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2022年ルヴァン杯第3節セレッソ大阪vs大分トリニータの試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。6-1でセレッソ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ鈴木、岡澤との連携したビルドアップから、右SB毎熊、左SB山中が両サイドを高く張ったうえ、右はSB毎熊とMF中原、左はSB山中とMF為田がボランチと連携して両サイドと中央エリアのスペースを使いながら、またFW上門、北野が裏やサイドのスペースに走ってトリニータディフェンスラインを下げさせてスペースを作りながら、パス交換主体で攻めていく。守備では、FW上門、 北野がトリニータ小出、坂、羽田を監視しつつ、時にMFを交えてプレスをかけ中盤と連動して前に押し上げていく。リトリート時は4-4-2ブロックを基調として対応していく。(相手CK時は主にゾーン対応)〈大分トリニータ〉攻撃では、CB小出、坂、羽田とGK西川にボランチ中川、弓場が連携して、主に右WB増山、左WB松本の両サイドを基点としつつ、サイドチェンジを交えながら、FW宇津元のポストプレーや2シャドー 井上、藤本のスペースへの飛び出しを活用して、パス交換を主体として攻めていく。守備では、プレス時は前線の宇津元とシャドー井上がセレッソCB鳥海、舩木に圧力をかけていき、リトリート時は5-4-1にて対応、数的優位の元でブロックを敷き、5バックにて確実にボール奪取する。後半途中から4-4-2(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)【得点】23分 小出(大分トリニータ)47分 鈴木(セレッソ大阪)49分 中原(セレッソ大阪)59分 岡澤(セレッソ大阪)91分 乾(セレッソ大阪)93分 山田(セレッソ大阪)【退場】なし【警告】 9分 小出(大分トリニータ)66分 鳥海(セレッソ大阪)67分 北野(セレッソ大阪)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、トリニータは3-4-2-1システムにてこの試合に臨む。試合の流れを掴んだのはセレッソで、ディフェンスラインのビルドアップから、両サイドから両SBと中盤が連携してパス交換してトリニータディフェンスラインを下げさせて、またトリニータが攻め上がった裏のバイタルエリアを有効に活用して攻めていく。15分には、右MF中原の左CKの跳ね返り球に反応した左SB山中のミドルシュートがバーを超え、さらに22分にも、左バイタルエリアにてボールを受けた山中のミドルシュートはバーを直撃して先制には至らず。セレッソに押し込まれて5-4-1のリトリート対応を余儀なくされていたトリニータは、セットプレーを活用してチャンスをモノにする。23分に左奥エリアにて得たボランチ中川の弾道の低いFKはセレッソGK清水が弾くも、混戦の中でいち早く反応したCB小出がゴールに押し込んで、トリニータが1-0と先制する。その後、しばらくはトリニータが先制した勢いにて、GK西川を含むディフェンスラインのビルドアップから両サイドに展開して、さらにチャンスをうかがう。先制直後の24分に、中川から左サイドにてスルーパスを受けた左WB松本のグラウンダーのクロスにFW宇津元が合わせてシュートを放つも、バーを超えてしまう。その後は、トリニータのビルドアップに対してセレッソが前線からの連動したプレスを敢行して、トリニータがセレッソのプレスした裏のスペースを狙いに行くが前線へのパスが通らなくなり、セレッソがボール支配率を徐々に高めていく。30分には、FW北野が前線からのプレスからトリニータGK清水からボール奪取してシュートを放つが、トリニータCBの間一発のクリアに阻まれてしまう。さらに、46分には、左から右へのサイドチェンジを受けた右SB毎熊の右クロスにペナルティエリアにてフリーだった北野が頭で合わせるも、ゴール左に外れてしまい、同点には至らず、前半は1-0とトリニータがリードして終了。