ぜんちゃんの風に吹かれた日々

ぜんちゃんの風に吹かれた日々

2006年09月14日
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カテゴリ: ライフスタイル
前回のブログ「公開ラヴレター」は実はいま作ろうとしているラヴソングのイメージなのです。


すべては「愛している」で完結してしまうのだ。
それを説明しだすとああだこうだウダウダガダガダいくらでも言葉を並べられるし、なるべくいやいっその事「愛している」とか「好き」とか一切使わないでしかも簡素にどれだけ言い尽くせるのか試みたいのだけれどやっぱり難しい。
しかもどれだけ情感を込められるかが問題だ。

ボクはどうしてもいまのJポップに情感を見出せない。
確かに良い歌もある。しかし、言葉の使い方が安直すぎる気がしてならないのだ。
だから二昔前のいわゆる昭和歌謡曲が大好きだ。
ファンだったから言うんじゃないけれどキャンディーズや沢田研二にしてもたった一曲も駄作がなかったと断言する。

山下達郎さんの歌やサウンドは素晴らしいけれど案外歌詞が好きだったりする。
「フォーエバー・マイン」は単純にグッときてしまった。
最近では「青春アミーゴ」が抜群に良く出来た歌だと感じる。
曲のイントロや~このあたりじゃ負け知らず~の歌詞にやられたなと思った。
だけどボクはカラオケに誘われても絶対にうたわないけれどね…。

ボクのカラオケの十八番は何を隠そう…「夜空のムコウ」なのだ。

 あのころの未来に僕らは立っているのかな
 全てが思うほど うまくはいかないみたいだ
 このままどこまでも 日々は続いていくのかな
 雲のない星空が マドのむこうに続いている
 あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかな


曲も良いがとにかくこのスガシカオさんの歌詞は傑作だと思う。

しかし数日前、スガシカオさんが何かの音楽番組で新曲を歌っていたががっかりしてしまった。
とにかく歌詞が多いし難しすぎる。詰め込みすぎている感じがするのだ。

だから前に戻るのだがどれだけありきたりな言葉で簡素に表現できないものだろうかと考えるのである。


誰もが良く知っている物語だろうけれど時間があったら絶対に読み返して欲しいのだ。
これこそ芸術的美文の極致なのだ。とにかく文章が表現が美しい…。

ラヴレターといえばボクが二十歳過ぎの頃、中学校時代の同級会で憧れだったカズコちゃんと再会して恋が再燃したことがある。
居たたまれずにボクは彼女にラヴレターを書いた。
そして約二週間過ぎ、ボクのところに彼女の手紙が届いた。
真っ白い便箋に丁寧できれいな文字が綴られていた。
再会できた喜びや中学時代の他愛無い想い出が綴られたあと、その手紙の最後にこう記されていた。
 …本当にお手紙ありがとう。
 …キャンディーズは解散したけれどまた誰かが復活しますよ。
 …今年の秋、私の姓が変わります。

あまりにも素晴らしい文章で悲しくても涙が出なかったことを想い出す…。
もちろん、いまでもその手紙は大事に保管しているけれどね。







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最終更新日  2006年09月15日 02時39分15秒
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