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英国プレミアシップ第12節レスター・タイガースvsグロスターの試合をレスターのホームW elford Roadスタジアムで観戦してきましたので、試合の概要をお知らせします。 (長文になり、申し訳ありません。) ホームのレスターは現在不調ながら昨年11月のイングランド代表vs日本代表戦に先発出場した10番フライハーフ(日本ではスタンドオフ)のジョージ・フォードを擁するチームで、一方グロスターはイングランド代表31CAPを持つNo.8ベン・モーガンを擁し、プレミアシップ3位(この試合前)に位置しております。 試合はレスターがポッドをベースにゲームを組み立てる一方、グロスターがシェイプをベースにゲームを組み立てていました。 前半はレスターがジョージ・フォードが基点となってチャンスを作って、10分に、スクラムから左に基点を作ったのち、右に展開して、14番のジョニー・メイがトライしました。前半は13ー6でレスターがリードしました。 後半はレスターが立て続けにバックスに展開してトライして27-6とリードを広げました。グロスターがすぐにレスターのパスをカットしてトライして27-13と迫るも、レスターが結局さらにバックスの展開からトライして突き放し、34-16と勝利しました。 (ジョージ・フォードはコンバージョン100%的中です。) 両チームとも、相手ディフェンスラインを崩すためダミーランナーやループ、飛ばしパスを多用しての工夫した攻撃と、9番、10番のFW、BKの工夫した使い方が印象的でした。 今回、レスターのホームゲームで「タイガース」の大合唱が頻繁に響き渡り、プレミアシップならではの雰囲気を味わうことができました。 最後に、プレミアシップに挑戦する日本の選手が増えていってほしいと思いました。
2019.01.06

こんにちは ウエストハムvsブライトン戦の翌日に、ロンドンスタジアムツアーに参加しました。 このロンドンスタジアムツアーは1時間で、1895年に創設のウエストハム・ユナイテッドの歴史やロンドンスタジアムの構成などの説明がありました。 30名ほどの参加者があり、案内人(男性)次のあいさつからツアーが始まりました。 「ようこそ、ロンドンスタジアムツアーへ。皆さんのようなウエストハムサポーターに楽しんでいただけると思います。 まさか、この中でトッテナムサポーターはいないでしょうね。」 参加者からは笑いが出たが、スパーズサポの私は内心ドキッ。(そんなにスパーズが嫌いなのか!) ちなみに、このスタジアムツアーはスマホサイズの音声付きビデオとヘッドホーンが手渡され、案内人の説明と併用して使用されました。 まずは、ホスピタリティと呼ばれる豪華応対スペースに案内されました。スタジアム内には7つのホスピタリティがあるとのことです。上の写真は応接スペースです。 上の写真は、1966年イングランドでのワールドカップ大会でイングランドが優勝したときに、当時ウエストハムに在籍していた代表キャプテンのボビー・ムーアが掲げた優勝トロフィー(真ん中)と、ウエストハムが過去にFAカップで優勝したときのトロフィー(左右)をモチーフにした彫刻です。ホスピタリティに掲示されていました。 次に、観客席の説明に入りました。 ロンドンスタジアムは60,000人収容の大スタジアムで、ウエストハムのホームゲームの他、ラグビーの試合、陸上大会、さらにコンサートなど、多目的に使用されています。 この多目的な使用に見合った柔軟に対応できる構造になっているとのことで、例えば、ウエストハム戦で使用される最前列の席は、陸上の大会では撤去させて使用されているなど、フレキシブル感が溢れていました。 次にウエストハムのロッカールーム見学です。 上の写真はチチャリート(ハビエル・エルナンデス)のユニフォームで、携帯ビデオをユニフォームに映すと、チチャリートの数々のゴールシーンが流されました。 各選手のユニフォームを映すと、選手の紹介がされます。 なぜ、上の写真の6番のユニフォームに選手の名前がないのでしょうか? これは、先にも触れたように、イングランド代表キャプテンのボビー・ムーアが付けていた番号だからです。 イングランドワールドカップ優勝はもちろんのこと、1964年のFAカップ優勝や1965年のカップウィナーズカップ優勝をもたらしたウエストハムの英雄でもあり、6番はウエストハムの永久欠番となっています。 次に、フィールド内への入場です。 ウエストハムのアンセム「I am forever blowing bubbles」が流れながら、まるで選手のように行進していきます。 