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府中 ~ 日野 ~ 豊田 -- マニアック盗難・目撃エリアを往く 「疑惑の迷走地図・8」 <毎回メンドクサイ> ●参加者 / オアシス地球 サトーハチロー(プラン作成) 井上元宏 風月堂 すぃけ~だ Mont.Akagi 【8】 中央線豊田駅から多摩平へ 塗料店 金物店 ・・ シート盗難・バイク目撃 ●犯人が偽白バイ偽装、及びトランジスタメガ ホンの塗装に使用した「白のスプレー塗料」 の購入情報は他の盗難、目撃情報の間を 縫うように中央線豊田駅南側から多摩平、 日野台周辺に集中する。 ← 「犯人は必ずどこかで白スプレーを買って いる・・」男たちの執念の追跡がつづく(笑) 今回と次回でご紹介するそれら店舗は、犯人 の塗装作業が犯行日の2~4日前であるという 推測からリスト・アップされた時期のもので あろうと思う。 ▲1968年12月7日午後、日野市豊田977の中村 塗装店(水野稔 52歳・経営)にて白色スプレー 塗料300cc 1本を購入した男がいた。 (地図・14) お正月で休みなので何とも判断しかねるが、 完全な「塗装業」へと業態転換した感じがする。 驚くべきことに、今回探訪した塗料店、金物店 は42年後の今も現存し、どうやら全て営業中だ。 ← 歩いてすぐのJR中央線豊田駅を通過し、 次は駅反対側の北口へ出る。 当ブログに幾度か登場した独特な外観 の駅舎の階段を上り、繁華街側へ。 ▲68年11月25~26日に車のシートカバーを盗難された被害者が経営の多摩平1、堀田玩具店・ 跡は現在ソフトバンクのモバイルショップに。 (地図・15) こちらはあまりの変貌ぶりに何が なんだかわからない(笑) ・・が、昭和40年代あたりは木造の店舗がずらりと並んでいたのでは ないだろうか。実際の盗難場所はこの裏の「富士電機(現存)の駐車場」とされるが詳細不明。 シートは翌69年3月7日、小金井本町住宅で発見されたスカイライン1500に掛けられていた。 ▲すぐ北側の豊田駅前交差点で、事件当日の12月10日の午前4時40分頃、配達を終えて帰宅 中の牛乳販売店主の軽四輪の前に突然白バイが飛び出す。男は白ヘルメット姿で22~3歳、 身長165~170cmで駅方向(写真左)へ向かったとされる。(地図・16~?マークの可能性有) この情報は当初、かなり有力視されていた。 中央は現・みずほ銀行日野支店。 こちらも事件の5日前 ごろに白スプレーを 買い求める男がいた という多摩平6-16の 利研刃物店。 (地図・17) 刃物店と称しているが おそらくは金物屋さん であり、塗料なども 置いていたのでは ないかと思われる。 ここは次回ご紹介する 紺色カローラ(多摩五 郎)の盗難現場の目と 鼻の先である。 塗料店は、次回にもう 一軒ご紹介します。 【つづく】 ★次回はいよいよ「正月返上!」最終回(予定)です!!
