2013年02月25日
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今日のまとめ

  1. 2月の製造業購買担当者指数(速報値)は、予想外に悪かった
  2. 内容的にもモメンタムの喪失を感じさせるものになっている
  3. 中国経済の景気循環的回復がモメンタムを失ったか、注意深くモニターすること

製造業購買担当者指数

中国の2月の製造業購買担当者指数(速報値)は市場予想の52.2に対して結果50.4と悪い数字でした。

なお今日発表された数字はあくまでも速報値ですので、最終的な判断のためには確報値の発表を待ちたいと思います。

崩れたトレンド

それを断った上で、今回の落胆すべき製造業購買担当者指数の数字は注意すべきだと思います。

その理由は先ず過去5カ月連続して改善してきたトレンドが破られたことが挙げられます。次に内容をみると 新規輸出受注が減少に転じている 点が目を引きました。これはいままでとは違う展開です。

また 受注残も減少に転じました 。これを受けて 購買担当者は仕掛け品在庫の手当てを減らしています 。さらに 納品までの期間も短くなっている そうです。これらはいずれもここ数カ月のトレンドとは逆の動きであり、景気循環的な中国経済の回復が、早くも息切れしている事を示唆しています。

これは最近の銅や鉄鉱石などのコモディティを扱う企業の株価が冴えないこととも一致しています。

中国政府は主要都市において再び不動産セクターに対する無節操な融資を抑制する方針を打ち出しています

いずれにせよ1~2月は中国の経済指標がいちばんブレやすい時期ですので、性急な判断は禁物かと思います。暫く細心の注意を払いながら状況をモニターしたいと思います。






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最終更新日  2013年02月26日 18時20分07秒


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