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FD
の優勝で幕を閉じた2006年前期シーズン。データから優勝の原因を探ってみたい。
原因1:接戦に強かった
前期の勝敗のうち1点差の試合を抜き出してみると以下の通りとなる。
最終的に勝率.675と圧倒的な勝率(昨年は.597)で優勝した FD
であったが、個々の試合の得点差は意外と少ない。得失点差も53点のプラスで2位の OG
のプラス51点とほとんど差はない。わずかなリードを守りきって勝ちを重ねたことがよくわかる。反面 OG
は接戦を落とし、結果優勝を逃したことがよく分かる。ちなみに OG
は1点差試合だけ見ると 3チーム全てに負け越して
いる。
原因2:先取点を取った
各チームの先取点を取った試合数とその勝敗は以下の通りである。
先取点を取った試合数は順位の通りであり、ほぼゲーム差とも一致する。
さらに先取点を取った試合の勝率も順位と一致する。投高打低傾向のリーグでは、先取点は大きな意味があるようである。しかし表の通り、 IS
は数少ない先制試合さえも生かせず低迷してしまった。ちなみに先制された試合は全てのチームで3割前後の勝率であった。
さて、前期圧倒的強さを誇った FD
の死角はないのだろうか。実はエラーの数を見ると後期に不安がある。
月別のエラー数を見ると FD の6月のエラー数は大きく増えている。エラーが失点につながるケースも多くあり、後期の不安材料である。 OG も少なかった5月に比べて6月は増えているが、それでも1試合あたり1つ以下である。注目は MP で、着実にエラーを減らしており、後期に期待できる。ちなみに月別の打率も MP は月を追うごとに上がっており、 (4月:.220、5月:.235、6月:.249) 後期の台風の目になりそうな予感である。