(後半)後半、セレッソもトリニータもシステムおよび選手の変更なく開始される。まずチャンスを掴んだのはセレッソで、46分に得た山中の左エリアでのFKはトリニータGK西川のパンチングに阻まれてしまうが、その後すぐさまチャンスをモノにする。まず47分に得た中原の右CKのこぼれ球に反応したボランチ鈴木のシュートを毎熊がコースを変えて、GK清水が変わった軌道に反抗できずにゴールに吸い込まれて、セレッソが1-1と追いつく。さらに追いついた直後の49分に、右サイド奥にて右SB毎熊がドリブルにて仕掛けてトリニータディフェンスをかわして中に出したクロスのこぼれ球に反応した中原のシュートがトリニータディフェンスに当たってコースが変わってゴールに吸い込まれて、セレッソが2-1と逆転に成功する。セレッソは、後半から、前半にも増して、トリニータディフェンスに対して前線からの執拗なプレスをかけることによりトリニータのビルドアップを阻止して、さらにボール奪取に成功し、さらに、ビルドアップではトリニータ1トップの両脇のスペースを基点として、バイタルエリアへの縦パスや両サイドへの有効なパスを通して、試合を優位に運んでいき、さらに追加点を挙げる。59分に、左サイドにてこぼれ球を受けた左MF為田の左クロスにボランチ岡澤が頭で合わせて、セレッソが3-1とリードを広げる。これに対して、セレッソのハイプレスに対してビルドアップに苦しみ、前線に有効なパスを供給できていないトリニータは、63分に右WB増山からエドゥアルドに替えてボランチに配置し、左シャドー藤本から屋敷に替えて、エドゥアルドのボールキープ力を活用してゲームメイクを試み、74分には、左CB小出から伊東に替えて4バックに変更して、さらに79分には、サムエルを投入して、サムエル、宇津元を2トップとする4-4-2システムに変更して反撃を試みるも、サムエルや宇津元への有効な縦パスがセレッソの厳しいチェックにより入らず、逆にセレッソのパス回しや1対1での駆け引きに後手を踏んで、引き続きセレッソがペースを握り続けて追加点を挙げる。79分に、右サイドにてボールキープしていた中原を基点として、67分に北野に替わって投入された山田が中原からパスを受けてマイナス気味に出したパスに反応した、67分に上門に替わって投入された加藤のシュートが決まり、セレッソが4-1と更にリードを広げる。その後は、トリニータディフェンスがセレッソの攻撃により剥がされてしまうシーンが目立つようになり、セレッソの一方的なゲーム運びとなる。ロスタイムの92分には、中央エリアでのカウンターから縦パスを受けた加藤がポストとなって、右前に走り込んでいた、72分に為田に替わって投入された乾がGK西川と1対1になりながら難なくゴール左隅に流し込ん5-1に、さらに93分には、右サイドにて、毎熊からの浮き球のクロスに山田が頭で合わせてゴールに流し込んで、最終的にはセレッソが6-1として圧勝。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK 清水DF 毎熊、鳥海、舩木、山中(72分 ヨニッチ)ボランチ 鈴木、岡澤(83分 原川)MF 中原、為田(72分 乾)FW 上門(67分 山田)、北野(67分 加藤)(守備時は4-4-2基本。時に4-4-1-1)(大分トリニータ)3-4-2-1→4-4-2(右から)GK 西川DF 小出(74分 伊東)、坂、羽田MF 増山(63分 エドゥアルド)、中川(79分 サムエル)、弓場、松本(74分 香川)2シャドー 井上、藤本(63分 屋敷)FW 宇津元(守備時はプレス時は5-3-2、リトリート時は5-4-1)【勝負の分かれ目】セレッソが後半開始からトリニータディフェンスへのハイプレスを仕掛けて、トリニータの円滑なビルドアップを阻止して試合の流れを掴み、またトリニータ5-4-1のスペースを有効活用して効果的な前線への縦パスを入れるなどして、トリニータのブロックディフェンスを無効化したこと。