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5-2でIL選抜が勝ち、NPBとの交流戦で初勝利を収めた
。現地で観戦されたファンの方からの速報を見ると、IL選抜は守りの面ではエラーもほとんどなく、投手陣もピンチを迎えるも失点は許さない投球だった。一方打撃陣は相手のミスを生かして着実に得点をあげ、逃げきった。
特に4回の攻防が象徴的である。長打の後に単打でチャンスを広げるという同じ形で、 相手エラーとタイムリーで得点できたILと、三者残塁・無得点のサーパス神戸
。よく聞かれる「あと一本」の差が出た試合だった。
この勝利に歴史的勝利という形容がしばしばされている。しかし今期ホークスに入団し、ウェスタンリーグで完封を記録したIL出身の西山投手は、昨年ILで 177イニング登板し、被安打136・自責点29
を記録している。西山投手からそれだけ打ったというILの打者の実力を示す事実である。そのILの選手たちから選抜されたメンバーが戦ったのである。
過去NPBニ軍とは 3分け2敗
。実力が接近しているのは明らかで、試合を重ねれば必ず勝てるときがくるというのはほぼ確実だった。 今は歴史的1勝だが、将来この1勝を歴史的と呼ばなくてすむようにどんどん勝利を重ねて欲しい。
例えば前期 FD
と IS
の対戦で IS
はわずか1勝だったが、この1勝したことは歴史的ではない。IL選抜も同じではないだろうか。
それでも記念すべき初勝利には違いなく、ILファンにとってはよいニュースである。今後もNPBと試合を重ねてスカウトにアピールし、秋に多くの選手がドラフト指名されることを願ってやまない。
ちなみに気になって調べてみたが、 今年の選抜チームに1年目の投手はいまだ選出されたことがない
。これも1年目の投手の起用法の問題として挙げておきたい。
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