整備されているのはお鉢までです。というわけで、以下次回に続きます。
2022.03.21
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櫻井翔 ジャニーさん性加害問題について言及 涙浮かべ、言葉詰まらせ「臆測で傷つく人たちがいる」嵐の櫻井翔が5日放送の日本テレビ「news zero」に生出演し、ジャニーズ事務所の元所属タレントが創業者のジャニー喜多川前社長(2019年死去、享年87)から性被害を受けたと訴えた問題について言及した。性被害問題について「約4万人分の署名」が与野党に提出されたと触れたあと、櫻井は神妙な面持ちで「この件について、自分の言葉でお伝えできればと思います。今回の件ですが、私には2つの側面があると思います」と切り出した。「2つの側面」について「1つは今、問題の責任が問われている事務所に所属しているということ。そしてもう1つは大きな意味では自分は被害者側に見られうる立場に置かれているということ」と説明。続けて「私にとって、この2つの側面を踏まえますと、コメントをすることは難しいと考えていました。今もまだどの立場でどうお話できるのか難しいのですが、お伝えしたいことの1つは、臆測で傷つく人たちがいるということです」と心境を吐露した。~そして「最後にあらゆる性加害は絶対に許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えています」と厳しい表情で語った。故ジャニー喜多川前社長による性加害問題について同事務所は5月14日夜に藤島ジュリー景子社長が謝罪動画と文書を発表し、東山紀之が同21日、メインキャスターを務めるテレビ朝日「サンデーLIVE!!」内で、スーツ姿で眼鏡をかけた沈痛な表情で「心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした」などと謝罪した。(以下略)---この問題は、妙に大手メディアの報じ方が鈍いようですが、ここにきてようやく報じられ始めているようです。もっとも、ジャニーズ事務所という企業の知名度、芸能界への影響力と犯した犯罪の悪質さを考えると、依然として及び腰という印象は拭えません。我が家で購読している毎日新聞も、この件をさほど大きく報じている印象はありません。そして、引用記事の内容は、肝心かなめの被害者に対する言及がない点に、どうも非常に疑問を感じます。憶測で傷つく人がいるのは確かですが、憶測ではなく事実としての性被害で傷ついたひとがいるのはそれ以上に確かなことです。被害者の記者会見で、他の被害者について少なく見積もっても300人くらいと言ったことは、推測とはいえ、自身の経験と周囲の見聞に基づいており、まったく無根拠なあてずっぽうではありません。もちろん、具体的に「誰が」被害にあったのかは分からないし、本人が認めるのでない限り、そこを掘り返すべきとは思いませんが。それにしても、仕事上の地位と権力を盾にした、これほど悪質な性加害、それも、かなり以前から関係者の間では周知の事実だったにもかかわらず、加害者が亡くなるまで表沙汰にならずに来た、犯した罪を償わずに生涯を終えてしまったことには、暗澹たる思いを抱かざるを得ません。ある意味、あまりに古くから、あからさまに行われすぎていて、本人も関係者も感覚がマヒしていたのかもしれませんが、それを報じるべき側まだ感覚がマヒしていたのなら、それもどうかと思います。芸能界に強い影響を持つ事務所に遠慮した、と見られても仕方がないでしょう。あるいは、程度の差こそあれ、類似の問題はこの世界には他にも沢山ある、ということなのかもしれません。考えてみれば、ジャニーズ事務所の件は、男性同士という点で、世間一般的には特異な事例のはずです(芸能界全体では絶対女性の方が多いし需要もあると思いますが、男性しか所属しない芸能事務所って、他にあるのでしょうか?)。ということは、男女間の類似の犯罪は、この何倍、何十倍あっても不思議ではない、と考えざるを得ません。もちろんわかりませんが、ジャニーズだけではない、もっと恐ろしい問題、ではないことを願いますが、どうなのでしょうか。
2023.06.06