【まとめ】セレッソは、トリニータのセットプレーにより先生を許したものの、前半から執拗なプレスを敢行し、また粘い強いパス交換からの攻めにより、トリニータディフェンスを剥がすことができた。格の違いを見せた。トリニータは、特に後半はセレッソのハイプレスによりビルドアップを阻止されてしまい、前線へのパス供給を削がれてしまい、またディフェンス面でも1対1またはブロック対応の両方でも不利を余儀なくされてしまい、格の違いを見せつけられた。ただ、片野坂さんから継続のGKを含むパスサッカーは今日の結果にかかわらず継続していきたい。また、J2では、違いを見せられるエドゥアルドやサムエルを活かしてJ1昇格につなげられるかに期待。
2022.03.26
2022年J1第5節セレッソ大阪vsコンサドーレ札幌の試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。2-2のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ原川、奧埜との連携したビルドアップから、右はSB松田とMF中原、左はSB山中とMF乾がボランチと連携して、またFWメンデス、山田のポストプレーを利用しつつ、パス交換によりコンサドーレのプレスを剥がしてスペースを利用して攻めていく。守備では、FW加藤、 北野がコンサドーレCB田中、岡村、高嶺を監視しつつ、時にMFを交えてプレスをかけ中盤と連動していく。リトリート時は4-4-2ブロックを基調として対応していく。(相手CK時は主にゾーン対応)〈コンサドーレ札幌〉攻撃では、GK大谷、3CBとボランチ深井、駒井のどちらかが時にディフェンスラインに降りてビルドアップを構成し、フェルナンデス、青木の両WBがサイドに高く張って、FWトゥチッチ、シャドー 金子、荒野とともに、5レーンのすべてを占めてセレッソ4バックを圧力をかけ、CBまたはボランチからトゥチッチ、金子、荒野への縦パスを狙ってポジションチェンジして、またビルドアップからサイドチェンジを交えた両サイドを基点として攻めていく。守備では、前線トゥチッチを基点としてセレッソ一人一人に対応するマンツーマンを基本にして厳しいプレスをかけていく。リトリート時は基本的に5-3-2的?(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)【得点】25分 山田(セレッソ大阪)29分 岡村(コンサドーレ札幌)62分 メンデス(セレッソ大阪)75分 中島(コンサドーレ札幌)【退場】なし【警告】なし【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、コンサドーレは3-4-2-1システムにてこの試合に臨む。序盤は、セレッソ、コンサドーレともディフェンスラインからのビルドアップを図るものの、両チームとも前線からの厳しいプレスに苦しむ展開となる。まず最初にチャンスを作ったのはコンサドーレで、17分に、左サイドでの展開から、左ハーフスペースに進出した左CB高嶺の左足のシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれて、そのこぼれ球に反応した左シャドー 荒野らが詰めるも、キム・ジンヒョンか体を張ってシュートを阻む。その後も、両チームとも攻守の切り替えが早く、中盤での戦いが激しさを増していく中、セレッソがチャンスを掴んでモノにする。25分に、コンサドーレGK大谷がCB岡村に出したパスをセレッソボランチ原川がパスカットして左MF乾にパスを出し、乾がペナルティエリアにいたFW山田にパスを出し、パスを受けた山田がコンサドーレディフェンスをかわして冷静に決めて、セレッソが1-0と先制する。これに対して、コンサドーレすぐさまチャンスをモノにし、29分に、右WBフェルナンデスの右CKに対して、フォアで反応したCB岡村が頭で合わせてゴール上段に叩き込んで、コンサドーレとも1-1と追いつく。