今日のまとめ
9月の輸出、輸入はともに予想を下回った
中国経済減速懸念が出ている
欧州向け輸出の鈍化が著しい
物価は2カ月連続で上昇率の鈍化を見た
金融引締めがいよいよ終わりに近づいている
貿易統計
中国の9月の輸出は前年同期比+17.1%の1,697億ドルでした。コンセンサス予想は+20.3%でした。因みに8月の輸出は前年同期比+24.5%でしたので輸出のペースは減速しました。
一方、9月の輸入は前年同期比+20.9%の1,552億ドルでした。コンセンサス予想は+23.7%でした。因みに8月は+30.2%でしたので輸入のペースも減速したことになります。

今回は輸出、輸入の伸び率ともに市場予想を下回り、ここ2カ月の漸増トレンドに反する結果となりました。

夏以降、世界経済の減速懸念が高まっています。従って、いよいよ中国経済も世界のスローダウンがもたらす影響から逃れることが出来なくなっているのではないか?という懸念が台頭しています。
9月の輸出の鈍化は主に欧州連合(EU)諸国向けの輸出の鈍化の影響です。欧州諸国は今急激に景況感が悪化しているので、これは仕方ないことではないでしょうか?
9月の欧州向け輸出は316.1億ドルでした。これは8月に比べると-7.5%でした。一方、9月の米国向け輸出は301.1億ドルでした。これは8月の300.9億ドルを僅かに上回っています。
物価統計
中国の9月消費者物価指数は前年同期比で+6.1%でした。これはコンセンサス予想と同じでした。因みに8月は+6.2%だったので若干、インフレの上昇ペースが減速したと言えます。インフレの上昇ペースが鈍化するのは2カ月連続です。
一方、生産者物価指数は+6.5%でした。これはコンセンサス予想の+6.9%より低い上昇率でした。因みに8月は+7.3%でしたのでこちらも上昇のペースが鈍化しています。

今回、2カ月連続してインフレの上昇ペースが鈍化したことでいよいよ金融引締めが終わりに近付いているのではないかという期待が出ています。
引き続き注目したいと思います。
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