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J3第7節 セレッソ大阪Uー23vsカターレ富山の試合をヤンマースタジアムで観戦。0-0のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します。)【戦術】セレッソは、攻撃はディフェンスラインとボランチのビルドアップから両サイドを基点に、両ウイングバック、ボランチが連携したパス回しから崩していく戦術。守備は4-4-2のブロックを形成して対応する。カターレは、攻撃はディフェンスラインとボランチのビルドアップから、苔口や高橋への縦パスや両サイドバックの攻撃参加を交えて崩していく。守備は4-4-2のブロックを形成したうえ、1対1のチェックで厳しく対応する。【試合の流れ】(前半)序盤から、カターレが2分の柳下の右クロスから苔口のシュートや4分の花井の右CKからの谷奥のシュートでリズムを作り、ビルドアップから苔口や高橋への縦パスや両サイドからの展開により試合を優位に進める。これに対し、セレッソは4-4-2のブロックを作って対応する中、15分にカウンターから中島のスルーパスに反応した山根がカターレディフェンスラインの裏を取って打った浮き玉のシュートが惜しくもバーを超えて先制には至らず。セレッソはブロックを作るも、1対1のチェックが甘く、カターレにバイタルエリアへの縦パスを入れられ、また両サイドからの良質のクロスを再三入れられてピンチに陥る。カターレは26分に柳下の右クロスからの混戦の中、高橋がシュートを放ったが、茂木のセーブを阻まれて、続く27分には花井の右CKに高橋が頭で合わせるも、またもや茂木のセーブに阻まれてしまい、また左CKからのこぼれ球に反応した代のミドルシュートがバーを超えて得点には至らず。さらに、29分には、白石のスルーパスから佐々木がペナルティエリア内に進出してシュートを立て続けに打つが、ことごとく茂木のセーブに阻まれてしまう。セレッソは39分に、西尾からの左へのロングパスを受けた山根が左サイドから切り込んで放ったシュートは榎本のセーブに阻まれてしまう。前半はカターレが圧倒するが、0-0で折り返す。(後半)セレッソは後半開始から澤上から山田に代えて、打開を図る。序盤はカターレが前半の勢いを維持して試合を優位に進める。54分に碓井の右FKに柳下が頭で合わせたが左に外れ、58分に花井からのスルーパスを受けた苔口がGKと1対1になるも、またもや茂木のセーブに阻まれてしまう。セレッソは打開を図るため、西尾や瀬古からの左へのサイドチェンジのパスで、また山田が両サイドに流れて基点を作ることに成功する。56分にサイドチェンジのボールを受けた舩木からスルーパスを受けた山根が切り込んで放ったシュートがカターレディフェンスのブロックに会い、72分には舩木から左サイドでパスを受けた山根のシュートがバーを超えて得点には至らなかったが、互角の展開に持ち込む。カターレは、60分に苔口から田中に、70分には高橋から大谷に代えて、4-4-2の2トップに変更して、セレッソディフェンスの裏やサイドのスペースを狙ってチャンスをうかがう。その後、セレッソは山根からピアスに代え、カターレも終了間際にダウベルマンを投入して3バックにシステム変更して、両者攻め合いを展開するが、ゴールを奪うことができず、0-0で終了。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK 茂木DF 野村、西尾、瀬古、舩木ボランチ 丸岡(60分 安藤)、西本MF 斧澤、山根(83分 ピアス)FW 澤上(45分 山田)、中島(守備時も4-4-2)(カターレ富山)4-2-3-1(右から)GK 榎本DF 柳下、谷奥、今瀬、代(91分 ダウベルマン)ボランチ 花井、碓井3シャドー 佐々木、高橋(70分 大谷)、白石1トップ 苔口(60分 田中)(守備時は4-4-2)【まとめ】セレッソは前半、茂木の好セーブ連発がなければ、負けを覚悟しなければならない内容。前半は1対1のチェックが甘く、カターレに再三決定機を作られてしまった。後半は基点ができて盛り返すことができたが、ワンタッチ、ツータッチで対応すべきところ、ボールをもちすぎて、チャンスを逸してしまうシーンがいくつかあった。茂木はマンオブザマッチの活躍。カターレは数々のチャンスをモノにできなかったのが痛かった。サッカーの内容自体は悪くないので、上位進出ができるか?
