2010年01月22日
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今日のまとめ

1.インフレこそが最大の懸念である
2.その他の統計は申し分なかった

インフレが経済政策の焦点に


12月の経済統計が出揃いました。今月のデータ・ポイントの中でとりわけ市場参加者の目を引いたのは消費者物価指数ならびに生産者物価指数の急上昇です。

中国の物価_01

消費者物価指数の内訳を見ると食品価格が+5.3%とジャンプしており、ひときわ目立ちます。中国政府にとって食品価格の上昇は民心が最も乱れやすい重要項目ですので、それが急角度で上がり始めたことに神経をピリピリさせていると思います。

中国政府は既に対応中!


既に中国政府はいろいろな引締め策を繰り出しています。1月13日にはリザーブ・リクワイアメント・レシオを50bp(ベーシス・ポイント)引き上げることが発表されています。リザーブ・リクワイアメント・レシオとは準備率のことを指します。つまり銀行が貸出をする際、貸出総額の一定の割合を中央銀行に「人質」として預けることを義務付けるルールなのです。その準備金の比率を示すのが準備率であり、準備率の引き上げは新規融資を抑制する意図でなされます。

さらに中国人民銀行は売りオペにより3カ月物手形金利を数次に渡って引き上げています。
前回中国人民銀行が売りオペを実施したのは去年の7月の第一週であり、このときはSHIBOR(上海インターバンク・オファーリング・レート)がオーバーナイト・レートで0.80%から1.1%にジャンプしました。その後銀行融資はざっくりと下がっていることが下のグラフからもわかります。

中国の銀行融資(10億人民元、人民銀行)_02

好調なその他の指標


その他の12月の経済統計には余りドラマチックな動きはありませんでした。下は小売売上高のグラフです。

中国の小売売上高(前年同期比%、国家統計局)_03



次に鉱工業生産の数字のグラフを示します。

中国の鉱工業生産(前年同期比、%、3カ月移動平均、国家統計局)_04

ひと足先に1月10日に発表された貿易統計では輸出・輸入ともしっかり戻ってきていることが確認されています。

中国の輸入と輸出(10億ドル、中国税関総局)_05





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最終更新日  2010年01月25日 16時12分15秒


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