今日のまとめ
ブラジル
ブラジルの9月の製造業購買担当者指数は49.8でした。これは8月の49.3から若干改善したことになります。
ロシア
ロシアの9月の製造業購買担当者指数は52.4でした。これは8月の51.0から改善しています。
新規受注が過去12カ月連続して増加したことが大きく寄与しています。受注のペースは加速しています。また先月足踏みした新規輸出受注も今月は反発しました。食品、エネルギー、輸送コストなどを中心に、インフレ圧力が強まっています。雇用は拡大しています。
インド
インドの9月の製造業購買担当者指数は52.8で8月に比べて横ばいでした。
新規受注は拡大しています。先月まで少し足踏みしていた輸出受注は今月、反発を見ています。各社は材料の手当てを強化しています。原材料の在庫は増えています。また完成品の在庫も少し増えています。材料費のインフレは依然、存在しています。雇用は今月も増加しました。
中国
中国の9月の製造業購買担当者指数は47.9でした。これは8月の47.6より若干改善となりました。
新規受注は過去11カ月連続で減少しました。また新規輸出受注は過去42カ月で最も急速なペースで下落しました。受注残が減っているので各社は生産のペースを落とす事でこれに対応しています。生産自体は今年の3月以来で最も低い水準でした。雇用を減らす事で企業はこれに対応しています。ただ雇用減少のペースは幾分鈍化しました。材料の購買活動は低迷しています。5カ月連続で購買は前月を下回りました。材料費は5カ月連続で下落しています。
まとめると中国の不調が際立っていると思います。そしてその不調の主な原因は輸出の不振です。引き続きこの点に注目したいと思います。
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