2019.04.28

J1第9節 セレッソ大阪vs大分トリニータの試合をヤンマースタジアムで観戦。0-0のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します。)【戦術】セレッソは、攻撃はディフェンスラインとボランチのビルドアップから両サイドを基点に、両ウイングバック、2シャドー 、ボランチが連携したパス回しから崩していく戦術。守備は5バックからサイドに誘導して複数で囲い込み、またはリトリートして対応する。トリニータは、攻撃は3バックにボランチの1人がディフェンスラインを構成し、GKの高木を含めてビルドアップし、2シャドーとウイングバック、CBが連携して両サイドを基点に崩していく。守備はまずは前線からチェックをかけてから、5-4-1のブロックを作ってリトリートして対応する。【試合の流れ】(前半)序盤はセレッソが両サイドを基点にして、チャンスを作る。まず4分に、清武の右FKのこぼれ球を拾って上げた左クロスに木本が頭で合わせ(右に外れる)、6分にGK高木からのパスカットを基点に清武からの展開からのシュート、さらに14分には都倉のパスからの高木のシュートからトリニータのディフェンスにブロックされて、チャンスを逃す。ピンチを脱したトリニータはGK高木を含めたディフェンスラインからのパス回しで徐々にリズムを作り、右はオナイウ、松本、左は小塚、高山を中心にチャンスをうかがう。19分に右サイドでのパス交換から松本からサイドのスペースを抜けた岩田のクロスに小塚が頭で合わせ、30分に左サイドからの高山のクロスに藤本が頭で合わせ、さらに41分に中央エリアでの島川のスルーパスに反応したオナイウが右足でシュートを打ったが、ことごとく枠を外れ、得点には至らず。両チームとも互角の内容で前半は0-0で終了。(後半)トリニータがGK高木を含めたビルドアップで攻撃を仕掛けようとするが、セレッソは前線からトリニータのディフェンスラインに対してプレスをかけてトリニータの攻撃のリズムを崩そうとする。また、58分に高木から柿谷に代えて、ポジションチェンジを混ぜることによりリズムを作ろうとする。60分に、清武からの右CKにヨニッチが頭で合わせるも、バーを超えて得点には至らず。これに対し、トリニータは64分にカウンターから高山と片山が競り合いの中、左ペナルティエリア外でボールを奪って上げたグラウンダーのクロスに反応した藤本のシュートがキム・ジンヒョンの正面をついてしまう。その後は一進一退の中、トリニータが79分に岩田からパスを受けた松本からの右クロスに藤本が合わせるも枠を外れ、セレッソも84分に清武からの右クロスに都倉が頭で合わせるも枠を外れ、さらに終了間際に片山のロングスローにヨニッチが頭で合わせるも高木の正面をついてしまう。結局、0-0で終了。【システム】(セレッソ大阪)3-4-2-1(右から)GK キム・ジンヒョンDF 木本、ヨニッチ、山下MF 片山、Lデサバト、奥埜、松田(77分 水沼)2シャドー 高木(58分 柿谷)、清武1トップ 都倉(86分 Bメンデス)(守備時は5-2-2-1または5-4-1)(大分トリニータ)3-4-2-1(右から)GK 高木DF 福森、鈴木、岩田MF 松本、前田、島川、高山(80分 三竿)2シャドー オナイウ(89後藤)、小塚(72分 ティティパン)1トップ 藤本(守備時は5-4-1)【まとめ】セレッソはトリニータのミスから、または両サイドからいくつかチャンスを作ったが、トリニータの分厚い5バックを崩すには至らず、トリニータにボール支配率を上回れてしまったこともあり、決定機を作ることができなかった。相手にリトリートされると相手ディフェンスを崩せない傾向。相手ボールを奪うエリアが自陣ゴール付近のサイドが多いため、どうしても相手ゴールから遠く、有効なカウンター攻撃ができず、相手ディフェンスのチェックにはまってしまっている。トリニータはGKを含めたディフェンスラインからのビルドアップをベースにボール支配率を高め、両サイドから前線へのクロスや横パスでチャンスをうかがったが、精度が甘く、またセレッソの分厚い5バックのディフェンスに阻まれ、藤本も有効なスペースを与えられなかった。ただ、ポゼッションサッカーが浸透しており、また現在の好調さがうかがえ、勝ち点1をゲットできたのは大きい。