その後、コンサドーレがディフェンスラインからボランチ深井、駒井らがビルドアップにてうまくポジションをとってセレッソのプレスを剥がして、サイドチェンジを交えながら、前線への縦パスを有効に使って試合を優位に進めていく。36分には、バイタルエリアにて得たフェルナンデスのFKはGKキム・ジンヒョンに弾かれてしまう。セレッソも、45分に中央エリアでのボール奪取から、メンデスからパスを受けた右MF中原から右サイドへドリブルにて仕掛けて出した右クロスは味方に合わず、前半は1-1で終了。(後半)両チームとも選手交代やシステム変更なく開始され、まずチャンスを作ったのはコンサドーレで、47分に、右シャドー 金子の右CKに、フォアで反応した深井のシュートは右に外れてしまい、さらに、51分にも、左サイドでの展開から左ハーフスペースに抜け出した荒野の左クロスにペナルティエリアにて反応したトゥチッチのボレーシュートはGKキム・ジンヒョンにセーブされてしまう。これに対して、セレッソも55分に、原川からのサイドチェンジを受けた右SB松田が右クロスを出すも、ゴール左に外れてしまう。コンサドーレはセレッソ選手に対して厳しいマンツーマン対応し、セレッソもゾーンでの囲い込みによる厳しいプレスを行う中、思わぬ展開により試合が動く。62分に、コンサドーレがディフェンスラインとGK大谷とがビルドアップする中、パスを受けたCB岡村がパスを正確に出せなかったのを、メンデスがプレスに入って、岡村のクリアを阻止したボールがゴールに吸い込まれてセレッソが2-1と逆転に成功する。同点に追いつきたいコンサドーレは、69分に、FWトゥチッチからDオリヴェイラに、左WB青木から中島に替えて、71分にはCB岡村から柳に替えて、柳を右WBに、右WBフェルナンデスを左WBに、ボランチ深井をCBに、中島をFWに、右シャドー 金子をボランチに、Dオリヴェイラと荒野の2シャドーに変更して反撃を試みる。そして、チャンスをモノにする。75分に、右サイドからの金子の右クロスにペナルティエリアにて反応した中島が触ったボールがゴールに吸い込まれて、コンサドーレとも2-2と追いつく。その後は、激しい球際での攻防の中、セレッソが86分に、コンサドーレGK大谷のファールにより得た原川のニアサイドを狙ったFKはGK大谷の好セーブに阻まれてしまう。結局、一進一退の中、2-2のドローで終了。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、進藤、西尾、山中ボランチ 原川、奧埜MF 中原(75分 為田)、乾(66分 上門)FW メンデス(66分 北野)、山田(守備時は4-4-2を基調として中盤と連動)(コンサドーレ札幌)3-4-2-1(右から)GK 大谷DF 田中駿、岡村(71分 柳) 、高嶺MF フェルナンデス、深井、駒井、青木(69分 中島)2シャドー 金子、荒野FW トゥチッチ(69分 Dオリヴェイラ)(守備時はマンツーマン対応。リトリート時は5-3-2的?)【まとめ】セレッソは前線からのプレスが有効にハマって、全ての得点に繋げることができたが、攻撃面ではコンサドーレの厳しいマンツーマン対応に、コンサドーレの5レーンを活用した中盤の組み立てに苦労した。今日のようなディフェンス対応は今後も続けていきたいが、遅功からどのように試合を組み立ててフィニッシュに持っていくかが今後の課題。コンサドーレは、マンツーマン対応によりセレッソに自由を与えなかったものの、セレッソのプレスによりビルドアップにミスが出てしまった。ただ、今日は深井、駒井らを基点としてビルドアップからチャンスを多数演出し、コンサドーレらしいサッカーは展開できた。スペースをワイドに利用するコンサドーレのサッカーはビルドアップが鍵を握るため、今日はミスが出てしまったが、精度を高めるべく、勝利がない中でも継続性が大切。
2022.03.19

