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1つめは中止による追加日程 (シーズン中配布されていたポケット版「対戦カレンダー」に記載されていない試合のこと)
となった試合の集客である。昨年は中止の試合についての追加が初めて発表されたのが、中断あけの8月に入ってすぐであった。おそらく目の前の試合の運営に精一杯で、追加試合の球場予約さえままならなかったのでこの時期になったのだろうと推測する。
NPBと違い、球団が自由に使える球場というわけではないのでかなり難しい調整だったのだろうと思うが、この調整に遅れた結果がリーグ終盤の過度な連戦や、追加試合の集客ダウンにつながっている。
追加試合の球場別観客数は以下の通りである。
昨年追加開催された試合は全部で21試合。これらの1試合あたり平均観客数は750人である。全試合平均(1070人)から見るとおよそ3/4である。しかしこれは、高知(土佐山田)・香川(オリーブS)での最終戦や優勝決定戦(土佐山田)があったので水増しされた数字である。例えば香川での最終戦(観客数3562人)を除く20試合の平均では 609人
となる。(オリーブSだけの平均についても、この最終戦を除くと579人となる。)球場別で見てもおおむね「追加試合は平均の半分」となっている。また全179試合から集客数ワースト10を見ると、3試合は追加試合である。
今シーズンは前期・後期制なので前期終了時に各チーム45試合消化が必要となる。追加試合が随時組まれていくと思われるが、追加試合の開催をいかにして効率よく伝えることができるかがカギとなる。
例えばすでに携帯で配信されている公式サイトのお知らせにプラスして追加試合日程を知らせれば、費用をかけずに観客減を防ぐことができるだろう。また、あらかじめ追加開催期間(予備日)を指定しておくことも対策ではないかと思う。もし予備日が余れば、有料のオープン戦とすればよいし、交流戦や東西(または南北)対抗戦を開催しても面白いのではないか。
2つ目は試合数に応じて観客が減る使い減りの問題である。以下のグラフは開催20試合以上の3球場の移動平均(5試合)である。
※例えば開催試合数「11」のところは、その球場の7試合目から11試合目までの平均、開催試合数「21」のところはの17試合目から21試合目までの平均というように、横軸数値の前5試合分の平均が表示されている。
グラフをみると、オリーブSの11試合あたり、坊っちゃんSの15試合あたりにそれぞれ山があるが、茨城ゴールデンゴールズの監督でありコメディアンである、萩本欽一氏の効果によるものである。その後はその効果を生かしてか、坊っちゃんSの集客はあまり落ちなかった。しかし、オリーブSはその後観客数を減らしてしまい、 26試合目から30試合目の平均は500人を切っている
。一つの原因はオリーブSは追加試合を6試合したが、坊っちゃんSは1試合しかなかったということがある。しかしもちろんそれだけではなく、萩本氏直後の平均を見るとわかるとおり、坊っちゃんSは萩本氏以前より1試合あたり約500人の観客数増となっているが、オリーブSは元に戻ってしまった。この両者の違いの原因が何かをしっかり見きわめることが今シーズンの観客増につながることは間違いない。
一方、来訪しなかった鳴門でも実は萩本氏効果があったようである。10、11試合前後の増加は萩本氏来訪の時期(6月下旬)と一致する。また、最終戦に向けては鳴門は追加試合が多く、 IS
が優勝戦線から落ちたこともあってか伸びなかった。今シーズンは先日開催されたNPB巨人の2軍とのオープン戦が起爆剤となるかどうかがポイントの一つになるだろう。地元出身の有力選手もおり、観客の大幅増加の可能性もある。
これら3球場の今シーズン開催予定試合は合計でちょうど100試合。今シーズンのリーグ収支はこれらの球場にかかっている。まずは開幕戦に注目したい。
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