2019.04.27

ルヴァン・カップ予選第4節 セレッソ大阪vsヴィッセル神戸の試合をヤンマースタジアムで観戦。1-0のセレッソ大阪の勝ち。以下、レポートいたします。(長文で失礼します。)【戦術】セレッソは、攻撃ではディフェンスラインとボランチのビルドアップから、田中、水沼が左右のスペースを使いつつ、高木、メンデスの突破力を活かしていく。守備では4-4-2のブロックを敷いたうえ、数的優位を確保して空いてボールの出所を抑える。ヴィッセルは、ディフェンスラインとボランチのビルドアップから、両サイドを基点にしてパス回しから崩していく。守備ではディフェンスラインを積極的に上げて、前線からのプレスにより相手のミスを誘い、ボールを奪う。【試合の流れ】(前半)序盤からセレッソがディフェンスラインからのパス回しから田中がバイタルエリアを度々進出し、また松田や水沼が右サイドで優位に立ち、試合を優位に進める。まず11分に、ドリブルで駆け上がった田中からのスルーパスを受けたメンデスが右からグラウンダーのクロスを上げたが、惜しくも高木に合わなかった。しかし、22分に、藤田の右CKがヴィッセルのディフェンダーに跳ね返されたが、そのボールを田中が胸トラップしてからの見事な左足でのハーフボレーでゴール右隅に流し込み、セレッソが1-0と先制する。これに対し、ヴィッセルは、ビルドアップから両サイドを基点にしようとするが、セレッソの数的優位を確保したディフェンス網にかかり、逆にカウンターを受けてしまう。また、失点後、右MFの郷家を左MFに、右MFの増山を左MFにポジションチェンジして局面を打開しようとするが、田中が孤立してしまったこともあり、チャンスを作れない。セレッソは、先制後も25分には、メンデスが基点となり、高木が落としたボールを藤田が反応して打ったシュートが前川の好セーブに阻まれ、また32分には藤田からの右CKにニアサイドで瀬古が後ろにすらしたボールを山下が頭で合わせるもバーを超えて、追加点はならなかったが、終始試合を優位に進めて前半終了。(後半)前半劣勢だったヴィッセルは、後半始めからウエリントンを投入して田中、増山のコンビで3トップに、トップ下の安井をアンカーに、三田と郷家をアンカーの前の中盤に置く4-3-3システムに変更する。そして、ポジションチェンジを繰り返しながら両サイドをワイドに活用して試合を優位に進め、セレッソがブロックを作ってディフェンス対応する展開が続く。ヴィッセルは、49分に三田の右CKに混戦からウエリントンのシュートが右に外れ、57分には西からの右クロスに田中が頭で合わせるも、同じく右に外れる。両サイドを使われて劣勢となったセレッソは、62分に片山を投入して4バックから3バックに変更して3-4-2-1システムにし、守備時は5バックで対応する。セレッソは67分にカウンターから松田が得た藤田からの右FKに、フォアで頭で合わせたメンデスのシュートが惜しくも右に外れてしまい、後半数少ないチャンスを逸してしまう。その後もヴィッセルがボール支配率で優位に立つも、セレッソの数的優位を確保したディフェンスを崩すことができず、セレッソが1-0で逃げ切って終了。