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市川市にカワウの大群1万羽、フン害に住民うんざり…巣にドライアイス投入でも解決遠く 千葉県市川市の「行徳鳥獣保護区」周辺にカワウの大群がすみ着き、管理する県や市に近隣住民からフン害の苦情が相次いでいる。県によると、保護区のカワウの生息数は2016年は3084だったが、23年には9627と3倍以上に増加。県は保護区の樹木を伐採するなど対策に苦慮している。カワウはウ科の水鳥で体長約80cm。環境省によると、1980年代以降、全国で増え、各地で漁業被害や営巣による悪臭、樹木の枯死などの問題が生じている。県自然保護課に寄せられている苦情は、「道路にフンが落ちている」「臭い」など今年度に入り数件あった。市川市にも臭いなどの苦情が複数あるという。県は保護区での営巣を抑制しようと、21、22年度、卵を冷やすドライアイスを巣に投入。23年度までに国道357号沿いの樹木の伐採や枝切りも行ったが、生息数は1万前後で推移している。保護区を見渡せる市の行徳野鳥観察舎からは、国道357号の塩浜交差点から千鳥町交差点まで、樹木にとまる数千羽とみられるカワウが確認できる。巣の多い木は枝葉が少なく、枯れてきているようにも見える。---ご存じのとおり当ブログでは時々鳥の写真をアップしていますが、私が野鳥観察を再開したのは2016年頃のことです。それ以前長い空白期があって、小学校高学年から高校生くらいまで野鳥観察をしていました(当時はカメラはなく、観察のみ)。日本野鳥の会には、23歳か4歳まで会員だったかな。その当時は、引用記事にある行徳野鳥観察舎にはよく行っていました。しかし、8年前に野鳥観察を再開してからは、実は一度も行っていません。私が中学生の頃はまだ京葉線がなく、この辺りには東西線しか走っていなかったので、東京湾の海岸沿いは駅から遠かったのです。行徳野鳥観察舎も、行徳駅から徒歩15分か20分かかった記憶があります。しかし今は、手前に葛西臨海公園と新浦安日ノ出海岸、先に三番瀬海浜公園、それに東京港野鳥公園という水鳥スポットがあって(東京港野鳥公園は、中学生の頃も何回かは行っていますが)、簡単に行けるので、どうしてもそちらに行ってしまいます。当時、行徳野鳥観察舎は蓮尾さんという名物のようなご夫妻が管理されていましたが、今もご存命かな。さて、それはともかく、私がよく行く前述の葛西臨海公園、新浦安日ノ出海岸、三番瀬海浜公園、東京港野鳥公園でもカワウは多いです。ただ、時々、「多い」というレベルを超越したすさまじい大群と遭遇することがあります。2019年11月3日葛西臨海公園同上2021年新浦安日ノ出海岸同上パッと写真が出てくるのはこのくらいですが、これ以外にも葛西臨海公園では、すさまじいカワウの大群が乱舞するのは、少なくとももう1回見ていますし、実は東京湾の沖合を飛んでいく豆粒みたいに遠いカワウの超大群は、もっとずっと頻繁に見ています。カワウは珍しくもない鳥なので、遠方の豆粒みたいな群れを撮影することはありませんが。葛西臨海公園や東京港野鳥公園でも、大量のカワウが止まる木はフンで真っ白になっています。ただ、普段見かけるカワウはそこまで多くはないので(それでも、それぞれの場所で数百羽はいるでしょう)、時々不現れるあのカワウの大群は普段はどこにいるのかなと思っていたのですが、行徳にいたのですね。しかし、最近は海鳥の糞害も結構多いようです。カワウの糞害は実は初めて知りましたが、東京湾沿いではウミネコ(カモメ科)の糞害はやく聞きます。本当は、鳥の糞は積もり積もれば資源です。ペルーをはじめ南米太平洋岸では、堆積して化石化た海鳥の糞の堆積物が「グアノ」という名で肥料として世界中に輸出されました。そういう意味ではもったいない話ではありますが、乾燥して集積しなければ資源にならないので、現状ではただの汚物でしかないのはやむを得ないところです。ちなみに、現在カワウは狩猟鳥に指定されています。私が子どもの頃はそうではなかったので、比較的近年に指定されたのだと思います。ただ、東京湾岸の横浜から千葉市までの間で、猟銃をぶっ放すことが認められる場所は、おそらくないと思います。どう考えても人に危険が及ぶ可能性が高いのは明らかですから。なので、なかなか解決は難しいでしょう。
2024.06.23
