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2007.12.27
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カテゴリ: 理科授業実践から
「かげをつくろう~その2」を振り返る。

○問題だけを聞いても、同じ問題意識はもたない

 今回の授業では、Nくんのグループがかげのできる方向に疑問をもち、自分たちでベランダに確かめに行った。このことを、他の子どもたちにも紹介し、みんなでグランドに行き調べる。しかし、遮光板で太陽を見るおもしろさもあり、かげの向きに対する問題意識が十分に高まっているとは言い難かった。一方、Nくんのグループは、いろいろなもののかげの向きを調べたり、自分自身のかげがどうなるかぐるぐる回ったりしていた。このNくんのグループと他のグループの子どもたちには、「温度差」があったのである。
 「先生、ベランダに行っていいですか?」と言ったNくんたち。Nくん自身に葛藤が起こり、グループの中でかげの向きが問題になるまで約10分。Tくんの「かげが、右か左か、後ろか前かを調べに行った」という一言を聞くだけでは、Nくんたちのグループの問題意識は理解できるはずがないだろう。
 問題そのものも「聞けば分かる」ものではないということである。

○「ことば」の重さ

 「太陽の光がはね返る」。Nくんがかげのでき方をグループの友だちに説明するときに発した「ことば」である。この「光がはね返る」「反射」ということばを聞いてもMさんは、疑問を感じていない。(まだ光の学習をしてないこともあるのだが、)当たり前のこととして受けとめているのである。授業のはじめにもTくんが「どうして反射するのか」と発言している。このグループでは、前時から「はね返る」「反射」ということばが、かげができるときの現象を表す言葉として使われていたのである。このグループの子どもたちの姿を見ると、「はね返す」「反射」をしっかり理解して使っているのはNくんだけだが、光がものにぶつかって、何かが起こると考えているのかもしれない。
 ただ、Mさんは、話し合いの後半になると「うつる」という「ことば」と使いはじめる。「はね返る」「反射」という「ことば」に違和感を感じたのだろう。しかし、最後まで「『はね返る』『反射』ということばはおかしい」という指摘はなかった。







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最終更新日  2007.12.27 18:26:02
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