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2007.05.01
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カテゴリ: 理科授業実践から
子どもたちに、班に1個のモンシロチョウの卵と2人に1個の虫眼鏡を配る。もちろん、どの子どもも勢いよく観察をはじめた。頭をぶつけながらも「すごい」と声を上げる子どもたち。中には、女子に虫眼鏡を取り上げられた男子も。(ビデオで見てみると、虫眼鏡を取り上げられた男子は、卵を入れたケースのふたで遊びはじめている・・・。)

虫眼鏡の使い方を説明した後に、気づきを話し合わせた。すると、一人の子どもが次のように発表する。

「卵は立っている。」

今思えば、この子どもは、縦に細長い形のことをいいたかったのだろう。しかし、うまく取り上げることができず、「他にはありませんか」と問い、他の気づきを発表しようとしていた他の子どもを指名してしまう。(ビデオでは、この発言の後、多くの子どもたちがうなずいている様子が写っていた。中には、両手を合わせて「こういうふうに立っている」と友だちに話している子どももいた。)「何か埋まっている、食い込んでいる」「先っちょに白いのが見える」「模様がある」などが、次々と発表されるものの、なんだか「言わせっぱなし」である。

そんな中、「僕たちの班の卵は、色が違う」と発表した。よく見てみると、班に一つずつ卵を配ったつもりだったのだが、たまたまその班の葉にだけ2つの卵がついていたのである。「一つは白、一つはオレンジ」という発言をもとに、他の班の卵を観察させることにした。「赤くなっているから、もうすぐ生まれるかも」という声が聞こえるものの、話題は「色」から次々と移り変わっていってしまう。あるグループでは、「模様」が話題になる。

「何か模様がある。」
「たてがいっぱいあって・・・。」
「ある、ある。」

これも、ビデオで見つけた子どもの会話である。続きが聞きたかったのだが、他の子どもの「次にいこう」の一言で終わってしまう。次の話題は、次の通りである。


「生きているのかな。」
「たてになって出てくるのかな。」

この「たおれている」ことは他の班でも話題になっていた。

「なんだか丸くなっていない?」
「っていうか、たおれているよ。」
「横になっているよ。お昼寝しているのかな。」
「出てきそう。」

「立っている」「たおれている」という発言は、私にとって思いがけないものであった。しかし、これらは子どもたちが何かを説明しようと必然的に出てきた「ことば」であり、友だちと共有された「ことば」であろう。(つづく)





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最終更新日  2007.05.23 15:02:03
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