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK 圍DF 松田、瀬古、山下、舩木ボランチ 奥埜(67分 デサバト)、藤田MF 水沼(80分 福満)、田中FW Bメンデス、高木(62分 片山)(守備時も4-4-2)(ヴィッセル神戸)4-2-3-1(右から)GK 前川DF 初瀬(48分 西)、渡部、宮、橋本ボランチ 那須(45分 ウエリントン)、三田3シャドー 郷家、安井、増山(67分 小田)FW 田中(後半は4-3-3に変更)【勝負の分かれ目】セレッソが終始安定したディフェンスでヴィッセルに決定機を与えなかったことと後半の守備的システム変更。【まとめ】セレッソは攻撃面での田中の活躍により、勝利をモノにした。裏のスペースやバイタルエリアへのオフザボールの動きが効果的で、前半は速い攻めからチャンスを作っていた。相手の陣形が整う前の速攻はリーグを問わず有効で、遅効、速攻を問わず、攻撃面でのバリエーションを増やすことが浮上を鍵を握る。ヴィッセルは効果のシステム変更により、ボール支配率を高めることができたが、ウエリントンが山下らセレッソディフェンス陣に抑えられて決定機を作れなかった。ディフェンス面では前線からプレスに行くものの、3ラインの距離が間延びする傾向にあり、田中らに空いたスペースを使われていた。浮上するには、よりコンパクトで組織的なディフェンスシステムに改善することが求められる。
2019.04.25

ルヴァン・カップ予選第4節 セレッソ大阪vsヴィッセル神戸の試合をヤンマースタジアムで観戦。1-0のセレッソ大阪の勝ち。以下、レポートいたします。(長文で失礼します。)【戦術】セレッソは、攻撃ではディフェンスラインとボランチのビルドアップから、田中、水沼が左右のスペースを使いつつ、高木、メンデスの突破力を活かしていく。守備では4-4-2のブロックを敷いたうえ、数的優位を確保して空いてボールの出所を抑える。ヴィッセルは、ディフェンスラインとボランチのビルドアップから、両サイドを基点にしてパス回しから崩していく。守備ではディフェンスラインを積極的に上げて、前線からのプレスにより相手のミスを誘い、ボールを奪う。【試合の流れ】(前半)序盤からセレッソがディフェンスラインからのパス回しから田中がバイタルエリアを度々進出し、また松田や水沼が右サイドで優位に立ち、試合を優位に進める。まず11分に、ドリブルで駆け上がった田中からのスルーパスを受けたメンデスが右からグラウンダーのクロスを上げたが、惜しくも高木に合わなかった。しかし、22分に、藤田の右CKがヴィッセルのディフェンダーに跳ね返されたが、そのボールを田中が胸トラップしてからの見事な左足でのハーフボレーでゴール右隅に流し込み、セレッソが1-0と先制する。これに対し、ヴィッセルは、ビルドアップから両サイドを基点にしようとするが、セレッソの数的優位を確保したディフェンス網にかかり、逆にカウンターを受けてしまう。また、失点後、右MFの郷家を左MFに、右MFの増山を左MFにポジションチェンジして局面を打開しようとするが、田中が孤立してしまったこともあり、チャンスを作れない。セレッソは、先制後も25分には、メンデスが基点となり、高木が落としたボールを藤田が反応して打ったシュートが前川の好セーブに阻まれ、また32分には藤田からの右CKにニアサイドで瀬古が後ろにすらしたボールを山下が頭で合わせるもバーを超えて、追加点はならなかったが、終始試合を優位に進めて前半終了。(後半)前半劣勢だったヴィッセルは、後半始めからウエリントンを投入して田中、増山のコンビで3トップに、トップ下の安井をアンカーに、三田と郷家をアンカーの前の中盤に置く4-3-3システムに変更する。そして、ポジションチェンジを繰り返しながら両サイドをワイドに活用して試合を優位に進め、セレッソがブロックを作ってディフェンス対応する展開が続く。