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自民、国旗損壊の映像送信も処罰 罰則は刑法を参考に定める方向自民党が、日本国旗を傷つける行為を罰する「日本国国章損壊罪」創設を巡り、国旗の「損壊、除去、汚損」に加えて、公然とその状況を撮影した映像を送信することや、損壊された国旗の陳列を処罰の対象とする方向で調整していることが分かった。具体的な罰則については、刑法にある外国国章損壊罪や器物損壊罪を参考にして定める方向だ。関係者が12日、明らかにした。自民は今週中に、党プロジェクトチーム(PT)の会合を開き、こうした内容を盛り込んだ法案の骨子を議論する。法案は、不特定または多数の人が認識できる場合、著しく不快感や嫌悪感を催させるような方法によって、国旗を損壊、除去、汚損した行為を罰則の対象にする見通し。罰するのは、国章ではなく国旗を損壊する行為に限定する方針だ。罰則の参考にする外国国章損壊罪は、外国に侮辱を加える目的で国旗や国章を損壊した場合、2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を科す。器物損壊罪は他人のものを損壊するなどした場合、3年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金か科料と定めている。---自民党が圧倒的な議席数を背景に、国旗損壊罪というトンデモ法案を提案しようとしています。しかも、国旗損壊の映像を送信する行為まで罰則を設けようとしているのが今の状況です。狂っていると言わざるを得ません。そもそも、外国国章損壊罪の罰則を参考にすると言っていますが、前提条件が間違っています。巷間、「外国国章損壊罪はあるのに日本の国旗損壊に罰則街なのはおかしい」という、それこそおかしな言説がまかり通っていますが、それは正しい説明ではありません。刑法の外国国章損壊罪は、外国の国旗を損壊すること一般を禁じているわけではありません。外国国章損壊罪の処罰対象は、外国公館が公的に掲揚した国旗を損壊した場合(かつ、当該外国政府からの請求を要件とする)に限られます。法律の条文にそのように書かれてはいませんが、現実に過去の事例で、自前で用意した外国国旗や、デパートの物産展に掲揚されていた国旗を引きずり下ろした行為などは、外国国章損壊罪は適用されていません。前者は起訴されておらず、後者は軽犯罪法しか適用されていません。ということは、外国国章損壊罪と整合性のある国旗損壊罪は、公的施設に掲示、掲揚されている国旗を損壊する行為に限られるはずです。(そのような行為は、それ以前に器物損壊、不法侵入など別の罪状によって違法ですが)当然、自前で用意した日の丸を焼こうが破ろうが踏みつけようが、処罰の対象ではない、ということになるはずです。ところが、この法案は、個人が所有する国旗の損壊も処罰の対象(自民党プロジェクトチーム)だというのです。更にそれを撮影して送信する行為まで罰則を設けようというわけです。諸外国を見ても、国旗損壊罪に類する罪を設けている国は、ありますが多くはありません。この種の話で常に引き合いに出されるのが米国ですが、一般的風潮としてはあれほど星条旗への敬意が重んじられる国ですが、国旗を損壊する行為は合法です。禁じようとする法案は、最高裁で憲法違反で無効の判決が出ています。要するに、ネトウヨのお気持ちに反する行為は違法化する、というわけです。流石にこのトンデモ法案対しては、自民党内でも、岩屋元外相など、かなり強い異論が出ています。しかし、与党は衆院で三分の二を超える議席を持っているので、果たしてどうなるやら、と思います。もはや日本の言論の自由も風前の灯となりそうです。※但し、個人の所有する「国旗」を損壊する行為を国旗損壊罪で立件することは、現実には相当困難だろうと思います。国旗国歌法では、国旗について厳密な定義を定めています。縦 横の三分の二日章直径 縦の五分の三中心 旗の中心色は 地 白色・日章 紅色但し当分の間は縦を横の十分の七とし、かつ、日章の中心の位置について旗の中心から旗竿ざお側に横の長さの百分の一偏した位置にできる、とあります。一般的なコピー用紙は縦横比が10:7よりわずかに横幅が短いし、日の丸を5:3よりちょっとでも大きく、あるいは小さく作成すれば、これはもう法的には国旗ではないので、処罰はできないはずです。追記:自民党内で了承された「骨子案」によると、「社会通念上、国旗の用に供していると認識される」ものとされているようです。つまり、国旗国歌法の国旗の定義ではなく、何でも「国旗」と見做せるような規定にして逃げ道をふさぐ気のようです。
