フットボール(サッカー)戦術研究

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2020.09.09
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2020年J1第15節 セレッソ大阪vsコンサドーレ札幌の試合をヤンマースタジアムで観戦。2-0での勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【得点】
 6分 奧埜(セレッソ大阪)
58分 奧埜(セレッソ大阪)

【警告】
進藤(コンサドーレ札幌)
菅野(コンサドーレ札幌)
ジェイ(コンサドーレ札幌)
ルーカス・フェルナンデス(コンサドーレ札幌)


〈セレッソ大阪〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチ藤田、木本のビルドアップ(時に、ボランチがディフェンスラインに加わって3バックでのビルドアップあり)を基点に、両サイドへのサイドチェンジを多用しながら、右はMF坂元とSB松田、左はMF清武とSB丸橋のコンビネーションに、FW都倉のポストプレーを使いつつ攻めていく。
守備では、4-4-2システムのブロックを基調として、前線と中盤が連携して前からプレスをかけるとともに、ブロックによりバイタルエリアで確実にボールを奪う。

〈コンサドーレ札幌〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチ荒野、高嶺とのポジションチェンジしながらのビルドアップから、FWジェイ、Dオリヴェイラへのクサビのパスを使いつつ、中盤の金子と白井が両サイドのタッチライン近くに張ったうえ、両サイドのスペースを有効に使いながら、FWジェイとDオリヴェイラへのクロスを多用して攻めていく。3-3-2-2と4-4-2の可変システム。
守備では、前線からマンツーマン気味にプレスをかけて、1対1でボールを奪取しに行く。リトリート対応時は5-3-2が基本。

【試合の流れ】
(前半)
序盤、セレッソが思わぬ形で先制する。
6分に、コンサドーレディフェンスのパスミスを奪ったボランチ藤田からのスルーパスを受けたFW奧埜がコンサドーレディフェンスラインの裏を抜けてGK菅野と1対1になり、冷静に左隅に決めて、セレッソが1-0と先制する。
これに対して、コンサドーレは、ディフェンスからのビルドアップから、FWジェイとDオリヴェイラに対するハーフスペースへのクサビのパスを交えながら、両サイドを基点として反撃に出る。

その後は、コンサドーレの激しいマンツーマン気味のディフェンスからリズムをつかみ、コンサドーレのビルドアップに対して、セレッソが4-4-2のブロックで対応するシーンが続く。
34分に、金子からの右クロスにまたもやジェイが頭で合わせるも、バーを超えてしまい、コンサドーレの攻勢が続くと思いきや、セレッソがチャンスをつかむ。 
GKキム・ジンヒョンからの左サイドへのフィードボールにFW都倉がポストプレーで対応して頭で落としたボールに奧埜が反応してまたもや菅野と1対1になってシュートを放つも今度は左に外してしまい、決定機を逃してしまう。
その後は、ピンチを脱したコンサドーレが再度、両サイドを基点として試合の流れを引き寄せ、39分に、ボランチ荒野からの浮き球のスルーパスをペナルティエリア付近で受けた中盤の田中のシュートをGKキム・ジンヒョンがセーブし、コンサドーレの決定機を阻み、前半は1-0とセレッソがリードして終了。

(後半)

49分に、ジェイのポストプレーからパスを受けたDオリヴェイラの左クロスに中盤の高嶺にわずかに合わず、続く52分にも左中盤の白井からの左クロスもGKキム・ジンヒョンにキャッチされてしまうが、すぐさまセレッソが一瞬の隙を逃さなかった。
52分に、GKキム・ジンヒョンからのフィードボールにバイタルエリアでボールを受けた奧埜からスルーパスを受けた都倉がコンサドーレGK菅野と1対1になり、シュートを放つも右に外してしまうが、58分に、右サイドの展開から、右MF坂元がコンサドーレ白井と1対1になり、ペナルティエリアに入って反応した右SB松田のクロスに左MF清武のボレーシュートに反応した奧埜が頭で押し込んで、セレッソが2-0とリードを広げる。
これに対して、コンサドーレは59分に、ルーカス・フェルナンデスを投入して、右中盤をルーカス・フェルナンデスに、金子が左中盤に回ってチャンスをうかがう。
65分に、DF福森の左クロスにジェイが頭で合わせるもバー叩いてしまい、得点には至らず、72分に、72分に荒野から深井に、金子から宮澤への2枚交代を行って反撃を試みる。
75分に、バイタルエリアでパスを受けたDオリヴェイラの右隅を狙ったミドルシュートはGKキム・ジンヒョンがセーブし、86分にも、右MF進藤のクロスにフォア側で福森が折り返したのをジェイがヘディングシュートを放つも、キム・ジンヒョンの正面を突いてしまう。
コンサドーレは両サイドからクロスを多用するも、セレッソが4-4-2ブロックを基調として凌ぎ切り、セレッソが2ー0と勝利。

【システム】
(セレッソ大阪)4-4-2(右から)
GK キム・ジンヒョン
DF 松田、ヨニッチ、瀬古、丸橋
ボランチ 木本(82分 デサバト)、藤田
MF 坂元(90分 藤尾)、清武(72分 片山)
FW 奧埜(82 西川)、都倉(72分 鈴木)
(守備時は4-4-2または4-4-1-1)

(コンサドーレ札幌)3-3-2-2(右から)
GK 菅野
DF 田中、キム・ミンテ、福森
MF 進藤、荒野(72分 深井)、高嶺
2列目 金子(72分 宮澤)、白井(59分 ルーカス・フェルナンデス)
FW ジェイ、Dオリヴェイラ(88分 早坂)
(3-3-2-2と4-4-2の可変システム。守備時は5-3-2を基調)

【勝負の分かれ目】 
セレッソが序盤、コンサドーレのパスミスに乗じて先制でき、2点目を含めてサイドのスペースをうまく活用できたことと、ジェイ、Dオリヴェイラへのクサビのパスを入れられながらもブロック対応により粘り強くディフェンスできたこと。

【まとめ】
セレッソは、コンサドーレに両サイドを使われながら、決定機を許しつつ、キム・ジンヒョンを含むディフェンス陣が踏ん張ることができた。先制できたときの試合運びは安定している。

コンサドーレは、マンツーマンディフェンスによりボール奪取でき、左右のスペースを有効活用しながら2トップの良さを引き出すことができたが、序盤に先制されたことが最後まで響いてしまった。
鈴木武蔵のベルギー移籍後、いろいろと試行する中、決定力をどのように向上させていくかが大きな課題。今日のような戦い方は今後の糧となるか?







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最終更新日  2020.09.09 23:01:55


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