ヴィッセルは、49分に三田の右CKに混戦からウエリントンのシュートが右に外れ、57分には西からの右クロスに田中が頭で合わせるも、同じく右に外れる。両サイドを使われて劣勢となったセレッソは、62分に片山を投入して4バックから3バックに変更して3-4-2-1システムにし、守備時は5バックで対応する。セレッソは67分にカウンターから松田が得た藤田からの右FKに、フォアで頭で合わせたメンデスのシュートが惜しくも右に外れてしまい、後半数少ないチャンスを逸してしまう。その後もヴィッセルがボール支配率で優位に立つも、セレッソの数的優位を確保したディフェンスを崩すことができず、セレッソが1-0で逃げ切って終了。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK 圍DF 松田、瀬古、山下、舩木ボランチ 奥埜(67分 デサバト)、藤田MF 水沼(80分 福満)、田中FW Bメンデス、高木(62分 片山)(守備時も4-4-2)(ヴィッセル神戸)4-2-3-1(右から)GK 前川DF 初瀬(48分 西)、渡部、宮、橋本ボランチ 那須(45分 ウエリントン)、三田3シャドー 郷家、安井、増山(67分 小田)FW 田中(後半は4-3-3に変更)【勝負の分かれ目】セレッソが終始安定したディフェンスでヴィッセルに決定機を与えなかったことと後半の守備的システム変更。【まとめ】セレッソは攻撃面での田中の活躍により、勝利をモノにした。裏のスペースやバイタルエリアへのオフザボールの動きが効果的で、前半は速い攻めからチャンスを作っていた。相手の陣形が整う前の速攻はリーグを問わず有効で、遅効、速攻を問わず、攻撃面でのバリエーションを増やすことが浮上を鍵を握る。ヴィッセルは後半のシステム変更により、ボール支配率を高めることができたが、ウエリントンがヨニッチらセレッソディフェンス陣に抑えられて決定機を作れなかった。ディフェンス面では前線からプレスに行くものの、3ラインの距離が間延びする傾向にあり、田中らに空いたスペースを使われていた。浮上するには、よりコンパクトで組織的なディフェンスシステムに改善することが求められる。
2019.04.24

J1第7節 セレッソ大阪vsコンサドーレ札幌の試合を観戦。1-0でコンサドーレ札幌の勝ち。以下、レポートいたします。(長文で失礼します。)【得点】79分 進藤(コンサドーレ札幌)【戦術】コンサドーレは、攻撃ではボランチの深井または宮澤が3バックの間に降りて4バック1ボランチの形でビルドアップを構成し、両ウイングバックがサイドに張りながら1トップの鈴木のポストプレーとチャナティップ、アンデルソン・ロペスの突破力をを利用して攻めていく戦術。守備は5-4-1のブロックを作ったうえプレスをかけていく。セレッソはディフェンスラインのビルドアップから両サイドを基点に、両ウイングバック、2シャドー 、ボランチが連携したパス回しから崩していく戦術。守備はブロックを作ってからプレスをかけていく。前半途中、3-4-2-1システムから4-2-3-1システムに変更。【試合の流れ】(前半)序盤はセレッソがビルドアップから左右に展開してチャンスを作る。11分に柿谷が左サイドからドリブルで切れ込んでディフェンス2人交わし放った右足のシュートがク・ソンユンに阻まれ、また21分には、右サイドから進出した片山のクロスを基点に都倉、ソウザのシュートで優勢になりかける。これに対し、コンサドーレはセレッソの攻撃をブロックを作って受けながら、最終ラインのビルドアップから右サイドではアンデルソン・ロペス、左サイドではチャナティップを中心に攻撃を仕掛ける。23分に福森の左CKからチャナティップからのクロスにアンデルソン・ロペスのシュートが惜しくも左隅に外れ、30分には菅の左クロスに鈴木が頭で合わせるもキム・ジンヒョンの正面を突いてしまう。