2022年J1第3節セレッソ大阪vsFC東京の試合をヨドコウ桜スタジアムで観戦。1-0でFC東京の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ原川、奧埜との連携したビルドアップから、右はSB松田とMF中原、左はSB丸橋とMF清武がボランチと連携して、サイドチェンジを交えながら、左右のサイドやハーフスペースを狙い、またFW加藤、北野の一人がサイドに流れたり、東京ディフェンスライン裏を突く動きによりスペースを作る動きを交えながら攻めていく。守備では、FW加藤、 北野が東京CB木本、森重とアンカー青木を監視しつつ、時にMFを交えてプレスをかけ中盤と連動していく。リトリート時は4-4-2ブロックを基調として対応していく。(相手CK時は主にゾーン対応)〈FC東京〉攻撃では、木本、森重のCBとアンカー青木が連携してビルドアップを行い、左右のスペース、右はSB渡邊、MF安部、FW紺野が、左はSB小川、MF松木、FWアダイウトンがトライアングルを形成しつつ、ポジションチェンジを頻繁にしてサイドやハーフスペースに有効なスペースを作りながら、時にFWオリヴェイラのポストプレーを活用して攻めていく。守備では、プレス時は3トップがセレッソディフェンスラインを圧力をかけながら中盤やSBが連動して、数的優位を作りながら囲い込んでボール奪取していく。リトリート時は4-1-4-1のブロックを作る。青木退場後は4-4-1にて対応。(相手CK時はマンツーマン主体)【得点】23分 紺野(FC東京)【退場】61分 青木(FC東京)イエロー2枚目【警告】30分 青木(FC東京)94分 スウォヴィク(FC東京)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、東京は4-1-2-3システムにて、この試合に臨む。まず、試合の流れを掴んだのは東京で、左SB小川の右CKに、ニアにてCB木本が頭で折り返すも、フォア側にいたCB森重に合わず、チャンスを活かせず。その後は東京が木本、森重によるビルドアップから両サイドへの展開を図るのに対して、セレッソがFW加藤、北野を起点に木本、森重に激しいプレスをかけていくが、東京がセレッソのプレスをかいくぐって、両サイドに有効なボールを散らして基点を作っていく。そして、SB、中盤、ウイングがトライアングルを作って連動した動きにより両サイドを支配して試合を優位に進めていく。まず、14分に、木本からのロングフィードを右サイドで受けた左FW紺野が上げた右クロスにペナルティエリア内で反応した右FWアダイウトンのオーバーヘッドキックはバーを超えてしまう。続く18分にも、またもや木本からの右から左へのサイドチェンジ気味のロングフィードを左サイドにて受けたアダイウトンがドリブルにて中に仕掛けながら放ったシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンに処理されるが、東京がこの有利な流れを維持して先制につなげる。23分に、左サイドにてボール奪取に成功し、アダイウトンがドリブルにペナルティエリア左から出したグラウンダーのクロスに反応した紺野が左足にてゴール右隅に流し込んで、東京が1-0と先制する。反撃したいセレッソは、ディフェンスラインからのビルドアップにて両サイドや中央エリアへのパスを試みるが、東京が素早い寄せで数的優位を作ってセレッソボール保持者を囲い込んでボール奪取してセレッソにボール保持をさせず、しばらくは東京のペースにて試合が進む。35分に、左MF松木が中央エリアにてセレッソボランチ原川からボール奪取してスルーパスを出し、そのパスに反応したアダイウトンがディフェンスをかわして放ったシュートはGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれてしまい、さらに39分にも、中央エリアでのカウンターから、アダイウトンからスルーパスを受けたオリヴェイラの左足のシュートは右に外れてしまう。この流れを変えたいセレッソは、その直後、39分に、左サイドから左SB丸橋の左クロスが東京ディフェンスに当たったボールにボランチ奧埜が頭で合わせるも、東京GKスウォヴィクの好セーブに阻まれてしまう。