2011年02月28日
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府中 ~ 日野 ~ 豊田 -- マニアック盗難・目撃エリアを往く 「疑惑の迷走地図・7」 <今回はyahoo地図で> ●参加者 / オアシス地球 サトーハチロー(プラン作成) 井上元宏 風月堂 すぃけ~だ Mont.Akagi 【7】 京王線 平山城址公園から豊田へ 料亭 鮫陵源跡 【後編】 ~ 旧・八王子自動車教習所 ●さて、鮫陵源での緑色カローラ盗難は、犯人にとって唯一の「民家の敷地内」という いつもとは勝手のちがうリスクの高い仕事だった。犯人は「エンジン直結」を庭先で 行なうことに躊躇し、いったん車を手押しで道路まで出している。 このとき家人が チラリとでも人影を目撃し、そしてそれがもしも「二人以上」であったなら・・?? 意外に忘れがちなのが、家人がカローラ盗難に気付いた12月1日に、道路側に放置されていた 「K電気」の名前入りの自転車である。当初、警察には届けず、翌2日に自転車は消えていた。 その後、料亭から豊田駅を挟んで約1.5キロの「K電気化学株式会社」で発見される。 自転車はここから盗難、というより結果的に「拝借」されたものだった。 ▲真向かいには巨大なマンションが建った。 ▲石垣と竹垣、石灯籠がかろうじて残り、往時 威圧感アリアリである。不動産屋さんが欲しか の面影を残す。さんざん撮っておいてなんだ ったのはホントは南に広がる鮫陵源側の丘陵 が、やはり人の家なのでどうも後ろめたい。 地帯なのだろうな、などと思ってしまった。 ふと気付くと、写真を撮っているのは私一人 で、他の皆さんは 遠巻きに見ていた (笑) ← 庭の中を撮るのも ほんとはマズイのだ が、ここを撮らないと 来た意味がないので どうかお許し頂きたい (誰に?) ここがあの草色カロー ラが盗まれた場所で ある。 なるほど、以前 Mont.Akagi氏がおっ しゃっていたように、 縦長の池や庭石が あり、車の周囲には 思ったほどスペース はなかったようにも 見える。 ★95年撮影の小説男氏の写真 ★Mont.Akagi氏撮影 ★無事持ち主へ・・しかし・・? 両脇の門柱はおそらく「当時モノ」と思われるが、カローラ一台を通すのにこの間口 ではけして広くはない感じがした。小説男氏の写真ではもっと大きな車が停めてある が、それこそギリギリだったと思う。 私は今回の探索現場中でこの鮫陵源が最も立ち去り難かったが、後ろ髪を引かれる思いで 我々が次に目指すのは、北へ約700m、中央線の高架を越えた所にある「八王子自動車教習 所」(現・飛鳥ドライビングカレッジ日野)である。 (地図・13) ▼写真左奥は中央線豊田駅 なんとこの盗難未遂は 鮫陵源でのカローラ盗難 の、ヘタすると数時間前? これも犯人の仕業であれ ば、サニー盗難に失敗して 仕方なく事前に目を付けて おいた鮫陵源のカローラを 狙った、という可能性も あながち否定できないの ではないか。 第三現場に放置された車 はサニーだったかもしれ ない・・?? 【つづく】
2011年02月20日
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府中 ~ 日野 ~ 豊田 -- マニアック盗難・目撃エリアを往く 「疑惑の迷走地図・6」 <ぶらり空中散歩・平山> ●参加者 / オアシス地球 サトーハチロー(プラン作成) 井上元宏 風月堂 すぃけ~だ Mont.Akagi 【6】 京王線 平山城址公園 平山団地 【後編】 ~ 料亭 鮫陵源跡 【前編】 ●2008年12月19日の記事で、かのショーケンこと萩原健一がヴォーカルのG.S 「ザ・テンプターズ」が、主演映画「涙のあとに微笑みを」を事件現場に近い 明星学苑にて事件当日に撮影クランクインしていた、とお伝えしているが、 その映画の中でショーケンが母親役の新珠三千代さんと住む団地として撮影 に使用されているのが、この平山団地である。 なんという因縁の深さ・・ (情報・井上元宏氏) ・・ヤマハスポーツ350R1を盗まれた松本仁悦氏のお宅は、部屋番号では向かって 右側になる。それなら、当然窓から見通しの利く右のヒバの木にクサリでしばった のではないか、というのが再捜査本部の見解である。・・まあ、分かりませんけどね。 ▲そのお宅がこちらである。もう、入居者は何度 ▲すぐ向かいには屋根付きの二輪置き場がある。 入れ替わったことだろう。「ピンポンダッシュ」 92年撮影のMont.Akagi氏の写真 を見ると してサトハチ氏に罪を着せようかと思った(笑) それ以降に作られたようではある。 ▲さて、この細い坂道を上がるといよいよ料亭 ▲坂道はもっと長いのかと思ったが意外に短い。 鮫陵源跡である。以前はこの右側に商店が 中央にポールが立っていて車は通れないが、 あったらしいが、現在は影も形もない。冒頭で 無ければカローラ程度なら通れそうである。 ご紹介した映画ではこの坂をショーケンが駆け かつての「鮫陵源」は、平山団地を含む広大 下りて来るシーンがあるらしい。近日確認予定。 な敷地に遊園地と料亭、養魚場、釣堀を有する 一大娯楽施設であったが、昭和11年に開業、 終戦を待たずに7年後の18年に閉園した。早 すぎたのか、そもそも無謀な計画だったのか。(左) 当時からの 石垣が今も残る。(右)現在の平山 団地入口の滝合 橋駐在所付近に あった「東門 」。 右側に「鮫陵源」 の文字が読める。 生垣が取り払われ ずいぶんスッキリして しまった料亭鮫陵源 跡。 (地図・12) 大娯楽施設時代には ここに「北門」があった。 ●昭和43年11月30日 ~12月1日にかけて、 この敷地内に停めた 緑色のカローラが盗 まれ、事件当日、国 分寺街道から入った 空き地・第三現場で 発見された。 現金輸送車の監視用、 とされた。 所有者は女将の長町 てる(61) ●鮫陵源を探る! ●平山のディズニーランド ●人生を楽しむ力 by カサブランカ 【つづく】 ●次回は「鮫陵源跡」のつづきから、「豊田方面」へ向かいます???