2026.05.14
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昨日ですが、富士スバルラインで富士山の五合目に行ってきました。海抜2305m、これまでのところ、二輪での最高到達標高です。自転車がいっぱい走ってました。山登りとしては超ライト級。累計標高差はわずかに200m。今月はぬるい登山しかしていません往路、道志道を抜けて山中湖から撮影した富士山富士スバルラインは自転車がいっぱい走っていました。海抜2230mの奥庭バス停に到着しました。駐車場もあります。御中道へシラビソ、コメツガ、ダケカンバ、カラマツを中心とする亜高山帯針葉樹林を登っていくと視界が開けます。南アルプスが眼前に広がっています。左端から、おそらく光岳、茶臼岳と上河内岳、雪がはっきり見える最初の山が聖岳、赤石岳、荒川三山、写真中央やや右寄りが塩見岳、右寄りの白い山々が農鳥岳、間ノ岳、北岳、雪が見える山はそこまでで、右端雪がほとんど見えない山が甲斐駒ヶ岳と右端鳳凰三山。右下方は本栖湖。左端が聖岳(半分切れていますが)、中央赤石岳、右が荒川三山と思われます。左から農鳥岳、間ノ岳、北岳。そこそこ雪があるみたいです。甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山。地蔵岳オベリスクは見えません。こちらは雪が全然見えません。八ヶ岳アップ。おそらく、左から編笠山、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、右端が横岳だと思います。奥は秩父山地。中央左が金峰山。右寄りが北奥千丈ではないかと思います。三つ峠。テレビアンテナ群と屏風岩が見えます。本栖湖河口湖御中道から見る富士山頂はこんな感じです。富士スバルラインから標高差100m余り登ると、その先はあまりアップダウンがありません。元々、御中道は富士山の五合目付近をぐるりと取り巻く道でしたが、現在は寸断されており、一部しか歩けないようです。この辺りが海抜2350mほどで、森林限界の少し下になります。富士山にはハイマツが分布せず、代わりにカラマツが森林限界付近に生えています。なお、写真は省略しましたが、今回も笛一式を持っていき、御中道で途中、例によって例のごとく、笛練習をしました。御中道から下って奥庭荘へ。こちらはスバルラインより少し下、標高約2180m付近にあります。実は、高校生の時に日本野鳥の会の探鳥会で宿泊したことがあります。それ以来四十数年ぶりに来ました。ここで昼食。そのあと鳥撮影。奥庭荘からちょっと歩くと展望台があります。ここからの方が、御中道からより富士山の全景が分かりやすいです。1時20分頃奥庭荘を撤収し、帰ろうと思ったのですが、せっかく来たので、富士スバルライン終点の五合目、標高2305mまで行ってみました。ただ、人がいっぱいいたので、下車せずそのままUターンして引き返しました。証拠写真も撮っていません。人生初有料道路(自分の運転で、の話)でした。普通二輪は2300円です。125cc以下なら、通行料280円なのです(自転車と同額!)以前乗っていたDio110で来る方が安上がりでした(ということは知ったうえで来たんですけどね)復路も山中湖と道志道経由で帰りました。遠かったです。往復300km、には届きませんが、それに近い距離を走りました。鳥写真は別途公開します。鳥写真に関してはやや不発(良い写真が撮れたのは1種類だけ)だったので、いつかまた再チャレンジします。
2026.05.17
