2012年04月11日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

今日のまとめ

  1. 貿易統計は輸出がリバウンドし投資家を安心させる数字だった
  2. 貿易統計は3カ月程度の移動平均を使って判断したい
  3. 消費者物価指数はサプライズで先月より上昇した
  4. しかしインフレ・リスクの再燃を心配する必要は無い

貿易統計

中国の3月の輸入は前年比+5.3%の1,603億ドルでした。輸出は+8.9%の1,656億ドルでした。

中国の輸入と輸出(10億ドル、中国税関総局)

因みに2月の輸入、輸出はそれぞれ+39.6%、+18.4%でした。その意味では3月の成長は物足りなかったとも言えます。

中国の輸入(赤)と輸出(青)の前年同期比変化率(%、中国税関総局)

しかし上の前年同期比変化率のグラフからもわかるように2月は1月の数字が悪かった反動で高い成長率となっていた面がありますので3カ月程度の移動平均で物事を考えた方が良いと思います。

全体としては懸念されていたような変調は感じさせませんでした。

物価統計

中国の3月の消費者物価指数は+3.6%でした。これはコンセンサス予想の+3.4%より少し悪い数字でした。因みに2月は+3.2%でした。

一方、生産者物価指数はコンセンサス予想通りの-0.3%でした。因みに2月は±0%でした。

中国の物価(%、国家統計局)

今回、消費者物価指数が少し上昇したわけですが、これはインフレの鎮静化という現在の中国経済の流れを覆す大きなサプライズではないと思います。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年04月28日 12時47分50秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: