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2008.01.29
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カテゴリ: 理科授業実践から
○かげにこだわること、こだわらせること

 この単元のはじめから終わりまで、Tくんは、ペットボトルを手放すことはなかった。特にグループで話し合う場面では、必ずペットボトルが登場し、「ペットボトルでは・・・」と話している。Tくんが「かげをつくろう~その1」で撮影したのはペットボトルのかげであった。

ペットボトルのかげ_300.jpg

 Tくんのグループの話し合いの中では「反射(はね返る)」や「透き通る」という「ことば」がよく使われている。もしかしたら、このペットボトルのかげが、子どもたちにそのような「ことば」を使わせたのかもしれない。
 しかし、このようなこだわりがあったことから、「かげをつくろう~その8」で、光を「さえぎる」ということの理解へとつながったと考えている。もちろん、本単元は、かげの変化を通して、太陽の動きをとらえることがねらいであり(教科書での単元名も「太陽の動きを調べよう」である)、「かげを教えるのではない」という批判も受けそうである。かげの長さの変化やペットボトルなどの透明なもののかげのでき方を追究させることは、確かに3年生の子どもたちにとって難易度の高い課題である。しかし、今回の実践で、子どもたちはかげにこだわることにより、かげのでき方について「わかり直し」、太陽の「高さを変えながら」移動することを理解することができたのではないか。
 PISAの結果の問題について、先日あるコメンテーターがラジオで「『そこまで考えてはいけない、考えすぎてはいけない』という日本の教育がおかしい」といっていたことを思い出した。
 子どもたちにこだわらせるならば、とことんこだわらせたい。おそらく、それが一番の近道だろう。 

 3ヶ月ぶりに振り返った今回の実践。授業記録を読むたびに発見がある。






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最終更新日  2008.01.29 21:23:20
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