中国関税当局によると7月の輸出は1,455億ドル、輸入は1,168億ドルでした。

輸出から輸入を差し引いた貿易黒字額は287億ドルでした。
7月は輸入額の足踏みが投資家の目をひきました。下のグラフは前年同期比の変化率を示したものです。

輸入は将来の輸出の先行指標であると考えられています。その輸入のペースが鈍化しているということは将来、輸出も鈍化することを示唆しています。
なお地域別の輸出で注目された欧州市場ですが、7月もぜんぜん衰えを見せませんでした。ユーロ安の影響は結局殆ど無かったということになります。
物価統計
次に7月の消費者物価指数は+3.3%でした。一方、生産者物価指数は+4.8%でした。消費者物価指数は食品のインフレ圧力が引き続き感じられた為、6月の+2.9%より増えています。生産者物価指数は下のグラフでもわかるように明らかに峠を越えています。

鉱工業生産
7月の鉱工業生産は+13.4%でした。6月の+13.7%より低い数字でしたがどうやらこのへんの水準で落ち着きそうな気配も感じられます。

小売売上高
7月の小売り売上高は+17.9%でした。前年同期の変化率は鈍化しつつあります。

まとめ
中国政府はインフレの抑制に成功したように見えます。輸入額が予想より少なかった事は景気の減速がエコノミストの予想よりかなり進行していることを感じさせます。小売売上高の成長率の鈍化はこれから内需への依存を高める必要のある中国としては少し不安を感じさせます。
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