その後、セレッソは松田を右中盤を張らせ、清武をトップ下、4バックにした4-2-3-1システムに変更してチャンスをうかがう。セレッソは40分に、右中央からのソウザのFKがク・ソンユンのセーブに阻まれてしまう。前半は拮抗した試合展開の中、0-0で折り返す。(後半)序盤から両チームが攻め合いの展開となる。まずは、46分にセレッソがソウザのミドルシュートがク・ソンユンが阻まれる一方、コンサドーレも48分にアンデルソン・ロペスがペナルティエリア付近で放ったシュートがキム・ジンヒョンの正面を突く。コンサドーレは最終ラインからのビルドアップからチャナティップ、アンデルソン・ロペスを基点に両ウイングとの連携でチャンスをうかがう一方、セレッソも左隅サイドで柿谷、丸橋の連携、右サイドで松田、片山の連鎖でチャンスをうかがう。コンサドーレが65分に右ウイングバックをLフェルナンデスから中野に交代する一方、セレッソも68分に清武から高木に、さらに75分に松田から水沼に交代して慌ただしい展開となる。まずはセレッソがチャンスをつかみ、77分にソウザの左CKから都倉がすらしたヘッドが合わずなど、その後もCKを得るが得点には至らず。コンサドーレはそのCKからのカウンターからチャンスをモノにする。アンデルソン・ロペスのカウンターで得た福森の右CKにフォアで合わせた進藤のヘディングシュートがそのまま右隅に吸い込まれ、コンサドーレが1-0と先制する。その後、セレッソは83分に西川を投入して3-4-2-1システムに変更して左右のサイドを基点にしてチャンスを作るが、コンサドーレの粘り強いディフェンスの前に決定機を作れずに、コンサドーレが1-0で逃げ切って、終了。【システム】(セレッソ大阪)3-4-2-1(右から)GK キム・ジンヒョンDF 片山、ヨニッチ、木本MF 松田(75分 水沼)、ソウザ、Lデサバト、丸橋(83分 西川)2シャドー 清武(68分 高木)、柿谷1トップ 都倉(守備時は5-2-2-1または5-4-1途中から4-4-2)(コンサドーレ札幌)3-4-2-1(右から)GK ク・ソンユンDF 福森、キム・ミンテ、進藤MF Lフェルナンデス(65分 中野)、宮澤、深井、菅(84 早坂)2シャドー アンデルソン・ロペス、チャナティップ(93分 岩崎)1トップ 鈴木(守備時は5-4-1。攻撃時は4-1-5に変形)【勝負の分かれ目】拮抗した試合展開から、コンサドーレがカウンターからのチャンスを生かしきったこと。最終ラインの粘り強いディフェンス。【まとめ】コンサドーレは序盤、セレッソに主導権を握りかけられながら、最終ラインからのビルドアップで落ち着きを取り戻し、チャナティップやアンデルソン・ロペスが基点となってチャンスを作り、またディフェンスラインが踏ん張って勝点3をゲットした。アウエーでの勝点3は大きい。セレッソはコンサドーレの攻撃陣に手を焼きつつも、何とかディフェンス対応していたが、失点時のマークがつけなかったは痛かった。終盤の怒涛の攻撃はコンサドーレのディフェンスに阻まれて万事休す。右シャドー に変更した清武が機能していないのは気がかりなところ。
2019.04.13

ルヴァンカップ第3節セレッソ大阪vs名古屋グランパスの試合を観戦。3-0でセレッソ大阪の完勝。以下、レポートいたします。(長文で失礼します。)【得点】10分 水沼(セレッソ大阪)14分 水沼(セレッソ大阪)81分 福満(セレッソ大阪)【戦術】セレッソは、ディフェンスラインのパス回しから相手ディフェンスラインの裏スペースへ高木、メンデスら攻撃陣を走らせて基点を作って攻めていく。相手ボールを奪ったら素早く裏のスペースにボールを動かしていく。^_^守備は適切な距離を保ちながらの数的優位を確保したブロックから相手を囲い込んでボール奪取する。グランパスはディフェンスラインとボランチとのパス交換から、左右のスペース、右はマテウス、左は相馬、前田を基点にして攻めていく。