ぜんちゃんの風に吹かれた日々

ぜんちゃんの風に吹かれた日々

2005年10月20日
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カテゴリ: ライフスタイル
だいぶ前に仕事関係でお世話になった○さんとCDリサイクルショップで会った。

確かにそういう○さんの頭髪は真っ白になっていて、深い皺の顔は少し小さくなったような気がした。

そしてどちらともなく「景気悪いね」と言い出すと「CD聴いているのが一番だな…」と○さんが少し口元をほころばしながら言った。
しかし、そのあと「生きているだけで、ただ生きているだけで、それで充分」とため息のように、そして震える声でそう言葉を漏らした。

「いいもの無いねえ…」いったい○さんは今どんな音楽が聴きたいのだろう?
少し、興味があったがそういう個人的な心の領域に触れる野暮な質問は止めた。
しばらくして文庫本を見ていたボクに○さんは声を掛けて店を出て行った。

○さんは今日、どんな音楽を聴きながらこころを和ませたのかな。

改めてメロディの素晴らしさに震える思いがした。

「生きているだけで、ただ生きているだけで、それで充分」
○さんの言葉を静かに反芻してみる。
でもボクはそれだけじゃ、ただ生きているだけじゃイヤだな。
別にかっこいいことを言いたいつもりはないのだけれど「与えられた人生」を精一杯生きたいと願うし、しかも自分でしか生きられない「自分らしさ」を生き切りたいと思っている。
やっぱり人に何かを伝えたいし、与えたいのだ。

観念的な言い方だが「もっと自分に合った、祝福された場所」を模索しているけれど苛立ちの感情でいまの仕事や生活を変えるにはもっと仲間と相談しながら祈る必要があるようだ。
どんなところを通ってゆくにしても三文役者のままで幕を引くのは哀しい…だからせめて名優気取りで幕を引きたいと願う。
でもねえ、自分の限界ってあるんだよ…。
ああ、だからまたボクはネガティブになってしまう。

しかし、ある意味、少しばかり○さんとの再会はボクを前向きに変えたように思う。

やっぱり、命を輝かせて生きたいものだ。

なるようにしかならないのだろう。
でも、絶対にひとりぼっちにはならないと信じている。

日本が誇る最高のソウルシンガーであり牧師の小坂忠さんのゴスペル「Peace3」を想い出したように今日聴いた。


                   作詞・作曲 小坂忠


  何が苦しめるのか
  何が喜びを 奪い去るのか
  心の中にはいつでも
  嵐のような 戦いがある

   勝利者はいつでも
   苦しみ悩みながら
   それでも前に向かう

  君がつまずいた時
  失望の波に 揉まれれていた時
  君は一人でいたんじゃない
  君を支えていた 誰かがいた

   勝利者はいつでも
   傷つき悩みながら
   それでも前に向かう

  どんな力も 神の愛から
  君を離すことなどできない

  小坂忠さん(忠先生!)のところで教会音楽などを学んでいたときのことをふと想い出してしまった。
夢も希望も幻も…いっぱいあったよ。
でも、みんな捨てたわけじゃないんだよ。

ついでに4年前の写真期限付きで掲載しておくかな。






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最終更新日  2005年10月21日 02時50分49秒
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