フットボール(サッカー)戦術研究
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2026年J1特別大会プレイオフラウンド第2戦横浜F・マリノスvs清水エスパルスの試合を日産スタジアムで観戦。3−0で横浜F・マリノス゜の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します) 【戦術】〈横浜F・マリノス〉4-2-1-3攻撃では、4CBとボランチ山根、樋口(時にトップ下の天野も参画)との連携したビルドアップから、右WG近藤と左WGアラウージョが両サイドを高く張った上、右サイドは近藤と右SB井上、左サイドはアラウージョと左SB加藤に、ボランチが連携して攻撃の基点としつつ、時にバイタルエリアに進出するCF谷村へのクサビのパスを入れつつ、ボランチ、SBなどポジションチェンジを頻発にしながら、サイドから有効なクロスの利用またはハーブスペースやポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、プレス時は4-2-1-3を基調としたマンツーマンプレス(後半途中から4-4-2によるパイプレス)、ミドルブロックまたはリトリート時も4-4-2のブロックディフェンス。(相手CK時はゾーンディフェンス主体) 〈清水エスパルス〉4-2-3-1→4-4-2攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ小塚と弓場との連携したビルドアップから、両サイド、右サイドは右SB吉田と右シャドー高橋(途中から松崎)、左サイドは左SBブルネッティと左シャドーカピシャーバに両ボランチが連携して攻撃の基点とし、時にまたFWオ・セフンのポストプレーやサイドチェンジやディフェンスラインからサイドへのロングフィードを交えながら、両サイドからのクロスを使って攻めていく。後半は4-4-2にシステム変更。守備では、ハイプレス時は4-2-4的システムにてマンツーマンにより圧力をかけ、ミドルブロックまたはリトリート時は4-4-2または4-4-1-1にて対応。 (相手CK時はゾーンディフェンス主体)【得点】 29分 天野(横浜・Fマリノス)66分 天野(横浜・Fマリノス)89分 井上(横浜・Fマリノス)【退場】 なし 【警告】 45+2分 本多(清水エスパルス)75分 カピシャーバ(清水エスパルス)【試合の流れ】 (前半)横浜は4-2-1-3システム、エスパルスは4-2-3-1システムにて、この試合に臨む。まず最初にチャンスを作ったのはエスパルスで、5分に、ボランチ小塚のFKから、CB住吉のクロスに、ゴール前にいたCFオ・セフンが頭で合わせるも、横浜ディフェンスにブロックされてしまう。序盤から、両チームとも相手方のビルドアップに対して積極的に前線からのプレスをかけ合い、前線へのクサビのパスや両サイドへの速い縦パスにより、突破口を狙う展開が続く。その後は横浜が中盤とSBとのポジションチェンジを行い、バイタルエリアやハーフスペースを活用できる場面が増えて、チャンスを作る。横浜は、まず26分には、敵陣左サイドでの展開から、左サイド奥でパスを受けた左WGアラウージョのクロスに、ゴールニア側にいたトップ下の天野が頭でファー側にすらしたボールを、ファー側に飛び込んだ右WG近藤が頭で合わせるも、惜しくもバーを叩いてしまうが、その流れを活用して先制する。横浜は、28分に得た天野の右FKを、ゴール右隅に見事に決めて、横浜が1−0と先制する。その後も、横浜は、敵陣左サイドでの展開から、アラウージョのクロスのこぼれ球に、バイタルエリアで反応したボランチ山根のミドルシュートはエスパルスGK梅田の好セーブに阻まれてしまう。これに対して、エスパルスは、CFオ・セフンへのクサビのパスやロングフィードを狙うも、横浜ディフェンス陣にことごとく跳ね返されていたが、左シャドーのカピシャーバを中心に、左サイドからの攻撃により反撃を試みる。エスパルスは、35分に、ボランチ小塚からのロングフィードに、敵陣左サイドで受けたカピシャーバのクロスは横浜GK飯倉が難なくキャッチする。しかし、エスパルスはシュートチャンスを作れず、トップ下の松崎を右シャドーに、右シャドーの高橋をトップ下に配置替えして、松崎の突破力を右サイドからの攻撃の起点に、また高橋とオ・セフンとのコンビネーション強化により、チャンスをうかがう。エスパルスは、42分に、敵陣右サイドでの展開から、松崎のクロスに、ゴール前に飛び込んだカピシャーバが頭で合わせるも、バーを越えてしまう。ロスタイムに入り、エスパルスは、45+3分に得た小塚のCKのこぼれ球から左SBブルネッティからペナルティエリア付近でパスを受けたカピシャーバの左足のシュートは横浜GK飯倉の好セーブに阻まれてしまい、前線は1−0と横浜がリードして終了。