守備は4-4-2のブロックを作って対応する。【試合の流れ】(前半)序盤からセレッソが守備からの素早いディフェンスライン裏スペースへのパスで、高木やメンデス裏を取ってチャンス作り、9分に水沼のパスを受けた高木が右サイドからドリブルでペナルティエリアに進出してシュートを放つ。そして、その直後の10分に、中央付近で藤田からのパスを受けた水沼がドリブルでペナルティエリアに進出して藤田とのリターンパスを受けて左隅に流し込み、セレッソが1-0と先制する。さらに、14分には、圍からのフィードを、GKの武田がヘディングしようとしたが後ろにそらしたのを、詰めていた水沼が見逃さずに冷静にゴールに流し込み、2-0と突き放す。これに対し、グランパスは、ディフェンスラインからのビルドアップから左右に展開してチャンスをうかがう。25分には、右サイドから切れ込んだマテウスの左足のシュートが圍の正面を突き、さらに38分に左サイドに切れ込んだ相馬のグラウンダーのクロスにニアサイドで前田が合わせるも右外に外れて得点には至らず。前半終了間際に、セレッソがペナルティエリア左外でファール得て、田中のFKが惜しくもバーを超えたが、終始セレッソが優勢で前半を2-0で折り返す。(後半)序盤から、セレッソが3本のCKを得る。51分と52分に高木が立て続けにシュートを放ち、57分には田中の左から切れ込んだシュートが武田のセーブにあう。さらに、59分に藤田の左CKに山下が頭で合わせるシーンなどで試合を優位に進める。これに対し、グランパスは選手交代で打開を図る。58分に右SB菅原から宮原に、68分にはトップ下の杉森から榎本に代えてチャンスをうかがう。ビルドアップから左右に展開するが、セレッソの数的優位により囲い込みディフェンスに決定機を作れない。70分にマテウスわFKが圍の正面を突き、80分にマテウスから代わった金井のFKがバーを超えて得点には至らず。グランパスがチャンスを逃したセレッソはその隙を逃さなかった。81分に中央右寄りでボールを受けた西川がディフェンスをブロックしながら出した絶妙なスルーパスにディフェンスラインの裏を走った福満が武田と1対1となって難なく左隅に流し込んでセレッソが3-0と突き放して終了。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK 圍DF 松田、瀬古、山下、舩木ボランチ 奥埜、藤田MF 水沼、田中(77分 福満)FW Bメンデス(87分 山田)、高木(68分)(守備時も4-4-2)(名古屋グランパス)4-2-3-1(右から)GK 武田DF 菅原(58分 宮原)、櫛引、千葉、相馬ボランチ 小林、伊藤3シャドー マテウス(77分 金井)、杉森(68分 榎本)、前田1トップ 赤崎(守備時は4-4-2)【勝負の分かれ目】セレッソの数的優位を確保ながら距離間がよいディフェンスにより、グランパスに決定機を与えなかったこと。相手ボールを奪ってからの素早いカウンターが効果的だったこと。【まとめ】セレッソは計算された緻密なディフェンスでグランパスに隙を与えなかった。今日は4バックで臨んだが、囲い込む場面/リトリートすべき場面のメリハリがついていた。攻撃ではディフェンスラインの裏を突くことでグランパスのディフェンスラインを混乱させた。西川の懐の深いボールさばきや緩急をつけたリズムは相手に脅威を与えていた。今後が楽しみ。グランパスはセレッソにボールを奪われてからの裏のスペースの対応で後手に回ってしまったのが敗因。2点目の失点はブロらしからぬ、チームの士気が削がれる失点で、ある意味、この試合を決定づけてしまった。
2019.04.10
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