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先週の土曜日、12月15日に米国の小学校で、26人もの死者が出す乱射事件があったのは記憶に新しいところです。何といっても恐ろしいのは、この事件が決して「史上空前」ではなかった、ということです。学校を舞台とした乱射事件は、古くはテキサス・タワー乱射事件(1966年、死者15人)、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「ボーリング・フォー・コロンバイン」で取り上げられたコロンパイン高校乱射事件(1999年、死者13人)、更にバージニア工科大乱射事件(2007年、死者32名)などがあります。もっと小規模な事件は、それこそ無数に起こっているようです。学校における無差別殺傷事件ちなみに、今回の事件で犯人が使った銃は、AR-15だそうです。凶器は米軍使用「M16ライフル」の民間モデル、米小学校銃乱射事件米コネティカット州ニュータウンの小学校で起きた銃乱射事件で使われた銃は、米軍がベトナム戦争以来使用している殺傷力の高い「M16アサルトライフル」の民間向けモデルで、米国内のどこでも合法的に購入できるものだった。警察当局の発表によると、容疑者に殺害された犠牲者の大半はブッシュマスター・ファイアアームズ・インターナショナル製のライフル「AR-15」で撃たれていた。AR-15は.223口径の弾薬を使用するが、これは北大西洋条約機構(NATO)軍の5.56mm弾と同等のものだ。AR-15は第2次世界大戦や朝鮮戦争で使われたライフルよりも軽く、その弾丸は防弾チョッキや鉄製ヘルメットを貫通し、秒速1000メートル近くの速度で600メートル先の敵兵を倒すよう設計されている。■多くの銃乱射事件で使用AR-15はまた、M16ライフルの銃身を短くした「M4カービン」の基になったモデルでもある。M4は現在、米軍によりアフガニスタンなど世界各地で使用されている。今年7月、映画「バットマン」シリーズ最新作の公開初日に米コロラド州オーロラの映画館で銃を乱射した犯人もAR-15を使っていた。AR-15は、「ベルトウエー・スナイパーズ」として知られるジョン・アレン・ムハマド元死刑囚とその義理の息子リー・ボイド・マルボ受刑者が2002年に首都ワシントンDC近郊で10人を殺害した連続狙撃事件でも使われた。M16はこれまで『地獄の黙示録』や『ランボー』など、数え切れない数の映画のほか、人気戦争ゲーム「コール オブ デューティ」にも登場している。M16の民間モデルは、米軍が1960年代から使用しているものと事実上同一のモデルで、フルオートマチックでない点だけが異なる。M16は引き金を引き続けることで連射が可能だが、セミオートマチックの民間モデルは、1発ごとに引き金を引く必要がある。■10万円未満で購入可能米議会は1994年にアサルトライフルや10発を超える弾丸が入る大容量弾薬装填装置を禁止したが、この措置は共和党政権下の2004年に期限切れを迎えた。米国では軍用アサルトライフルの所持は現在も違法だが、セミオートマチック・アサルトライフルは全く合法的に所持することができる。ブッシュマスター社の親会社であるフリーダム・グループは、自社を米国最大のセミオートマチック銃器製造業者だとしている。セミオートマチック・ライフルは「モダン・スポーティングライフル」とも呼ばれている。ブッシュマスターのAR-15は「ハンティング、競技、自宅防衛、そして戦術的仕様」に適したモデルとうたわれて、インターネット上で1000ドル(約8万4000円)を下回る価格で販売されている。■増える米国内の銃器米司法省のアルコール・たばこ・銃器取締局によると、2011年に米国で製造されたアサルトライフルは約230万丁に上り、これとは別に約100万丁が輸入された。米国立司法研究所によると、米国人が所有する銃器の数は1994年には1億9200万丁だったが、2007年には2億9400万丁に増加。うち1億600万丁が拳銃、1億500万丁がライフル、8300万丁がショットガン(散弾銃)だった。米国に出回っている銃器の数は、民間人2人につき約1丁の割合だった1968年からほぼ倍増し、現在はおよそ1人につき1丁という計算になる。---軍用の突撃銃と事実上同じものが民間で規制もなく、一般的に売られているんだから、恐ろしい話と言わざるを得ません。記事の中に「フルオートマチックでない点だけが異なる。M16は引き金を引き続けることで連射が可能だが、セミオートマチックの民間モデルは、1発ごとに引き金を引く必要がある。」