(後半) 先制されたエスパルスは後半早々、松崎から後北川に、高橋から千葉に、2枚選手交代してオ・セフンと北川の2トップ、右MFを千葉、左MFにカピシャーバを配置する4-4-2システムに変更して後半に臨む(横浜は前半42分に左WGアラウージョの負傷によりクルークスが投入されたが、後半開始時は選手交代等なし)。後半最初にチャンスを作ったのは横浜で、敵陣左サイドでの展開から、天野のグラウンダーのクロスのこぼれ球に反応した左WGクルークスのシュートはゴール左に外れてしまい、続く51分には、右サイドでのカウンター攻撃から、右WG近藤が対峙する左SB吉田を振り切って出したグラウンダーのクロスに、ゴールファー側にフリーでいたクルークスが反応してシュートを放つも、ゴール左ポストを叩いてしまい、追加点を上げられず。試合の流れが横浜に傾く中、エスパルスは、オ・セフンと北川の連携やポストプレーからの展開に活路を見出そうとする。しかし、CB住吉の負傷により、パク・スンウクが投入される。エスパルスは、60分に得た小塚の右CKに、ゴール前でいたオ・セフンがフリーながら頭で合わせるも、GK飯倉の正面を突いてしまう。しかし、その後も横浜が時折、谷村のポストプレーを有効活用しながら、チャンスを作っていく。横浜は、まず63分に、右サイドでのカウンター攻撃から、敵陣右サイドで天野からパスを受けたクルークスのクロスに、ゴール前にいた谷村のボレーシュートはバーを越えてしまうが、この流れを活用して追加点を上げる。横浜は、66分に、バイタルエリア左でボールを保持していた天野がペナルティエリア付近にいる谷村にクサビのパスを出し、谷村のポストプレーのリターンパスを天野が左ポケット付近を受けながら放った左足のシュートがゴール右隅に突き刺さって、横浜が2−0とリードを広げる。リードを広げられたエスパルスは、70分に、CB本多から高木に、ボランチ小塚から大畑に替えて、ディフェンスラインを(右から)高木、パク・スンウク、ブルネッティ、吉田の4バック、大畑、弓場のダブルボランチの4-4-2システムで反撃しようとする。一方で、横浜も、ボランチ山根から木村に、右WG近藤からテヴィスに替えて、前線の3トップを(右から)クルークス、谷村、テヴィスを配置して対応していく。その後も、エスパルスはオ・セフンや北川へのクサビのパスを狙いつつ、両サイドを基点として攻撃を仕掛けようとするも、横浜の4-4-2を基調としたハイプレスやブロックディフェンスをなかなか崩せない中、80分に得た千葉の右CKに、ペナルティエリアにてヘディングで折り返したボールに反応した大畑のシュートはGK飯倉の好セーブに阻まれてしまい、続く85分にも、敵陣左サイドでの北川のクロスに、ゴール前にいたパク・スンウクが頭で合わせるも、ゴール左に外れてしまう。これに対して、横浜は、4-4-2システムで構えながら、有効なカウンター攻撃の機会をうかがい、89分に、敵陣左サイドに流れたボールにテヴィスが反応して、ペナルティエリア中に横パスを出し、ペナルティエリア外にてそのこぼれ球反応した右SB井上の右足のシュートがゴール右隅に突き刺さって、横浜が3−0と更に突き放して、試合を決定づける。3−0で横浜が圧勝。【システム】(横浜F・マリノス)4-2-1-3(右から)GK 飯倉DF 井上(89分 宮市)、キニョーネス、角田、加藤ボランチ 渡辺(89分 樋口)、山根(74分 木村)トップ下 天野FW 近藤(74分 テヴィス) 、 谷村、アラウージョ(42分 クルークス)(守備時はプレス時は4-2-1-3基調、ミドルブロック/プレスまたはリトリート時も4-4-2) (清水エスパルス)4-2-3-1(右から) GK 梅田DF 吉田、住吉(59分 パク・スンウク)、本多(70分 高木)、ブルネッティボランチ 小塚(74分 大畑)、弓場シャドー 高橋(45分 千葉)、松崎(45分 北川)、カピシャーバFW オ・セフン(守備時はハイプレス時は4-2-4または4-4-2、ミドルブロック、リトリート時とも4-4-2または4-4-1-1。)【勝負の分かれ目】横浜がポジションチェンジなど、有効なスペースを作って活用して得点できたことと、エスパルスのオ・セフンやカピシャーバなど攻撃の基点をディフェンスラインが完璧に抑えたこと。【まとめ】 横浜は、ビルドアップから、谷村のポストプレーや天野の有効なスペースへの飛び出しにより、チャンスを多く作ることができ、またタイトなディフェンスディフェンスエスパルスを決定機を作らせなかった。今日は攻守とも歯車が完全に噛み合い圧勝。エスパルスは、攻撃では、オ・セフンが孤立する場面が多く、配置変更やシステム変更によっても横浜のタイトなディフェンスに抑えられてしまった。#fmarinos#横浜F・マリノス #spulse#清水エスパルス#横浜F・マリノスvs清水エスパルス#jleague
2026.06.06