その後、セレッソは左MF清武が中央に入ってボランチをフォローしてゲームメイクに参画して試合の流れを引き寄せようとするが、チャンスを作れずに、前半は東京ペースにて、1-0と東京がリードして終了。(後半)試合の流れを変えたいセレッソは、開始から、左SB丸橋から山中に、FW加藤から上門に替えて反撃を試みる。47分に、中央エリアにて原川が浮き球のクサビのパスをペナルティエリア付近にいた中原に入れて、中原がポストとなって出したパスを反応した上門のシュートはバーを大きく超えてしまう。これに対して、東京も、48分に、右サイドでの展開から、紺野がペナルティエリア右にて右から中へ切れ込んで出したパスに反応した右MF安部のシュートはバーを超えてしまい、さらに、49分にも、中央エリアでのカウンターから、オリヴェイラのスルーパスに反応した安部のシュートはGKキム・ジンヒョンにキャッチされてしまう。その後は、セレッソが清武が中央に流れてボランチとビルドアップで連携して試合の流れを引き寄せ、また上門がサイドのスペースに流れてスペースを活かしてチャンスをうかがう。61分に、セレッソが中央エリアでのカウンターから、北野がドリブルにて抜け出そうとした時に、マーカーについていたアンカー青木が一瞬反応が遅れて北野に振り切られようとした時に後ろから足を出して北野を倒してしまい、2枚目のイエローカードで青木が退場となり、東京が10人で戦うことを余儀なくされ、これ以降、オリヴェイラを1トップとする4-4-1システムにて中央エリア、バイタルエリアを固めてブロックを形成する。セレッソは、青木退場に乗じて攻勢を強めるべく、64分に、ボランチ奧埜から鈴木に、FW北野から新井に替えて、上門を1トップに、右から中原、清武、新井のシャドーで構成する4-2-3-1システムにして、右はSB松田と中原が、左は山中と新井が連携して、東京が中央エリアを死守することで生まれたサイドのスペースを有効に攻めてチャンスを作っていく。まず、78分に、中央エリアにて得た山中のFKはGKスウォヴィクの好セーブに阻まれてしまい、また84分にも、左サイドでの展開から、原川の左クロスのこぼれ球にペナルティエリア内にて反応した清武のボレーシュートもまたもやスウォヴィクの好セーブに阻まれてしまい、95分に、右サイドでの展開から、松田からの右クロスに、71分に中原に替わってFWで投入された山田のヘディングシュートは力なく、スウォヴィクに難なくキャッチされてしまう。東京はスウォヴィクや木本、森重らディフェンスが粘り強く対応してセレッソにゴールを割らせず、東京が1-0と逃げ切って勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、西尾、鳥海、丸橋(45分 山中)ボランチ 原川、奧埜(64分 鈴木)MF 中原(71分 山田)、清武FW 加藤(45分 上門)、北野(64分 新井)(守備時は4-4-2を基調として中盤と連動)(FC東京)4-1-2-3(右から)GK スウォヴィクDF 渡邊、木本、森重、小川アンカー 青木MF 安部(58分 東)、松木FW 紺野(58分 永井)、オリヴェイラ(71分 三田)、アダイウトン(83分 山下)(守備時はプレス時は4-1-2-3。リトリート時は4-1-4-1。青木退場後は4-4-1)【勝利の分かれ目】東京が前半、積極的に連動したプレスをかけて試合の流れを掴み、数的優位を作ってサイドを支配して先制できたこと。また、後半も数的不利の中、スウォヴィクやディフェンスラインの粘り強い対応により、セレッソの攻撃を跳ね返したこと。【まとめ】東京は3トップがセレッソディフェンス陣に圧力をかけ、また両サイドにて数的優位を作ってセレッソのディフェンスを崩すことでき、ディフェンス面でも終始、数的優位を作ってセレッソにゴールをわらせなかった。特に両サイドにて数的優位の中、ポジションチェンジを交えてサイドやハーフスペースを突く動きやディフェンスラインのビルドアップ重視の姿勢はアルベルのパスサッカーを反映させるものと解釈。スウォヴィクや木本の加入を含めてビルドアップが安定してアルベルサッカーが浸透すれば、東京はJ1戦線をかき回す予感。数的不利の中、青木の退場を無駄にしない価値ある勝利。セレッソは途中、清武を中に位置させてビルドアップを積極的に関与させるなどの策を講じたものの、前半、東京のプレスをより試合の流れを掴めず、先制を許したことが重くのしかかった。後半、青木退場後の4-4-1となったサイドのスペースを有効活用できたものの、細かいところでの精度や技術が足りなかった。先制できないと勝利には結びつかない現状の中、攻撃面でブロックを敷いた相手ディフェンスをどのように崩していくか、また仕上げの精度を高めていくことが課題。
