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2007.10.01
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カテゴリ: 理科授業実践から
2校時終了後、本実践をスタートさせようとしたときのことである。ベランダに10名近くの子どもたちがならび、空に向かって次のように叫ぶ姿が見られた。

「太陽,出てこい。」

理科を予定していたのは3校時、週末に配った時間割には「かげをつくろう」と書かれている。しかし、朝は晴天だったにもかかわらず、2校時の終わりにはどんよりとくもり。かげができない状況になってしまったのである。「太陽出てこい」と大声を出す子どもたち。子どもたちの「かげをつくる」ことに対する興味・関心の高さを示すものあろう。このとき、「太陽によって影ができる」ことは教えていない。この「太陽出てこい」という言葉は、「太陽が出ていないと,影ができない」という子どもたちの考えから生まれたものである。

しかし、よく考えてみると「『太陽が出ていないと影ができない』から『太陽出てこい』と大声で叫ぶ」ということには、いくつかの子どもたちのまちがったとらえ方(もちろん,叫ぶことで太陽が動くとは子どもたち自身も思っていないのだが)が表れている。まず、太陽の光が教室まで届かない原因が、雲ではなく太陽だと考えていること。そして、雲のかげによって、他のかげがぼんやりしている現象を「かげができない」ととらえていることである。

内田伸子氏(お茶の水女子大)は、「影の概念は幼児期には成立しない。乳幼児からモノの同一性の概念が制約を与えて,”影は見えなくても有り続ける”と思いこんでいるからである。」という。子どもたちは,今、影に対する見方や考え方をもっていて、どのように科学的なものにつくりかえていくのだろうか。

なお、帰りの会のときに、明日「かげをつくる」ことを説明し、それぞれでかげをつくりたいものをもってくるように伝えた。





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最終更新日  2007.11.27 15:01:21
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