ぜんちゃんの風に吹かれた日々

ぜんちゃんの風に吹かれた日々

2006年09月01日
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カテゴリ: ライフスタイル
夜10時過ぎ頃ふと妙な殺気を感じ何気なく天井を見上げたら三センチほどのゴキブリが天井を這っていた。

そのままゴキブリは天井を悠然と歩き端っこまで行くと今度はそのまま直下した。
きりりとボクが立ち上がるとゴキ野郎は気配を察したのか、ぴたりと静止した。
その瞬間ボクはターミネーターの赤外線スコープの如く集中し床にあった雑誌を静かに手に取ると(おまえはすでに死んでいる)そう呟き電光石火ヤツをぶったたいた。
確かにヤツはグシャリとつぶれまっさか様にフィギュアケースとDVDのボックスの後ろに落ちた。
すかさずボクは懐中電灯を持ってきて落ちた隙間を確かめた。
しかし…両手と触覚を時折り動かしながらヤツはまだ生きていたのだ。
だけど明らかに体半分がつぶれ臓物がとびだしていたので死ぬのは時間の問題だと思いそのまま放置することにした。


げっ!寝室の方に走って行くではないか!そして本棚の陰にヤツは完全に消えた。
戦慄が走る…。
(ヤツはターミーネーターだ!)

次の日、ボクは(ゴキブリホイホイ)を買いに行った。
マンションの4階、いったいヤツは何処からやってくるのだろうか。
開けっ放しの風呂場の窓あたりから侵入してくるのだろうか、それとも、排水溝当たりから侵入してくるのだろうか…。

その日の夜、(ゴキブリホイホイ)を流し台の上と下にそれぞれ一個づつ仕掛けてみた。
そして翌朝それらを恐る恐る覗いてみて驚いた。
三匹も掛かっているではないか!

粘着テープの上で必死にもがくヤツらを見てボクは思った。
(ざまあみさらせ!)


昨日ほどもがいてはいないけれど時折りその触覚をゆっくり動かしていた。
(苦しいか…動けねえだろう…へへへ…)
また次の日、ボクは(ゴキブリホイホイ)を覗いた。
ヤツはまったく動かなかった。
(ざまあみさらせ…やっとくたばったか人類の敵め…)

(ぐえ!ホントにターミネーターだあ!)

ボクは戦慄を覚え、発作的にその(ゴキブリホイホイ)を床に置き足でつぶした。
ぐじゃ!
しかし安堵感とともに嫌な罪悪感を感じた。

だからといってヤツらと共同生活したいとは思わないんだよな…。
だけど確かにボクはヤツらを殺したんだよな…。






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最終更新日  2006年09月02日 00時10分13秒
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