2022.03.06

2022年ルヴァン杯第2節京都サンガvs鳥栖の試合をサンガスタジアム by KYOCERAで観戦。2-1で京都サンガの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈京都サンガ〉攻撃では、ディフェンスラインとアンカー川崎とのビルドアップから、左右のスペースにおいて、右はMF金子、SB飯田、FW田中が、左はMF松田、SB荒木、FW山田がそれぞれ連携して攻撃の基点となって仕掛け、また時にFW豊川のポストプレーを機に、FWと押し上げたMFとSBがフォローしながら素早く攻めていく。守備では、FW豊川、田中、山田の3トップがサガンの3CBにプレスをかけるとともに、後ろの中盤が連動してマンマーク気味に厳しいチェックに入ってボール奪取していく。リトリート時は4-1-4-1でのブロックを基調として、時にMF金子、松田がサガンCBのプレスに入る。(相手CK時はマンツーマン主体)〈サガン鳥栖〉攻撃では、原田、田代、中野良の3CBと福井、藤田のボランチが連携してビルドアップしつつ、佐藤、相良の両WBが高いサイドを張ったうえ、時に2シャドー の中野嘉、石井、FW梶谷を含めた5人が5トップを形成して3-2-5のかたちでサンガ4バックに圧力をかけていき、梶谷のポストプレーと、2シャドー と両WBが左右サイドのスペースを活用しながら攻めていく。守備では、プレス時は前線3人がサンガCBとアンカー川崎を監視しながらボランチと両WBが連携して行い、リトリート時は5-4-1のブロック対応していく。(相手CK時は主にゾーン対応)【得点】36分 山田(京都サンガ)75分 豊川(京都サンガ)86分 荒木(サガン鳥栖)【退場】なし【警告】なし【試合の流れ】(前半)サンガは4-1-2-3システム、サガンは3-4-2-1システムにてこの試合に臨む。まず、最初にチャンスを作ったのはサガンで、4分に、左サイドでの展開から、左FW田中のクロスに右MF金子がフリーの状態で頭で合わせるも、コール左に外れてしまう。これに対して、サガンもすぐさま8分に、ボランチ藤田の左FKに合わせたボレーシュートはサンガGK若原の好セーブに阻まれてしまう。その後は、サンガが3トップがサガン3CBにプレスをかけてボール奪取する場面が多くなり、数的優位利用して両サイドのスペースを基点として試合を優位に進めていく。まず10分に、左MF松田の右FKに豊川がフォアで頭で折り返されたボールに山田が頭で合わせるも、サガンGK岡本にキャッチされてしまう。次に、16分に、右中央でのカウンターから、右SB飯田を基点として、前方でスルーパスに反応した右FW山田が中に切れ込んで放った左足のシュートはGK岡本の正面を突いてしまう。このように、サガンが攻勢を仕掛ける中、サガンは、佐藤、相良の両WBが高く張って、梶谷、中野嘉、石井が5トップ気味にサンガディフェンスラインに並んで位置してサンガに揺さぶりをかけていく。30分に、藤田の左CKにニアにてCB田代が頭で合わせるボールを中野嘉が頭で合わせるも、バーを超えてしまう。しかしながら、サガンは試合の流れを掴みきれず、プレスがかからず、5-4-1のリトリート対応を余儀なくされ、サンガがボールを支配し、そして先制する。36分に、中央エリアでのカウンターから、豊川からバイタルエリアにてパスを受けた山田が中に切れ込んで放った左足のシュートはサガンCB田代に当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれて、サンガが1-0と先制する。