サポーターにとってはたまらないですね。 (敵サポとしては、これほど嫌なものはありませんが) ちなみに、キックオフ前に流されるアンセム「I am forever blowing bubbles」をうたう大音量のサポーターの姿は圧巻で、アウエーチームやサポーターは嫌ですね。 フィールド内から見たスタジアムです。 大スタジアムで圧巻です。 ベンチ席です。試合中によく映し出されますね。 ロンドンスタジアムは昨年、世界陸上が行われたホームスタジアムだったこともあり、陸上トラックを再現した場所です。実際に競技で使用されるトラックとのことです。 このスタジアムツアーにより、ロンドンスタジアムの壮大さが実感できました。 ウエストハムサポーターからは不評のようですが、ロンドンの未来の創造をイメージするこのロンドンスタジアムに、今後どのようなドラマが生まれるのでしょうか? とても楽しみであります。
2019.01.04

英国プレミアリーグ第21節 ウエストハムvsブライトンの試合をロンドンスタジアムで観戦。2-2のドロー。ウエストハムはナスリがベンチ入り(出場機会なし)。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。) 【得点】 ・ウエストハム 66分、68分 アルナルトビッチ ・ブライトン 56分 ステファン 58分 ダフィ 【戦術】 ウエストハムはアルナルトビッチ、キャロルの2トップが前を張り、右はスノドグラス、左はアンデルソンを基点に、ディフェンスラインからのビルドアップから攻撃を組み立てていく戦術。 ブライトンは、1トップのマレーが前を張り、組織的な攻守をベースにして、堅守速攻により左右のスペースを利用しながら展開していく戦術。 【試合の流れ】 (前半) 序盤からウエストハムの些細なパスミスが目立って、ブライトンが押し込む展開となる。 ウエストハムは前線からのプレスが甘く、特に左サイドのアンデルソン、クレスウェルのスペースをグロスやマーチに突かれてクロスを上げられるが、クロスの精度が低く、ブライトンは決定機を作れない。 それでもウエストハムは、24分にアンデルソンのGKの正面を突くミドルシュートや、26分にクロスウェルのスローイングを受けたアルナルトビッチが中央に持ち込んで放ったシュートがGKにセーブされる場合があったが、パスミスが多く、決定機を作れずに、前半は0-0で終了。前半は両チームとも低調な出来。 (後半) ウエストハムはアンデルソン、スノドグラスをより中央の位置に置いてブライトンのバイタルエリアを狙い、序盤はボールを支配する。 52分にアンデルソンがドリブルで持ち込んでバイタルエリアを突破して放った左足のシュートが惜しくも右隅に外れるるが、その後、ブライトンがセットプレーでチャンスをモノにする。 56分に、グロスの左CKから、ファビアンスキーが弾いたボールをステファンが左足のボレーを右隅に決めて1-0と先制し、さらに立て続けさま58分に、同じくグロスの左CKから、フォアに流れていたダフィが右足で押し込み、ブライトンが2-0とリードを広げる。 これに対して、ウエストハムは63分に、右の中盤をスノドグラスからアントニオに、ボランチをオビアングからノーブルに代えて、この交代が見事に的中する。 66分に中央エリアでフリーにいたノーブルからの浮き球のミドルパスに、アルナルトビッチが反応してダンクを背にしながら放ったシュートがGKの股間を抜いてゴールし、2-1と詰め寄り、さらに68にノーブルからサイドチェンジのパスを受けたアントニオが右サイドをドリブルで仕掛けてペナルティエリア内でベルナルドを振り切って上げたグラウンダーのクロスにアルナルトビッチが左隅に決めて、ウエストハムが2-2に追いつく。 その後は両チームの攻め合いが続くが、81分にウエストハムがバイタルエリアでアンデルソン、ペレスのパスからライスの放ったシュートがバーに嫌われて得点には至らずに、両チーム互角のまま、2-2で終了。 【システム】 (ウエストハム)4-4-2 (右から) GK ファビアンスキー DF アントニオ、ディオプ、オグボンナ、クレスウェル MF スノドグラス(63分 アントニオ)、オビアング(63分 ノーブル)、アンデルソン FW アルナルトビッチ、キャロル(45分 ペレス) (守備時も4-4-2) (ブライトン)4-1-4-1(右から) GK バットン DF モントーヤ、ダフィ、ダンク、ベルナルド(73分 ボング) アンカー ステファン MF グロス、マーチ、プレッペル、ロカディア FW マレー(82分 アンドネ) (守備時も4-1-4-1) 【まとめ】 ウエストハムは中2日の厳しいスケジュールで前半はプレスが甘く、ミスが多かったが、選手交代が功を奏して何とかドローに持ち込んだ。個々の能力は確かだが、ディフェンス面での甘さを改善していけるか。次節のホーム、アーセナル戦のロンドンダービーではミスを少なくすることが必須。 ブライトンは監督の狙い通り、セットプレーで少ないチャンスをモノにできたが、1トップがディフェンスできないスペースをノーブルに突かれてしまい、惜しいドロー。 個々の能力を活かしたサッカーをするウエストハムと、組織的な戦いをするブライトンの違いが如実に出た試合、特に後半はスリリングな展開だった。
