フットボール(サッカー)戦術研究

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2022.05.08
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2022年J1第12節FC東京vsサガン鳥栖の試合を味の素スタジアムで観戦。1-0でサガン鳥栖の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈FC東京〉
攻撃では、ディフェンスラインとアンカー青木らのビルドアップから、右はSB中村、右MF安部、右WG永井の連携、左はSB小川、左MF松木、左WGレアンドロの連携により両サイドを基点とし、また右WG永井、左WGレアンドロのスピードを活かして縦の速いパスを交えながら攻めていく。
守備では、4-3-3を基調として前線からのタイトなマンマークディフェンスによるプレスを仕掛けていく。
(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)

〈サガン鳥栖〉
攻撃では、CB原田、田代、左SB中野が3バックを、アンカー小泉と右MF福田がダブルボランチを構成してビルドアップを行い、右SB飯野と左MF岩崎がWG的に両サイドに高く張ったうえ、右WG堀米、FW小野、左WG菊池の3枚が前線を構成して5人が5レーンに並んで位置し、、両サイドを基点として、右は堀米、飯野、左は岩崎、菊池にボランチや小野が連携してポジションチェンジしながら攻めていく。
4-1-2-3と3-2-5との可変システム。

(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)

【得点】
80分 堀米(サガン鳥栖)FK

【退場】
なし

【警告】
26分 原田(サガン鳥栖)
28分 福田(サガン鳥栖)
51分 スウォヴィク(FC東京)
52分 山下(FC東京)
69分 松木(FC東京)


(前半)
東京は4-1-2-3システム、サガンは4-1-2-3と3-2-5との可変システムにてこの試合に臨む。
序盤は東京のビルドアップから両サイドへ基点を作ろうとする組み立てに対して、サガンが前線からの厳しいマンマークディフェンスを仕掛ける展開となる。
最初にチャンスを作ったのはサガンで、16分に、GK朴からのロングフィードを右サイドで受けた堀米が中に切れ込みながら出したクロスに対して、フォア側ディフェンス反応した岩崎がボレーで合わせたシュートは東京ディフェンスにブロックされてしまう。
これに対して、東京はサガンのマンマークディフェンスに手こずりながらも、サイドからの速い攻めにチャンスをうかがう。

東京の攻撃をしのぎ切ったサガンは両サイドを基点として攻撃を仕掛けていく。
まず36分に、右サイドでの展開から、右SB飯野からのクロスにゴール前にて反応したFW小野が東京ディフェンスに競り勝った合わせたヘディングシュートはわずかにバーを超えてしまい、さらに44分にも、小野による左へのサイドチェンジを基点として、左サイドでの展開から岩崎があげたクロスに、ゴール前にて飯野が頭で合わせるも、東京GKスウォヴィクが右手一本で防いで、先制には至らず、前半は0-0で終了。

(後半)
開始早々、波乱が起き、47分に、東京ディフェンスラインの乱れたパスが東京ゴールに向かって流れて、GKスウォヴィクが手で掻き出すことを余儀なくされ、サガンがペナルティエリア内での間接FKを獲得する。東京の早すぎる飛び出しによる2枚のイエローカードが出るが、サガンの間接FKは東京ディフェンスのブロックにより阻まれたしまう。
その後も、サガンがタイトなマンマークディフェンスからの両サイドへの展開により試合の流れを掴む。
サイドは、53分に得た堀米の左CKにニア側で合わせたペナルティシュートは左に外れてしまう。
サガンの攻勢により、ディフェンスラインを下げさせられている東京は、58分に、FW山下からDオリヴェイラに、右WG永井から紺野に、左WGレアンドロからアダイウトンに、FW3枚を替え、紺野とアダイウトンを両サイドのタッチライン側に張らせた上、ワイドにボールを展開してSB、MFとのコンビネーションにより打開を試みる。
東京は、61分に、右サイドでの展開から、紺野が中村との連携から出したクロスはGK朴にキャッチされてしまい、さらに、67分にも、今度は左サイドでのカウンターから、松木のスルーパスを受けたアダイウトンが左サイドからドリブルで仕掛けてペナルティエリア中に切れ込んで打った右足のシュートはゴール右ポストを直撃し、ゴールには至らない。
ピンチを脱したサガンは、74分に、FW小野から垣田に、左SB中野からジエゴに替えて、先制を狙う。
サガンは、76分に、バイタルエリア左にて菊池がボール奪取してペナルティエリア付近にいた垣田にスルーパスを出したが、垣田が打ったシュートは力なくGKスウォヴィクの正面を突いてしまうが、この流れを活かして、サガンがチャンスをモノにする。
78分に、堀米の左CKのルーズボールの競り合いにCB田代がバイタルエリアにてアダイウトンに倒されてしまい、FKを獲得し、左隅を狙った堀米のFKは、GKスウォヴィクが一歩も動けずにゴールに吸い込まれて、サガンが待望の先制点をあげる。
その後、サガンは82分に、堀米から藤田に、菊池から藤原に替えて、福田、藤田、小泉の中盤に藤原を左WBに入れる5バックとする5-3-2システムに変更して、逃げ切りを図る。
東京は両サイドを基点として攻撃を仕掛けるものの、サガンの分厚いディフェンスの前にチャンスを作ることができず、サガンが1-0で逃げ切って勝利。

【システム】
(FC東京)4-1-2-3(右から)
GK スウォヴィク
DF 中村、木本、岡崎、小川(82分 バングーナガンデ)
アンカー 青木
MF 安部、松木(76分 東)
FW 永井(58分 紺野)、山下(58分 Dオリヴェイラ)、レアンドロ(58分 アダイウトン)
(守備時は4-3-3)

(サガン鳥栖)4-1-2-3(右から)
GK 朴
DF  飯野、原田、田代、中野(74分 ジエゴ)
アンカー 小泉
MF  福田、岩崎(91分 オマリ)
FW 堀米(82分 藤田)、小野(74分 垣田)、菊池(82分 藤原)
(3-2-5への可変システム。守備時は4-3-3)

【勝負の分かれ目】
サガンがタイトなマンマークディフェンスにより、東京のビルドアップを困難にしたとともに、両サイドを基点として東京ディフェンスを下げさせて、FKに繋げたこと。

【まとめ】
サガンは終始オールコートのマンマークディフェンスを行って、終盤5バックにして見事に逃げ切った。
攻撃でも、WG的役割により両サイド深い位置にて東京ディフェンスをピン留めしたのも効果的であった。
ディフェンスの勝利。

東京はアダイウトンのポストを叩く決定機はあったものの、サガンのマンマークディフェンスに苦しめられて、ビルドアップからペースを掴むことができなかった。
今が上位を狙うための正念場?





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最終更新日  2022.05.08 19:02:54


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