inti-solのブログ

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2012.01.14
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カテゴリ: 環境問題
<脱原発世界会議>横浜で始まる 佐藤前福島県知事も参加

開会イベントで、佐藤栄佐久・前福島県知事が「原子力ムラ主導の国の体質は従来通り」と批判。脱原発政策を進めるドイツのレベッカ・ハルムス欧州議会議員は「原発推進の政治家には退場を迫るべきだ」と述べた。
また、福島県郡山市から横浜市に避難した小学4年、富塚悠吏(ゆうり)君(10)が子供を代表し「原発より安全なエネルギーがある。僕は病気になりたくない」と原発廃止を訴えた。
期間中は約100のテーマ別部会が開かれ、各国の自然エネルギー活用策について討論したり、ドキュメンタリー映画を上映したりする。15日は福島県南相馬市の桜井勝延市長らが参加する「脱原発・首長会議」があり、「脱原発世界宣言」を採択する予定。


恥ずかしながら、この会議のことは今日になって報道で初めて知りました。

10月に福島の川俣町にいきました が、さすがに子どもを連れて行くことは考えませんでした。このとき持って行った測定器では、川俣町中央公民館の放射線量は毎時0.6マイクロシーベルトでしたが、その後 文部科学省が放射線量分布マップを公開 しており、これによると、川俣町中央公民館付近は毎時0.5マイクロシーベルト以上1.0マイクロシーベルト以下なので、私が借りて行った簡易測定器の数値もおおむね正しかったようです。毎時0.6マイクロシーベルトとは、すなわち年間の累計放射線量は5ミリシーベルトくらいになります。今年44歳になる私は、今更気にしても仕方のないレベルですが、子どもがそこに住むとなると、さすがに考えてしまいます。(まだ川俣には多くの子どもたちが住んでいるのに、そう書くのは申し訳ないことですが)
川俣町は、それでも原発からは40km以上も離れているのです。上記の線量分布マップを見ると、20km圏内の避難区域、さらに一部はそれをはみ出して、毎時19マイクロシーベルト以上というとてつもない放射線量の区域が広範に広がっています。年間に直すと160ミリシーベルト以上。残念ながら、この地域に人が継続的に住めるようになるには、数十年の時間が必要でしょう。

それにもかかわらず、最近は原発推進派の原発維持に向けた動きばかりが目立ちます。だけど、昨今声高に原発維持を叫んでいる連中の、言論レベルのなんと低いことか。
典型的な例は 「選ぶべき道は脱原発ではありません」などという意見広告 を出した「国家基本問題研究所」なる極右団体。
「日本の原発技術は優秀だった」「震災・津波に耐えた『技術』の成果」・・・・・・もう、言葉もありません。盲信というのは怖いものだと思うばかりです。
あるいは池田信夫の数々の発言など。


※ま、原発反対派にも、残念ながらあまりレベルが高いとは言えない人はいますけどね。具体名を挙げると武田邦彦と広瀬隆。(武田邦彦を本当の意味で「反原発派」とは思いませんが)

それにしても、今更「日本の原発技術は優秀だった」「震災・津波に耐えた『技術』の成果」なんて、誰が信じるかというのです。
私は、声を大にして言いたい。「選ぶべき道は原発維持ではありません」と。





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最終更新日  2012.01.15 02:39:57
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