との記述がありますが、これは不正確です。軍用のM16小銃の初期モデルにはフルオート射撃機能がありますが、現在主力のM16A2は、フルオート射撃機能は省かれて3点バースト射撃機能だけになっています。つまり、引き金を引きっぱなしにしても、3発しか弾が出ないのです。フルオートで連射すると、反動が大きく制御困難でなかなか命中しない、従って弾丸の消費量が莫大になり、お金がかかって仕方がない、といった理由があるようです。つまり、実際には軍用モデルと民間用モデルの差は、引き金を引いて、弾丸が1発だけ出るか3発出るか、の違いでしかないのです。しかも、実際には簡単な改造でフルオート機能を復活させることができるらしいのです。(今回の犯人がそういう改造をしたかどうかは知りませんけど)だから、結局のところは撃ちっぱなしのフルオートの突撃銃が、米国では誰でも簡単に購入できる、というわけです。ましてピストルは言わずもがなです。米国の人口は、現在3億1千万人ですから、全米で2億9400万丁の銃器ということは、もうほとんど1人1丁に近い数字です。ちなみに、検索したところ、米国の自動車保有台数は2億4千万台程度のようです。米国は車社会でもありますが、国民の車の保有台数より銃器の保有台数の方が多いというのだから、どう考えたって異常です。米国の銃規制は、全米ライフル協会などの圧力団体によって、常に骨抜きにされてきたわけですが、今回はどうなるのでしょうか。よその国の話ですから、日本人の私が決定に関与できるわけではないですけれど、今のような野放し状態でよいはずがないと思います。
2012.12.20
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11月の鳥写真第2弾です。11月22日高尾山ウグイス。誰でも知っているし、声はみんな聞いたことがあるはずですが、いつも藪の中にいて、姿を見るのは意外と難しい鳥です。私もちゃんと撮影できたのは2~3回。この時も、かなりピンボケ写真です。ウグイス。今の時期はホーホケキョとは鳴きません。コゲラエナガそして、この日の主役はこの鳥です。ルリビタキ(メス)声は何回か聞きましたが、撮影できたのは一丁平でした。ルリビタキのメス。実は一丁平で笛を吹いた後、帽子を置き忘れたと思って(それは勘違いだったのですが)笛を吹いた場所に引き返したら、そこにいたのです。勘違いがなければ撮影できていなかった。ルリビタキのメス。ただ、暗くて画質はかなり厳しいですが。ルリビタキのメス。ルリビタキ、いつも撮影できるのはメスばかりです。ゴールデンウィークの上高地でオスを撮影したことはありますが、冬鳥として低地に下ってきたときに撮影できたのは、すぺてメスです。翌11月23日石神井公園この日の主役は嘘つきな鳥です。・・・・・・ではなくて、ウソ。2羽いました。いずれもメスのようです。ウソのオスは頬が真っ赤です(人はそれを「真っ赤なウソ」と呼ぶとか、呼ばないとか・・・・・・)が、メスの頬は赤くありません。このウソは1羽はわずかに頬が赤いようにも見えるので、あるいはオスの若鳥かもしれません。もう1羽はメスです。ウソ。ちょうど1年前に、高尾山で撮影したことがあります。それ以来2度目の撮影です。ウソ。アトリ科、つまりカナリアなどの仲間です。前回写真を紹介したマヒワも同じ仲間になります。ウソ。20人くらい集まって写真を撮っていました。私もその一人でしたが。右上の個体はメスですが、左下はメスかオスの若鳥かはよく分かりません。ウソ。夏場は中部や北海道の亜高山帯で繁殖し、冬は低地に移動します。サハリンやシベリアから渡ってくる個体もいるようです。ヨシガモ(オス)オカヨシガモのオスオカヨシガモのメスカワセミもいました。11月28日葛西臨海公園ジョウビタキのオス。前述のルリビタキもそうですが、このジョウビタキも、東京で見る機会は圧倒的にメスが多いように思います。葛西臨海公園でも石神井公園でも、手賀沼でも、その他の場所でも、見かけるいつもメス。オスは今回が3回目の遭遇です。しかも1回は写真を撮り損ねているので、撮影できたのは2回目です。
2020.12.01
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