2011年02月13日
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府中 ~ 日野 ~ 豊田 -- マニアック盗難・目撃エリアを往く 「疑惑の迷走地図・5」 <空から平山を見てみよう> ●参加者 / オアシス地球 サトーハチロー(プラン作成) 井上元宏 風月堂 すぃけ~だ Mont.Akagi 【5】 京王線 平山城址公園 平山団地 【前編】 ●高幡不動駅から今度はふた駅目、平山城址公園駅でついに念願の初顔合わせとなる 「孤高の単独犯説支持派」、Mont.Akagi氏と落ち合う。スキンヘッドにおヒゲという風貌 だが、人なつっこい笑顔のせいで恐くはない(笑)。いつも思うが、何年もネット上で親しく 語り合っていても実際にお会いする、というのはやはり独特の恥ずかしさがあるものだ。 ▲多摩川の支流、浅川にかかる滝合橋を渡れば平山団地の全貌が姿を現す。 残念ながら、この橋上に「物体X」らしき物は見当たらなかった(笑) 「もうひとつの方」でもあれば完璧だったのだが・・ ▲逸る気持ちを抑えて寄っておくべき現場があった。 ▲橋のたもとに戻っていよいよ平山団地へ。 68年12月2~3日、平山1014(現・西平山2-1-12) ところで先ほどの現場で家の表札を見て 滝合小入口付近の農道で舞踏の師匠、佐々木キン いた井上氏が「あっ!」と声を上げた。 (43)が青色の大型オートバイに追い抜かれた。 なんと友人の実家。正月で在宅かと携帯 (地図・9)この後向かう盗難現場から800m、12日後。 で電話するが残念ながら本人は不在。 ▲のどかなお正月の昼下がり、怪しい一団がまず目指すのは犯人が偽白バイで第三現場 から犯行現場まで引きずった「スバル360用シートカバー」の盗難現場、16号棟裏である。 「ここからはお静かに」と隊長のサトハチ氏が釘をさすが、すぐにまた漫画や映画の話が ギャーギャーと始まってしまうのだった(笑) 16号棟裏手にて。 (地図・10) 右の丘の上に次回 お送りする料亭、 鮫陵源跡がある。 スバルのシートカバ ーを盗まれたのは 伊藤かつ弘(35)で 写真右手に当時から あった駐車スペース 辺りなのか、場所の 詳細は不明。 時期はなんと12月8 日~9日と、10日の 犯行日直前、犯人最 後の盗難物である。 さて、そこから西へ 回りこむと、いよいよ 偽白バイに改造され た「ヤマハスポーツ R1」の盗難現場、22 号棟がそびえ立つ。 (地図・11) 68年11月19~20日に かけて、この棟に住む 運転手松本仁悦が入 口付近にキーを付けた まま駐車中に盗難。 なお、関連本などで も平山団地と呼ばれ ているが、正式名称 は「東京都住宅供給 公社 平山住宅」で ある。 ▲「雨の追憶 図説三億円事件」より。ショップにて ▲左のイラストでは棟の入口付近がよく再現 風防を取り付けたその日、この対策を忘れてしま されているのが分かる。ここは各盗難現場 い、バイクは忽然と姿を消す。好事魔多し。 の中でも不気味な緊張感が漂っている。 【つづく】 ●次回はヤマハバイク盗難のつづきから、「料亭・鮫陵源跡」へ向かいます!
2011年02月06日
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