2019.01.03

英国プレミアリーグ第21節 エバートンvsレスターの試合をエバートンのホームGoodison Parkスタジアムで観戦。1-0でレスター勝利(岡崎選手の出場はありませんでした。)。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。) 【得点】レスター 58分 バーディー【戦術】エバートンは、ディフェンスライン、中盤のビルドアップから右のウォルコット、左のリシャルリソンを使った左右のスペースを基点に、縦の早い攻撃で攻めていく戦術。レスターは、ディフェンスラインとメンディを中心とした固いディフェンスから左右のスペースを使い、またバーディーが常に相手ディフェンスラインの裏を狙う早い攻撃で攻めていく戦術。【試合の流れ】(前半)序盤から、両チームによる狭いスペースでの中盤の激しい潰し合いが展開される。エバートンは両サイドのスペースを頻繁に使おうとするが、レスターの数的優位のディフェンスに阻まれ、一方レスターもチォウドゥリーやメンディがボールを奪って展開するも、エバートンの固いディフェンスにより、バーディーら前線に有効なボールが繋がらない。それでも、エバートンは、18分にチャンスを作り、左スペースの展開からのディニュによるクロスのこぼれ球に反応したケニーのミドルシュートが右ポストを直撃する。また、32分には左スペースからのディニュのクロスにズマが頭で合わせるも、左に外れて得点には至らず。一方、レスターは25分に、カウンターからゲザルか右サイドをドリブルで駆け抜けてシュートするも、ピックフォードの正面を突いてしまう。両チームとも決定機を作れないまま前半を0-0で終了する。(後半)序盤はエバートンが左右のスペースを基点としてレスターのディフェンスを下げさせることに成功するが、レスターが58分に数少ないチャンスをモノにする。エバートンのトラップミスに乗じたペレイラがすぐさまバーディーにスルーパスを出し、バーディーが相手ディフェンスラインの裏を上手く抜けて1対1となり、左足で難なくゴールに流し込み、レスターが1-0と先制する。エバートンはこの失点から、62分にベルナルジを投入してトップ下のポジションに付け、シングルソンをボランチの位置に変更し、さらに70分にウォルコットをトスンを代えてディフェンス陣も攻撃もフォローに出て反撃に出る。エバートンによる左右からのクロスにレスターが跳ね返してカウンターを狙う展開が続くが、エバートンの攻撃をレスターが終始粘り強いディフェンスにより決定機を与えずに、レスターが1-0と勝利。【システム】(エバートン)4-2-3-1(右から)GK ピックフォードDF ディニュ、キーン、ズマ、ケニーボランチ ゴメス(62分 ベルナルジ)、ゲイエ3シャドー ウォルコット(70分 トスン)、シングルソン、リシャルリソンFW キャルバート・ルーウィン(守備時は4-5-1または4-4-2)(レスター)4-3-3(右から)GK シュマイケルDF シンプソン、エバンス、マグワイア、チルウェルMF チォウドゥリー、メンディ、ヌディディFW ゲザル(45分 オルブライトン)、バーディー(90分 グレイ)、ペレイラ(守備時は4-1-4-1)【まとめ】レスターは数少ないチャンスをモノにしたが、組織的な固いディフェンスが目立った。チェルシーやマンCを破った実力に見合った試合運びであった。ケガ人が出なければ、さらに上位を狙えると思われる。エバートンはボールを収めて相手ディフェンスの脅威となりうるセンターフォワードが急務。特に後半は相手バイタルエリアへの攻め方に手詰まり感が漂っており、1月の移籍市場で攻撃陣を補強できるがポイントである。
2019.01.02
新年明けましておめでとうございます。 年末年始はプレミアリーグ観戦のため、イギリスにいます。 今年も戦術に特化した試合のレポートを行なっていきますので、本年もよろしくお願い申し上げます。
2019.01.01
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