今日のまとめ
中国人民銀行が利下げ
中国人民銀行が6月7日夜、政策金利の利下げを発表しました。
1年物貸出金利は6.56%から6.31%に引き下げられました。1年物預金金利は3.50%から3.25%へ引き下げられました。
人民銀行は 金利自由化の一環としてベンチマーク金利の弾力的な適用を許しています 。このため、実際に銀行が貸出する場合の最低貸出金利はこれまでの5.90%から5.05%に下がりました。また実際に銀行が預金を獲得する際、支払える最大預金金利はこれまでの3.50%から3.58%になりました。
新興国の中でも遅かった利下げ
今回の政策金利引き下げで、中国は2008年以来、ほぼ4年ぶりに利下げ局面に入ったわけです。
これは新興国の中でも遅い動きでした。
今後、中国の 政策金利は数次に渡って引き下げられる可能性があります 。1年物貸出金利は5.5%程度まで引き下げられても不思議はありません。
それは中国経済が少なくとも製造業購買担当者指数で見る限り、既にBRICs諸国の中でも最も弱くなっているからです。
一回の利下げで中国経済が安全圏に逃げ切れるとは思えない
正直なところ、今回の中国人民銀行の利下げは遅きに失した観は否めません。従って、 今回の利下げが中国のハードランディング回避に役立つかどうかは未知数 だと思います。
ただ市場参加者が諦めていた利下げが 予期せぬタイミングで発表された ことから、短期的には中国株式市場も、中国と密接な貿易関係のある近隣国の株式市場も揃ってラリーすると考えられます。

とりわけ中国に対して輸出超過となっている日本、台湾、オーストラリア、ブラジルなど株式市場は短期的なラリーが至現する可能性が高いです。
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