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2006.02.15
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理科における「文化とのつながり」とは何であろうか。このことは、夏の研究会の中で、佐伯先生が私に残された宿題の一つである。子どもたちが、理科の学習をこれまで以上に楽しむこと。理科の学習内容と日常生活のつながりを知ること。自然の素晴らしさやおもしろさを実感すること。これらのことも、もちろん大切なのだろうが、何かものたりない。

佐伯胖氏は、「『わかり方』の探究」の中で、「科学する文化」について次のように述べている。

 ・・・・

 理科の「試験問題」解決能力は身につき、「理科ができる」子どもは育ったけれども、日常的な事象を「科学の目」で見ることの楽しさ、自分で科学的に考え、探究してみる喜び、「科学的な話」を互いに楽しむ会話、こういう「科学する文化」が失われてしまった。これをとりもどすのがこれからの理科教育の重要課題である。それにはまず何よりも、教師自身が「科学好き」であることをはっきり示し、科学の文化にどっぷり浸ること、科学雑誌を楽しみ、学校外の科学の研究団体や研究機関とも交流し、素朴に日常生活を科学の目で見直す楽しみにふけることである。
 子どもたちに科学的知識なるものを与えようとするだけでなく、味あわせよう、楽しませよう、参加させようと、働きかけていただきたい。

 ・・・・

今、このblogを書いているとき、私の中学校時代のことを思い出した。私は、中学生のとき、美術がとても好きだった。そのときの美術の先生は、自分でも油絵を描き展覧会にもよく出展されていた。準備室に入ると、いつも油絵の具の匂いがし、壁一面に作品が飾られ、描きかけの絵が机の横に置かれていた。無口な先生だったので、何か話を聞いたという記憶はないものの「絵を描く」たのしさを背中で感じることができた。だから、なんとなく美術が好きで美術室(準備室は特に)に行くのが好きだったのである。

「文化とのつながり」。教材や子どもではなく教師自身、つまり「私」の問題なのであろう。





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最終更新日  2006.02.15 10:55:23
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