ぜんちゃんの風に吹かれた日々

ぜんちゃんの風に吹かれた日々

2006年11月10日
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カテゴリ: ライフスタイル

ボクが遊びに行くとその「ちゃっぴい」は疾風のように何処からか現れて足元に絡みつき膝まで飛び跳ねてくる。
そしてそのまま決まってボクは「あちょ~!」と奇声を発して広い駐車場と庭に連れ出し一緒に駆け回るのだ。
その生後五ヶ月の「ちゃっぴい」はもう自分が「ちゃっぴい」という名前である事を認識しているので遠くから名前を呼ぶと弾丸の如く駆けて来るのだ。

名前を呼ばれ反応する事、それは生後一ヶ月足らずで母親から引き離されて来た「ちゃっぴい」にとってアイデンティティの認識、まさに身元の確信作業であろう。

数日前ボクはいつものクリーニング店にYシャツを出しに行った。
Yシャツをカウンターに出したときボクはクリーニングカードを忘れてきたことに気付き店員にそのことを話したら「大丈夫ですよ。○○さん…でしたよね?」と答えた。
いつも利用しているからといって自分の名前まで憶えていてくれた事に少し感動を覚えてしまった。
クリーニングカードを忘れてきたボクは、まちこねえさんちの「ちゃっぴい」と同じように自分が何処の誰かを認識するのだ。


名前に命が宿り、それぞれの環境の中で魂と個性が確立すると考えるからだ。

同じ名前の知り合いが数人要るけれど皆な人格も魂も違うし、もしもいまボクが名前を変えたとしても人生が変わるとは思わない。

いま立ち上げようとしている仕事の屋号名を決められずに少しつまずいていた。
友だちが姓名判断で見てもらったらどうかと言ってくれたけれどボクは笑ってそれには従わなかった。
まず自分自身が何をしたいか、その屋号になにを託したいのか考えてみたのだ。
そうしてみると自分の湧き上がる思いの中でひとつの単語しか出てこなかった。
だからボクはその単語を膨らませながら屋号名を作ってみた。
「人と街に仕える」そんな風にイメージしてみるとどうだろう。
ゆっくりと命が宿った気がしたのだ。

ボクには本名といわゆる愛称が三つある。
普段は本名の○○さん、仕事関係は愛称で「まっちゃん」、親しい関係間柄では「ぜんちゃん」(なかには「ぜんさん」と呼ぶ人もいるが)

当然全部ボクなのだがそれぞれの呼び名でボク自身、若干個性の出し方が違うような気がしている。
「まっちゃん」は「まっちゃん」で自分を制御しながらもユニークに仕事をこなし、「ぜんちゃん」はガンガン自分をさらけ出す永遠少年的。
で、「ぜんさん」は少しばかり「ぜんちゃん」を青年にした感じだし「まつぜん」はもう勝手にアーティストしているのだ。
あえてまた言うけど全部ボクであることは変わりはないが、自分がとてもうれしくて落ち着くのはやっぱり親しい関係での呼び名「ぜんちゃん」がいいかな…。
それはまた一番古くからの愛称なのでアイデンティティの拠り所でもあるのだ。






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最終更新日  2006年11月11日 04時10分48秒
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