先制後もサンガのペースに進み、サガンはFW梶谷にクサビのパスを出すも、サンガCBの厳しいチェックにより基点とすることができず、前半はサンガが1-0とリードして終了。(後半)両チームとも選手交代やシステムはない状態で後半開始。後半の流れを掴んだのはサガンで、ビルドアップから、両WBが高く張り、梶谷、中野嘉、石井の前線が連動しつつ、両サイドやサンガのアンカー川崎の両脇のスペースを活用して反応を試みる。50分に、藤田の左CKのこぼれ球を拾った藤田の左クロスに梶谷が頭で合わせるも、右ポストに弾かれてしまい、同点には至らず。その後は、サガンがボール支配率を高めていき、ビルドアップから梶谷や中野嘉、石井への縦パスを多用するが、サンガも4-1-4-1でのブロックを基調として中盤やディフェンスラインでの厳しいプレスにて応戦し、カウンターを狙う展開がしばらく続いていく。サンガは61分に、カウンターから豊川からスルーパスを受けた金子がペナルティエリア外からシュートを放つが、左に外れてしまう。試合の流れを掴むも得点に至らないサガンは、64分に、2シャドー の中野嘉から荒木に、石井から小野に替えて、特に小野のチャンスメイクを基点として攻勢を強めていく。71分に、右サイド奥からの藤田のロングスローに反応した福井のシュートは左に外れてしまう。そして、サガンが更なる攻勢を強めようとした時、サンガが一瞬のチャンスをモノにする。75分に、中央エリアにて福井から奪取したボールを山田がドリブルにてバイタルエリアにて仕掛けながら出したスルーパスに反応してゴール右前へ走り込んでいた豊川がサガンディフェンスラインの裏を突いて放った右足のシュートはゴール左に突き刺さり、サンガが2-0とリードを広げる。しかしながら、サガンは諦めることなく、小野を基点として、チャンスを作っていく。86分には、サンガのバイタルエリアでのパス交換から、小野が出したスルーパスを反応して左前に走り込んでいた荒木が放ったシュートはサンガディフェンスに当たりながらゴールに吸い込まれて、サガンが1点差に詰め寄る。さらに、90分に、相良に替わって右CBに配置された島川による右ハーフスペースからのクロスに合わせた小野のヘディングシュートはサンガGK若原の好セーブに阻まれてしまい、同点には至らず。その後もサガンが攻勢を続けるも、サンガが2-1と逃げ切って勝利。【システム】(京都サンガ)4-1-2-3(右から)GK 若原DF 飯田、井上、本多(71分 麻田)、荒木アンカー 川崎MF 金子(84分 武富)、松田(60分 武田)FW 山田(84分 宮吉)、豊川、田中(60分 荻原)(守備時はプレス時は4-3-3。リトリート時は4-1-4-1)(サガン鳥栖)3-4-2-1(右から)GK 岡本DF 原田、田代、中野伸MF 佐藤、福井(84分 楢原)、藤田、相良(76分 島川)2シャドー 中野嘉(64分 荒木)、石井(64分 小野)、FW 梶谷(84分 坂井)(守備時はプレス時は5-2-3。リトリート時は5-4-1)【勝負の分かれ目】サンガが攻守とも終始サガンのボール際に圧力をかけ続けて、素早い攻撃をかけたこと。また、組織的に連動して戦うことが出来たこと。【まとめ】サンガは、前半は前線からサガンCBにプレスをかけることにより、サガンのビルドアップを困難にされて試合の流れを掴んで先制できたとともに、後半もボール奪取からの素早いカウンターにより効率よく追加点を上げることができ、サガンの猛攻に対して粘り強い対応ができた。今後もこのような戦いができるかがポイント。サガンは前半はサンガのプレスによりリズムを崩されたのは痛かった。後半はサイドやハーフスペースを利用して、また小野の投入によりチャンスを作ったが、あと一歩及ばなかった。3バック、そしてビルドアップ時の両WBが高く張る5トップ気味のシステム構成の完成度を上げられるかが今シーズンのポイント。
2022.03.02
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